羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

朝カルオンライン講座 12月4日 第16回 おしらせ

2021年11月29日 10時50分35秒 | Weblog

今週、はや、師走を迎える。

新型コロナ感染症が、今の落ち着いた状況のまま年末年始を迎えたいもの、とどなたも思っておられるはず。

 

さて、今年最後の朝カルオンライン講座のお知らせです。

今週末、12月4日土曜日 15時30分から70分です。

講座は1週間配信されます。

16回目の講座のテーマは「野口体操の源流を辿る」。

写真は、高崎市内を流れる烏川と碓氷川の合流地点です。

この川を上流に少し行ったところに、野口三千三先生が昭和11年に赴任した、高崎中央尋常小学校があります。現在は、高崎市立中央小学校です。広々とした校庭から、遠景に高崎白衣観音を見ることができました。

学校からほど近い烏川の手前には国道17号線が並走して、朝の交通量の多さにびっくりしました。

では、土曜日にお目にかかりましょう。

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野口体操の原点に気づく

2021年11月24日 10時03分32秒 | Weblog

なんと遠回りしたのだろう。

この写真は、生前、野口からいただいた「鉄棒運動理論」を説明する道具である。

来年3月に出版予定の原稿を書いてる。

昭和十四年、高崎佐野尋常小学校の生徒に鉄棒運動をどのように教えたのかを書いていた。

ハッとして野口体操道具箱から取り出した。

野口先生が鉄棒運動を説明しながら、この木のぼうと紐にぶら下げられた木の球をくださった。

その時深い意味を理解できなかった。

戦後、それまでの全てをリセットしたという野口先生の言葉に惑わされていた自分が情けない。

野口体操の原点は、すでにここにあった!

指導の内容をまとめると

 

感覚をつかませる。(重さとバランス)

怖さを取り除く工夫をする。

揺れる気持ちよさを味わわせる。

自然の理りを大切にする。

 

その具体的な方法を教える道具であったのだ。

詳しくは、土曜日の朝カルレッスンで話したい。

ここでは以上であります。

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絹と紅花染め

2021年11月22日 18時33分55秒 | Weblog

紅花染め

 

高崎で出会った吉村晴子さんの「紅板締め」、復活した高崎の赤。

思い出して長襦袢を出してきた。

母方の祖母が嫁入りの際に着た長襦袢である。

私が譲り受けて振り袖に合わせた。

半世紀ぶりに風を通した。

96歳の母は、二人目の子供だから、百年ほどは時が過ぎていることだろう。

紅花の威力なのか? シミもなく、少し色褪せたかもしれないが鮮やかは変わらない。

絹と紅は、いかにも相性がいい。

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秋の高崎・・・小さな旅

2021年11月20日 10時44分26秒 | Weblog

紅板締め

 

11月18日木曜日、早朝に目覚めた。

前日まで原稿書きに集中していた。

それを終えて、次の章を書き始めるのに出だしに、おおいに迷っていた。

からだが腐ってしまいそうな、窮屈感に苛まれていた。

「そうだ、高崎に行こう!」

6時半近くの中央線に飛び乗った。衝動的な行動の開始だった。

大宮で新幹線に乗りかえて、高崎に着いたのは8時を回っていた。

徒歩で市庁舎がある公園に立ち寄り周辺の写真を撮り、その足で野口三千三先生が昭和11年に赴任した「高崎市立中央小学校」へと向かう。

これまでに何度かこの地を訪ねている。

そうしたこともあって、高崎市の西側には、私の中で土地勘というものができつつある。

迷うことなく小学校に到着。

 

それから野口家の菩提寺を見つけて、お寺の奥さんの案内でお墓まりをすませた。

寺を出て、旧中山道を烏川に向かって坂を下る。

途中に江戸時代から続いている醤油製造販売「岡」の古い店に立ち寄る。

現在はここでは、醤油を作っていないそうだ。

しかし、趣ある店構えと店内にはさまざまな古いご商売道具が展示されていた。

お煎餅と2年ものの醤油をお土産に求める。

 

さて、開館時間もちょうどよく、真向かいにある「山田文庫」へ。

リニューアルオープンの当日、最初の客となった。

このことはあらためて書きます。

 

そこで染色家の吉村晴子さんと出会った。

はじめてお目にかかったのに、旧知の仲のような会話が弾んだ。

高崎市染料植物園で彼女が復元した「紅板締めー高崎でよみがえった赤の技法」企画展が開かれていること知った。

早速、植物園がある観音山へタクシーを飛ばす。

展示室に入って最初に目にした「もみ」という文字に驚く。

「懐かしい!」

「もみ(紅花で染めた平絹)」という名前と「紅色」をみて、母と祖母を思い出す。

子どの頃にこの色を見て、忘れられない記憶がよみがえった。

昔の女性は若くして嫁いだために、黒留袖を着ることになる。

若い娘にかわいそうだと、黒留袖の下には紅花染の長襦袢を身につけることが慣例であった。

何よりも紅花染めはからだを温め、魔除けの効果があると信じられている。

嫁ぎ先での娘の幸せを願い親心と言える。

 

帰りは1時間に一本の循環バスに乗って、高崎駅に。

遅ーい昼食を済ませて、3時少し前の高崎線でゆっくり帰宅。

 

翌日、蔵に入って「和服ハギレ」と書かれた箱を開けた。

なんと紅板締めの絹布を見つけた!

祖母から母へ、子供の私へと伝えられたものを、部分に解いて保管されていたのだった。

物持ちがいい母が残した布。それがここに貼り付けた写真。

もっと小さなハギレは、ハタキとして最後まで使い切る。

かつての日本には、布を大切に使う習慣があったのだ。

 

野口先生の高崎愛を再度確かめたく、現地に向かったのだが、思いがけず人と出会い、ものと出会った。

帰りの高崎線の車中では、熊谷あたりでは富士山も望める関東平野の広さを体験しつつ、携えた本も読まずに時間を過ごした。

野口先生が昭和19年、終戦間近に「東京體育専門学校」に赴任するため上京したのだが、高崎⇄上野(おそらく赤羽)間、その車中での先生の心中を慮った。

かくして、たくさんの収穫をいただいた「秋の高崎 小さな旅」でした。

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母の施設で面会

2021年11月15日 14時24分12秒 | Weblog

母の施設で面会

 

本日から、施設のロビーに設置された簡易陰圧室で面会。

クリスマスの飾りが至る所にある。来月は12月、師走だ、と改めて思った次第。

母jは何故か帽子をかぶっていた?

元気そうであったが、スケッチブックの文字を読んでもらって、コミュニケーションをとる。

大きな声で読み上げてくれた。

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明大 シェイクスピアプロジェクト 第18回

2021年11月15日 05時11分44秒 | Weblog

今年もオンラインで野口体操WSを行った。

昨日、マチネーを観劇に。

見事に徹底したコロナ感染防止策に感心した。同時にちょっと寂しい。

休憩なし、客席は半分、話はせず、声かけもなし・・・・・。

入口、出口、一方向。

幕が降りてから、2列ごとに退席。

緊急連絡先(氏名・座席列と番号・電話番号・メールアドレス書き込み)QRコード、あるいは書き込んだ紙を確実に回収できる方法をとっていた。

 

思うこと多々あり。

 

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朝カルオンライン野口体操講座各地から参加・・・・

2021年11月08日 18時59分19秒 | Weblog

一昨日の朝カルオンライン講座は、広島・長野・鳥取・群馬、東京近辺、遠隔地からご受講いただいたと担当の方から知らされた。

講座が終わった後、1時間ほどで画像処理された講座記録が、オンデマンドで1週間配信される。

私自身にとっても、配信されたものを見ることができるのでありがたい。

 

当日に参加できなくても、後から都合のいい時間に見られる利点がある。

各地から受講していただけるので、オンライン講座を継続してよかった!と思っている。

 

対面は対面の、オンラインはオンラインの良さがある。

これからも、これまで通り、二本立てでやっていきたいと思っている。

 

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明日の準備 朝カルオンライン15回目

2021年11月05日 13時10分55秒 | Weblog

明日のオンライン野口体操講座の準備を午前中に行った。

椅子を使った、呼吸と姿勢、そして「上体のぶら下げ」を中心に考えています。

オンライン講座、11月6日3時半からです。

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中和抗体検査

2021年11月04日 15時27分20秒 | Weblog

中和抗体検査

 

本日、「中和抗体検査(有料)」をしてきた。

場所は、銀座4丁目交差点、交番の斜め前。地下鉄銀座駅A1を上がったところにあります。

8月8日に第二回目を打ちました。

血液採取後、8分後に出た結果は、57.36%。

ワクチンを打ってからのピークは、おそらく70%〜80%の間で、77%くらいではないか。

そこから出たデータを参考に計算すると、3回目を打つ時期は2月から4月の間ということらしい。

早めに打てるならば、8月から半年ほどの2月過ぎくらいが、目安ということになりました。

 

中和抗体判定基準

阻害率20%以上の場合は+で、検体中に中和抗体が検出された、とみなす。

阻害率20%以下の場合はーで、検体中に中和抗体が検出されなかった、とみなす。

3回目を打つ目安は、20%とするといいらしい。

 

実は、私の隣で受けていらした中高年男性は、「生活習慣病ほか、いろいろあるから相当少ないかも」と心配そうに話しておられた。案の定、検査結果は、なんと1%と出て、予想していたものの予想以上の結果に、相当に落胆されたご様子。

飲酒習慣、寝不足、・・・・等々で、中和抗体はつきにくいそうだ。

 

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朝カルオンライン野口体操講座 15回目

2021年11月01日 10時20分34秒 | Weblog

今年も早いもので残すところ2ヶ月となりました。

11月朔日、本日、我が家でも名残の金木犀が3度咲きしています。

今年の金木犀は、例年になく早く咲き始めて2回目、3回目と、惜しみなく花をつけ、晩秋に入ってもよい香りを漂わせてくれている。

話し変わって、オンライン講座のお知らせです。

11月6日土曜日、朝カルオンライン野口体操講座も、いよいよ今週末になりました。

今回は、新しい参加者の方に向けて、運動するときに心にとめていただきたい一般的な“からだの使い方”への注意を取り上げたい。

また、毎回ご参加くださっている方々にも、新たな視点から「オーバー・フィフティのための野口体操」と題して、椅子を使っての体操をご紹介したいと思っています。

当日、お目にかかれること楽しみにしています。

 

 

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