羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

肋骨骨折 4週目の経過

2022年10月25日 18時50分33秒 | Weblog
9月26日に骨折して今日で4週目。
整形外科でレントゲンを撮った結果で、順調に回復していることがわかった。
骨折部位は左肋骨8番目で、7番目には軽くヒビが入っていた。
どちらも骨ができ始まっていることが写真から見てとれた。



ここにきて寝返りが、とても楽にできるようになった。
骨折だけが原因ではなかったが、特に9月以降、睡眠がうまくとれない日があったのだが、今週はぐっすり眠れる日も増えてきた。
昨晩から今朝にかけては、睡眠時間が超長かった。

これまでは一週間おきに受診していたが、次回は2週間後でいいことになった。
振り返ると、日常生活にあまり支障が出なくて大いに助かった。
あと半月の我慢か。
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献奏会から蔵開き

2022年10月25日 12時47分30秒 | Weblog

10月23日日曜日、トランペットの曽我部清典さんをお招きして、野口三千三先生に捧げるミニコンサートを開きました。
実は、「野口三千三先生を偲ぶ会」を開いた東京国立博物館「応挙館」での献奏をお願いしてありましたが許しが得らず、日をあらためて「お蔵スタジオ」で開くことになりました。

野口先生がお好きだったヘンデル作曲「Ombra mai fu (木陰にて)」を中心に、武満徹の「Path (径)」他 数曲を演奏していただきました。

「木陰にて」は、歌劇「セルセ」の中で歌われる曲で、木陰が優しく心地よいという歌詞。

                     

曽我部さん曰く
「オペラの舞台はペルシャ、今のイラン辺りになります。周りは灼熱の砂漠。この曲の木陰のように、野口体操が皆様の生活の中でよい時間になりますように」

                  
                              
                   

このあと「お蔵スタジオ」のお披露目もかねて日本酒で「献杯」。
これまでの「野口体操の会」の催しとは一味違った雰囲気の中で、しばし歓談の時を持ちました。

供花 五大路子さんから贈られました!
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母を見舞って

2022年10月19日 17時36分42秒 | Weblog
月曜日に入院した母を、昨日に続いて今日も見舞った。
目を覚ましていて、手を握るとしっかり握り返してくれた。
手の力はまだまだ生命力を宿しているように感じられた。
そう感じるのは、娘としての希望的観測だろうか。

口をモゴモゴ動かすのだけれど、言葉にはならない。
明確な意識があるとは思えないが、ないとも言えない。

呼吸は楽になっているように見受けられる。
治療の効果か、苦しさは軽減されているようだ。
それは何より。

でも、いったいどんな世界に生きているのだろう。
何が見えて、何が聞こえているのか。

食事はいっさい摂れないらしい。
昨日は、担当医から終末期医療について話を聞いた。
栄養を無理やり入れることはせずに、苦しませない選択をすすめられ、同意した。

場合によっては、施設から戻りを断られる可能性もあるかもしれない。
その時はその時。
なんとかするしかない。

野口三千三先生と父を看取ってから、あっという間に20数年が過ぎようとしている。
今がいちばん穏やかな気持ちで母と向き合うことができる。
一緒に暮らしたくない母と二人だけの時間を長く持った。
生きているうちにお互いを許しあえたように思えてから、今日まで来し方を振り返っている。


病院から出て、すぐ近くにある公園のベンチにしばらく腰をかけていた。
雲間から差し込む西からの日差しは、樹木の長い影を芝生に映している。

こうした思いに浸れるのもまだ母が生きているから。

今は、静かに見守りたい。
あたたかい母の手を握りながら、首筋をそっと撫でて、痩せほそった足もさすって、さよならを言わずにそっと病室を出た。
「明日、また来ます」
これから、何回、言える言葉だろう・・・・・。
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肋骨骨折その後・・・そして「献奏会」へ

2022年10月18日 12時23分07秒 | Weblog
骨折して3週間。
本日、整形外科受診で、順調に回復していることが告げられた。
左8番目の骨が折れたようだ。
折れた骨の距離が接近して繋がろうとしている大事な時期だけに、急速なひねりの動きをしないようにと注意された。
レントゲン写真を見ても、その様子がよくわかった。

焦る気持ち、困ったという思い、早く治したい、・・・・、まったく考えなく淡々と日常を過ごしている。行事や事後整理や母の入院等、穏やかに対処している。
それもこれも皆さんに優しくしてもらっているし、相談にものってもらえるし、なんといっても孤独にならない。
それがいちばんの治療だ!



23日(日)「献奏会」の参加希望者は、ちょうどいい人数が集まっている。
「野口三千三先生を偲ぶ会」の総仕上げの催しである。

同時に、爆音!トランペットに対する誤解・不理解・偏見をなくす「献奏」であること間違いない。
曲目の中の一つ、武満徹の「径」は、回遊式庭園を描いた繊細な作品。応挙館の庭園のために作られたような作品。これは叶わなかったが、仕方がない。
日曜日には、野口先生の大好きだったヘンデルも聞くことができる。
「献奏会」とはよく言ったものだ。
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面会禁止から面会制限へ

2022年10月17日 19時31分11秒 | Weblog
本日、母が1週間の予定で入院しました。
尿路感染が急激に悪化し、意識が朦朧といたらしい。
抗生剤が効けば3、4日で退院できるという医師の診断がくだった。

入院することで、何ヶ月も会えずにいた母に、対面であうことができました。
明日から、入院中は毎日でも会うことができます。
厳しい条件が今日(17日)から緩和されたようです。

それでもかなり厳しい条件が書かれています。

家族以外は面会者禁止
面会時間は夕方3時から4時半の間
面会は1日1回15分程度
コロナ対策の基本を守る
面会時も飲食は禁止
新型コロナワクチンを接種済みの方

施設に戻ると窓越し面会になるので、病院入院中は連日通うと思う。
手で触れることができるのが救いです。
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陰翳

2022年10月16日 10時40分10秒 | Weblog


先日の「応挙館」への出入りは、この吊り下名札を首にかけていると、一度体温測定して入館すると、その後は守衛所の出入りが何度でも楽にできた。
事前に名簿を提出していたこともあったが。

さて、昨日のこと、スタッフとして午前中から参加してくれた女性と立ち話をした。
時間が余ったので、畳敷の廊下で「上体のぶら下げ」をしたり、おしゃべりをしたり、一人でゆったりと時間を過ごしたりしたという。

そこで気づいたことは、廊下の外側に庇が出ている縁側があることで、室内は薄暗いことが、むしろ心地よかった、と。
この建物が使われていた江戸期はもっと暗かったに違いない。

能にしても歌舞伎にしても、現代とは比べものにならない暗さの中で、行われていたはず。
それを思いながら過ごした午前の時間は、すごく貴重だったとおっしゃる。

書院つくりの床間には丸山応挙の壁画、座敷を囲む襖絵がある。
ま白い障子は紫檀か黒檀だろうか。線の細い桟が美しい落ち着きを醸し出している。

スタッフでよかった!
かつての日本の暮らしの中に、タイムスリップしたようで。

床間を背に、最後に撮影した集合写真はさすがに光量不足であったが。
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「哲学の道」と「おっかさんランニング」

2022年10月15日 13時06分00秒 | Weblog
東京国立博物館庭園「応挙館」から

10月10日「野口三千三先生を偲ぶ会」は、無事に催すことができました。

あれもしたい、ダメ!
これもしたい、ダメ!

時間もタイト、人数もすくなく、飲食もなし、飲み物はそれぞれが持参。
相手の間隔は1メートルはあける。
大声で話さない。
エトセトラ

それでも一歩前に、でることができたような気がしている。

皆さまのお蔭です!

実は、コロナ禍の多くの制約の中で、およそ3年間、何ごともできなかった時間を埋めるかのように、ためらいがなかったわけではないが、かなり強引に開催させてもらった。
そのことで、演劇をはじめ、さまざまなイベント企画・公演する方々の苦労を、規模は違うが実感している。

さて、今回は、野口三千三先生が33年間、東京藝大へと通われた道を歩いていただきたい。
宗旨替えしてまでも、藝大のそばにある寛永寺の墓地に眠りたかった、その場に立っていただきたかった。

気づきました。
鶯谷駅から寛永寺の墓地と東京国立博物館の裏手の道は、野口先生が思索を重ねた「哲学の道」だ、と。

人通りの数ないこの道の一部は、「おっかさんランニング」をする場でもある。私は、はじめて「おっかさんランニング」の本当の意味を悟ったような気がしている。
なぜ、あれほど先生が「おっかさんランニング」を大事にされたのか。
きちんと文章に残しておきたい。

朝のうちの曇り空が嘘のように、紅色に染まった秋の夕暮れに、ほっと一息。
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10月23日「献奏会」予定

2022年10月13日 13時16分02秒 | Weblog

「野口三千三先生を偲ぶ会」で講演の後に「献奏」予定していました。
日本を代表する世界的なトラペット奏者・曽我部清典さんの演奏でした。
三千三先生がお好きだったヘンデル作曲「オンブラマイフ」、「ラルゴ」の曲名でご存知の方も。
この曲を中心に、バッハや武満徹などを交えて演奏する予定でした。
残念なことに諸般の事情から、演奏は取りやめにしなければなりませんでした。

そこで、「高円寺 お蔵スタジオ」に場所を移して、10月23日に行うことにしました。
「偲ぶ会」に参加された方に誘いのメールをあげています。

                 
10月3日に、演奏者の曽我部さんが来宅。
試し吹をしてくれました。
立ち位置はここにしようと、二人で決定。
「偲ぶ会」と同じ曲目で、三千三先生に捧げる演奏をしてくれることにになりました。

トランペットは、爆音でうるさい! 
そういう一般常識を覆すための孤独な闘いをなさっているそう。

当日は、素敵な音楽を聴かせていただけそうです。
宜しゅうにお頼もうします。



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お礼参り・・・・そして

2022年10月13日 10時27分19秒 | Weblog
今朝は、雲が低く垂れこめている。
空を見上げながら、「そうだ、今のうち」と家を出た。
雨が落ちてくる前に「気象神社」でお礼参りするために。



「野口三千三先生を偲ぶ会」当日の気象情報は、大雨になる予報が何日も前から出されていた。
なんとか曇りくらいでお願いしたい、と高円寺・氷川神社内にある「気象神社」にお願いに行った。
おかげで当日は雨にならず、時折、薄陽も差してくれた。
燦々と日差しが降り注ぐお墓参りより、ちょうどいい明るさであった。

晴れ女の方の参加、事務局からのお知らせに「皆さんでお天気になるよう祈りましょう」の呼びかけもあった。

それ以外にも、時間内におさまって、終始スムーズな進行ができたのは、スタッフの皆さん、ご参加くださった皆さん、お一人おひとりのお気遣いのおかげ。

コロナ禍で中断していた「野口体操の会」久々の行事でした。
至らなかった点は、お許しいただこう。

野口三千三先生の良さは、反省しすぎないこと。
「次は、こうしよう!その精神は、そのまま受け継いでいます」
祈りながら呟いていた。

後は、10月23日の「献奏会」を無事に終えたい。
本殿で手を合わせた。
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「野口三千三先生を偲ぶ会」 写真 FBメッセンジャー・Dropbox・ギガファイル

2022年10月13日 05時16分57秒 | Weblog
昨日は、いただいた写真を公開して、「10月10日の絵日記」を綴ってみた。
今回は、三人の方から写真をたくさんいただいた。
FBのメッセンジャー経由の方がお二人。
Dropboxからの方がお一人。
お一人は、丁寧にギガファイルに移して、羽鳥にメール添付までしてくれた。
ギガファイルは便利なアプリで、『「野口体操」ふたたび。』の紙のゲラの一つ手前の赤字原稿は、ここから送られてきていた。無料で使えるのだから驚く。
メッセンジャーからは、ほしい写真を一本釣り(その他のシェアで)できるわけだし。



写真を選びながら、それぞれの方が、それぞれの感性で切り取った物語を読むことが楽しくなっていった。
視点が変わると多様性が生まれる。
時代は変わった。

ありがとうございます!
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「野口三千三先生を偲ぶ会」 講演会 から お開き

2022年10月12日 15時15分43秒 | Weblog

円山応挙ゆかりの書院で 講演会がはじまります。
演題は『日本文化・思想において野口体操を考える』
講演者は魚住孝至(放送大学教授)



多くの資料をお持ちいただいた。
                 



                  



日本建築の美しさに囲まれて 気持ちも穏やかに


講演者の祈りが通じますように
                  

お開きなった後に 夕暮れを見る

       
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「野口三千三先生を偲ぶ会」 寛永寺墓所 お墓まいり

2022年10月12日 08時53分37秒 | Weblog
鶯谷駅南口で皆さんと待ち合わせ。
そのまま移動して、いよいよお墓参りです。


霊園は、徳川さんの御門を通ります。
ここでお花とお線香を用意します。



鶯谷のホームからもお参りできる位置に野口家のお墓はあります。
曇り空の中に霞んで見えるスカイツリー、お気づきになります?
左手奥です。

                  

準備もととのい一人ずつ手を合わせます。


最後に、
55年の時を超えて
何を思われるのか。
何を祈られたのか。
三千三先生とかわす言葉は・・・・・。


                  


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「野口三千三先生を偲ぶ会」 ちょっと休憩時間

2022年10月12日 08時40分51秒 | Weblog
それぞれの役割分担もしっかり伝わっていて、早々にゆとり時間。
前日まで支度に追われていた私は、はじまりの挨拶をこの場で・・・・。
いつの間に撮られていた一枚の真剣さに苦笑。

 

静かな空間で、いつもとは全く違う「上体のぶら下げ」は、気持ちよさそうです。


お墓参りを終えた方々を、関所でお出迎え。
準備の確認中。


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「野口三千三先生を偲ぶ会」 打ち合わせ

2022年10月12日 08時25分11秒 | Weblog


講演会を行う部屋の準備も終わって、事前の打ち合わせを。
人との距離を1メートルとらなければなりません。
その問題もクリアできました。

                  

諦めていた録音・動画撮影ですが、急遽できることになりました。
なんと「録音・撮影班」まで誕生。
講演者も交えて、企画書を見ながら真剣な面持ちで打ち合せています。


一通り全体の流れとスポットを確認して、いざ、出陣って感じかな!

                  
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「野口三千三先生を偲ぶ」 はじまり 令和4年10月10日午前10時

2022年10月12日 05時31分07秒 | Weblog
雨上がり「応挙館」を囲む木々も苔も しっとりと濡れていた。
ほのかな灯り 障子を開けると わずかばかりの外光が差し込む。


 
                          

これから 亡くなられて四半世紀なろうとする三千三先生を偲ぶ会をはじめる。
5、6年越しの私の思いが 叶えられる。
目と鼻の先で 三千三先生は永遠の眠りについておられる。

                   

寛永寺さんへのご挨拶もすませてある。
あとは三千三先生のご登場をねがうばかり。
遺影を墓前に飾ろう。


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