羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

整理

2020年01月29日 08時35分01秒 | Weblog

昨日、1月28日は、若者2名の手を借りて、蔵の二階の整理を無事にすませた。

若いということは、素晴らしい。

あっという間に片付けがほぼ終了する頃、タイミングよく「西部古書会」の委員の一人キクヤさんが本の引き取り準備にきてくれた。

始まると早い。

ここから昭和初期の電気の配線を新しいものに交換する工事が3日間ほどかけるらしい。

民族楽器は新井英夫さんにゆだね、古いお雛様や人形は古道具「權ノ助」さんが引き取ってくれる手筈になっている。

あっという間に片付いてしまう。

寂しさを味わう間も無く、全てが終了しそうだ。

以上、進捗状況。

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匂いから香りへ

2020年01月25日 11時04分32秒 | Weblog

蔵の工事は、職人の技の継承が失われる昨今にあって、珍しい本物の手仕事で進められている。

搬入した長ーい長ーい角材を寸法に合わせて切り、それを組み合わせるために鑿を使って仕上げて行く。

今時の建築現場では、ほとんどお目にかからなくなった工法を、連日、見させてもらっている。

本日は、仕事はさらに進んで、床張りの前の下張り(専門用語はわかりません)作業を、黙々と続けているようだ。

 

さて、10月末に床落ちを発見して、地下にあったものは産業棄物として搬出。

残すものは工務店の倉庫に一時保管してもらっている。

こうしたものの選別と解体作業は、4日間をかけて行われた。

実は、床落ちに気づく何年か前から、蔵にこもっているカビの匂いには気づいてはいたのだが、手をつけることができなかった。

実際に、ことが起こって蓋をあけてみると、さらなる強烈なカビの悪臭と何十年もの時間をかけて朽ち果てたものの匂いで気絶しそうになった。

解体作業が終わって、住居と接している入り口の扉は締めたまま、蔵の二階と一階の窓は、終日、開け放っていた。

新年を迎え時には、地下部分は十分に乾燥して悪臭は消えていた。

そして、今週の月曜日から大工さんの仕事が始まったと思ったら、カビの匂いに変わって、今度は檜の香りが漂ってきた。

 

かくして、日ごとに変化する工事の進み具合を、香りからも感じている。

日の出がはやまり、日の入りは遅くなる、時候の微細な変化を感じる一月も、下旬と相成りました。

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いろいろ準備・・・・近況も

2020年01月19日 10時12分06秒 | Weblog

明日から大工さんが入って、いよいよ床の下ばり工事が始まる。

これで、ようやく、動き出す。

朝日カルチャーのレッスンは、土曜日・日曜日ともに、新年のクラスはすでに始まっている。

とはいえ、蔵の二階から必要な資料やものが出せない状況はしばらく続くので、手元にあるわずかな資料で、レッスンを進めさせていただく。

まずは、床がはられないことには、次の段階に進めないので、しばらくの辛抱と覚悟を決めている。

その間に、何かと進めることも多々あって、少々気ぜわしいが、これからの進展が楽しみである。

 

今年に入って、すでに大学の40名2クラスの成績は、Webで無事に提出し終わっていてホッとしている。

これで mini mini studio 蔵 に関わる諸問題に集中できることになった。

5月のGWまでには、なんとか形が整えられたらいいと心算しているところだ。

これから残されている"もののお嫁入り先”を考えるのも楽しみのうち、と心得た次第。

 

一昨日の21日金曜日には、座・高円寺 アンリファーブルで、ジャズの生演奏を聴きながら食事をして、気分転換をはかった。

本年も本格始動。

いざ、取り組みましょう!

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干支がしら・・・・子年にあたって

2020年01月05日 08時31分19秒 | Weblog

ねずみにとうがらし「干支独楽」を回しながら、“干支がしら” 子年を意識したのは、生まれて初めてのことかもしれない。

「次の子年には、いったい何をしているのか。生きていることさえも・・12年後の姿を思い浮かべることは、できそうにありませんね」

昨年の大晦日のこと、一つ年上の江戸独楽作家の福島保さんがおっしゃった言葉を思い出した。

 

そうこうするうちに三元日も終わった。

今朝は、帰京する列車の混雑や車の渋滞情報のニュースを耳にしながら、帰省する必要のない自分自身の身に心が向かった。

「歳が開けてから、心が軽いなー」

ここ数年の正月を思い返す。

毎年、野口三千三をたどる群馬への旅を、七草前後にはじめていた。

ある年には、榛名山を背にした三千三実家近くの場所で行われる“どんど焼き”を味わいに行ったこともあった。

年の初めに群馬に出かけることを足がかりにして、その一年間を通じて、本や資料読み「三千三伝」を書き進めるきっかけ作りをしていた。

 

私の頭の中は、三千三の群馬での暮らしから上京するまでの29年間で満たされていた。

ところが昨年十一月に、会報『早蕨』Vol.6 を発行し、その号で『私家版「野口三千三伝」群馬編』を終えたことで、すっかり空っぽの状態で新年を迎えられた。

それゆえの心の軽さだったに違いない。

蔵の床落ちに伴う様々なことも相待って、ここで一息入れなさい、という啓示でも受けたようであった。

 

そしてもう一つ、自宅の状況から正月の支度もパスできたことも一役買ってくれた。

毎年のこと迎えていた年賀のお客人とは外で会食。

正月三日は、晴天に恵まれたこともあって、足取りも心持ちも軽く、至って新鮮な体験となっていい時間を過ごすことができた。

 

1月15日からは蔵の一階のリフォーム工事がはじまる。

始まれば終わる。

そして4月にでもなれば、暮らしや体操の新しいあり方を模索することも楽しいことにちがいない。

人生100年。

とりあえず次の「干支がしら」子年まで、色々なことが起こってもなんとか無事であってくれたら、と祈っている。

 

幕を閉じる時期も、閉じ方も、自分ではどうにもならない・・・・としても、今年を機に、できることを少しずつやっておきたい。

やりきれなかったことは、誰かに迷惑をかけることになりそう・・・・ごめん。

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正月二日に思う

2020年01月02日 09時16分06秒 | Weblog

これから3月いっぱいを目処に、整理するものの一覧表をつくった。

実は、昨年夏ごろから、2020年は年初から取り掛かろうと心算はしていた。

それが蔵の床が待ってくれなくて、取り掛かってしまったというような事情。

ここまではあまりにも突然だったので、自宅のものを中心にどんどん片付けをしてしまった。

今年からは、落ち着いて丁寧に仕分け作業ができると思う。

まずは、昨年の大晦日に、江戸独楽作家の福島保さんと話をするうちに、独楽に関しては引き受けていただけることになった。

修理、組み合わせ、残すもの、差し上げるもの、捨てるもの・・・・、意見をかわしながら進めることができそうだ。

石に関しては、私の中でおおよその方向が決まっている。

どなたに託すのかは、3月はじめまでに絞り込み、打診したいと思っている。

 

他にもこれまで捨てる事が出来なかった父母のもの・自分のものを捨てる決断がついてきた。それは「時間」のおかげだ。

ものが捨てられないのは、自分の心が何事かにとらわれているからなのだけれど、こうして日々の中でイメージとして取捨選択を繰り返していると、これからの心の向かう先が見極められるようになってくるようだ。

それを決めるのは、ものや人との関係にからめとれらている自分から、わずかながら解き放たれていく"からだの中の時の流れ”のような気がしている。

最後に迷わずこれだけは残すもの、残さなければならいものは、すでに決まっている。

それが自分の手元に無傷で残っているのは"ありがたい”の一言である。

 

2020年4月8日、71歳の誕生日は、きっと清々しい気持ちで迎えられそうな予感を得ている。

令和二年 正月二日 本日も晴天なり

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元日の朝

2020年01月01日 10時20分37秒 | Weblog

明けましておめでとうございます 

皆様のご健康ご多幸をお祈りいたします

本年もよろしくお願い申し上げます

  令和二年 元旦

 

初詣は 氏神様 氷川神社へ

mini mini studio 蔵  無事完成を祈願

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