ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

仮面ライダー剣 第9話

2020-06-01 07:52:46 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー剣 第9話

 目の前に現れたアンデッドを見逃してはおけず、ギャレンに変身する橘。だが融合係数は下がる一方で、苦戦を強いられる。始との戦いを中断してきた剣崎のおかげで事なきを得るも、ゼブラアンデッドには逃げられてしまった。
 橘が不調を押して仮面ライダーとして戦っていたことを知った小夜子は遠くへ移住しないかと提案するが・・・

感想
 目の前の親子を見捨ててはおけず、恐怖心を乗り越えてゼブラアンデッドを撃破する橘さんが見られるかと思ったら、まだまだ根深い恐怖心。
 ですが伊坂=ピーコックアンデッドと戦っていた際、小夜子と「平和な世の中にすることが出来たら」と考えた瞬間は、ピーコックアンデッドの攻撃を片手で受け止める力を見せていました。一瞬だけではあったものの、「おっ!?」と思わせるカッコいいシーンでしたね。「平和な世の中になったら」という受け身の立場から「平和な世の中にすることが出来たら」と積極的な姿勢に考えが変わっているのもまた良い。 

 そんな橘さんの身を案じる小夜子さんもまた、素敵な女性です。万全な状態ではないにも関わらず仮面ライダーとして戦っていた彼を気遣い、共に南の島で暮らさないかと、半ばプロポーズめいた発言もしていました。今ある仕事を捨ててまで移住を考えるとか、橘さんにとって小夜子さんが大事だったように、小夜子さんにとっても橘さんはかけがえのない人物なんですね・・・


 一方剣崎はといえば、冒頭では始とバイクでのバトルを繰り広げたり、ゼブラアンデッド相手に戦ったり、虎太郎と喧嘩したり謝ったりと色々。バイクバトルは昨今なかなか見られないので何だか新鮮な気持ちになりました。
 虎太郎も身内の近くにアンデッドがいると知り、ついカッとなってしまったものの、始を慕っている天音たちに真実を伝えられないもどかしさを肌で感じ取り、始については一旦保留することに。ここで始を「良いアンデッド」だと認識し、そういう優しいアンデッドもいるかもしれないと心から信頼するのではなく、少なくとも天音たちに危害を加える人物ではないと判断するあたりが冷静ですね。
 剣崎も感情的になってしまったことを反省し謝っていましたし、ギスギスする場面があるのは相変わらずですが、それがすぐに解消されているので何だか安心しますね。

 戦闘マシーンである始や他のアンデッドに巻き込まれ、剣崎や橘さんも激しく戦っていく運命にあるのではと恐れる虎太郎。剣崎は「誰かを守るためにしか戦わない」とは言いますが、今後どうなっていくことやら・・・ジオウでのブレイド編もありましたから、ぼんやりと最終回の展開は把握していますが、そこに至るまでの過程は知らないので楽しみです。

 謎の水槽につけられる橘さん、仁という人物と出会い家族を無くすことについて尋ねる始、橘さんを探す剣崎、何故かギャレンをまともに戦えるようにしようとしている伊坂・・・次回はギャレン活躍なるか。
コメント