萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

“10年”って短い?長い?

2007年07月13日 | 日々の記録


 パスポートの更新手続きに行く。思っていたほど手間は掛からなかった。10年前、その夏の盆休みに友人とイタリアに行く為にパスポートを取得した。ミラノ、ベネチア、フィレンツェを巡ってきた。あれから10年経ったことになる。と思うと早いような気もするが、随分昔の出来事にも思える。じっくり考えると“10年”という数値が相応かもしれないと思う。

 齢(よわい)を重ねたおかげで、既に“10年”をそれほど長いものと認識してないからそう思うのかも知れない。10年は長いものだという思いがあるから、もう10年たったのかと驚愕する。10年は短いものだと思っていれば、「まだ、10年しか経っていないのか、随分昔のことに思えるのに」となる。はたしてどっちが得なのか。

 おばあさんが案内コーナーで「この歳になって初めてパスポート取るの。だから、書き方教えてね。」と担当の女性事務員に話しかけている。昭和5年生まれと言っているから今年77歳だ。期限は5年にしますか10年ですか、と聞かれ「10年は生きていないから、5年で結構よ。」とにこやかに言い切る。小生も次回更新は60歳になる。「5年で結構。」と言えるか、どうか。
コメント (1)
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