萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

おととしの日記

2007年07月05日 | 日々の記録

<曇り空の外灘(BUND)>

「去年の今頃何やってたかな」と時々思うことがある。その時はすかさず日記をみる。たった一年前というなかれ、以外にも忘れていることが多い。例えば、「去年の6月はドイツでワールドカップをやっていたんですぞ!」

どうですか、結構ショックでしょう。まったく忘れてませんでしたか。あのジーコジャパンが日本中をモヤモヤさせてくれた月だったんです。

一年前の小生はちょうど人事異動で勤め先が変わる時期。6月中は毎晩送別会、7月に入ってからは連夜の歓迎会。ということで、やれどこで誰と呑んだだの、駅やバスを乗り越してタクシー代がかかったの、定期入れをなくしたの、(それはそれで面白いのだが)公開するにたえうる記事はない。

そこで、一昨年はなにやっていたかと思ってのぞいてみると、上海出張していました。1年前でもうる覚えなのに2年前ともなると遥か昔の感があるが、日記を読むと思い出は鮮やかによみがえる。

※注:( )内は今日書き足したもの

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2005年 7月 6日(水) 東京雨 上海くもり

5時半。いまだ、酔いと眠気が染み込んでいる体に鞭打ち、ベットから這い出す。出張の準備をしたり、仏壇と神棚にお茶や水をあげたり、ネットでメールをチェックしたりとなにかと忙しい。松井は今日も4-3、HR1、3打点と大活躍。打率も317まであげたげな。いいねー。

ばたばたとしながらも、6時半には家を後にする。成田までは順調に行く。飛行機にもすんなり乗れ、機内食ではビールと赤ワインをいただく。昨晩の失敗(久喜駅まで乗り越してしまいタクシーで帰る。7千円かかった。)はどこへやら。また呑むのか。と遠くの方でささやく奴の意見は無視。飛行機が落ちたら、あー酒を頼んでおけばよかった、ときっと後悔するではないか。人生、一寸先は闇なのだ。

上海へは30分遅れで着く。無事運転手とも会え、一路常州(出張先)へ。遠くに白く光るものが見えたので湖沼かなにかだろうと見当をつけたが、近づくとビニールハウスだ。中国はやはり広い。ビニールハウスひとつとっても見渡す限りだ。

「梅村」というところのドライブインでトイレ休憩。小便用の便器がない。よくみると水槽のような壁に向かって用を足すようにできている。壁に「小便池」と名札がかかっている。清清しさと汚さが入り乱れた空間である。

さらに常州へ。この運ちゃんはよくクラクションをならす。パトカーにも鳴らして追い抜いていく。日本なら追いかけられるところだ。往来の真ん中で耳をかいている犬にも鳴らす。さすがに中国の犬はクラクションに慣れているのか、どかない。クルマのほうでよける。退社時間にはいったため道路が混み、出張先に着いたのは6時ころであった。(中略)出張先の人たちと中華料理屋へ。二階に見本があり、そのなかから料理を選ぶ方式で結構おいしかった。

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こんな感じ。上海の喧騒や濃厚な中華料理と紹興酒を思い出す。日記を書いていなかったら、一年前、二年前に何やってたかなんて、永遠の闇の中であったろう。こういう面での小生のマメさは自分のことながら賞賛できる。今後も続けていこう。

コメント
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