みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

花冷えの愛宕山

2019-03-31 22:34:36 | 俳句
俳句の会で、岩間の愛宕山へ行きました。標高305丁目メートル。火伏の神様が祀られていて、消防関係者からの寄進が多いようです。

頂上より少し下の拝殿前で降車。気温が高くなる予報でしたが、とても寒くて皆、真冬の装いです。眺望は良い筈ですが、あたり一面、濃い霞に包まれています。山道沿いのソメイヨシノは二~三分咲き位だったでしょうか。

拝殿前から少し脇に逸れたところに、ほっそりとした枝垂桜を見つけました。昨夜の雨と今朝の濃霞で濡れています。「祇園枝垂桜」という標札があり、二代目だそうです。心惹かれる風情の花を、屈んで下から撮りましたが、不器用で・・・

          片恋の涙のしだれざくらかな

5丁目

頂上の奥社は飯綱(いづな)神社。やはり火伏の神様が祀られています。

          ものの色失き奥殿や花の山

午後は筑波山中腹の国民宿舎「つくばね」で句会。会が終わる頃に霞が晴れてきて、麓の風景の向こうに鮮やかな虹が立ちました。

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