ボブ・マーリー「ONE LOVE」

2024-05-20 20:16:45 | Weblog

昨日は久しぶりに、映画を観るために映画館まで出かけた。

そういうことをするのはずいぶん久しぶりだ。

家で映画のヴィデオすら、観ないのに。

 

さて観たかった映画はボブ・マーリーの「ONE  LOVE」だ。

ドキュメンタリーではなく、役者さんが演じているもの。

ちょっと前に話題になった「ボヘミアンラプソディ」みたいな。観てないけど。

あれは観たぞ、古いが「ドアーズ」は。「シドアンドナンシー」も観た。

「ブライアンジョーンズ・ストーンズから消えた男」も、観た。

ジミヘンのは、観てない。

でも役者が演じるロックスターものは、皆、ちと哀しい。

何故か?と考えたのだが、「本物」の映像が沢山残っているから・・かもしれない。

本物と比べると・・・・ひどい言い方だが、

全員、

”マイケルジャクソンのそっくりさん”みたいに感じるのだ。

ああ、マイケルジャクソンって、本物も好きじゃないんだけど。

 

まあいいや、

今回のこの「ONE  LOVE 」も、多少その哀しさはあるのだが、まあまあ良かった。

わざわざ観に行って良かった気がする。

なにしろ、音が良かった。音楽は本物であろうし。

ドルビーサラウンドだか何だかの、音の良い映画館だったので、

ド迫力の音だった。ライヴハウス並みの爆音。

やはりレゲエは低音が大事だわよ。レゲエだけじゃないけど、

特にレゲエはそうかも。

 

で、次の日である今日になって思い出す、いちばん切なかったシーンは

ボブが足の指の怪我が治らなくて、医者に出かけて、癌の告知を受けるところだった。

だってさ、

皆が彼を頼りにしていて、彼自身もそれがわかっていて、

「俺が皆を守らなきゃ」とか思ってる(であろう)のに。

闘病とか、そんなことしてる場合じゃねえ・・・・・のに。

自分の音楽が受け入れられて、これから色々なことが始まる・・・のに。

 

僕の友達も、そんな思いをしたのだろう。

 

癌に限ったことではないが、病気は残酷だ。事故も残酷だ。

 

 

でもこの映画は、ボブの死までは、描かなかった。

最後の方にさらっと文章でエピローグみたいに説明があっただけだ。

81年に亡くなりました、と。

 

1981年に僕は、何をしてたっけな。

もしかして14歳かな?その頃(15歳かも)。

時期的には、微妙で、自分としては大事な頃だ。

ボブ・マーリー死去のニュースは14歳の僕には、伝わらなかったな。

その前年のジョン・レノン死去のニュースは、覚えてるんだけどな。

 

 

追記

 

あ、そうそう、何を隠そう僕は、

ボブ・マーリー愛してるのです昔から。

というのは

1986年に大阪・アメリカ村の古着屋でフルタイムのバイトを始めたのだが、

その頃のアメ村って、ボブ・マーリー大流行で、っていうかそれ一色で。

皆が皆、目の色を変えてボブ・マーリーを聴いていた。

もう本当に、どこの店に行ってもボブ・マーリー。茶店でもボブ・マーリー。

雑貨屋でもボブ・マーリー。古着屋でもボブ・マーリー。

インド屋さんはもちろん。

 

1986年は、彼が亡くなってからまだ5年しか経っていなかったんだな。今思うと。

 

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