UNTITLED

2006-10-30 22:52:07 | Weblog
純銀の星がかすかに光る頃、

何処からともなく現れては消えた夜の救世主。


そして

ロックンロールが無反省に

高架道路を走って行く。

・・・・またパンクしたって知らないぜ、

いつだってお前の友達が

助けてくれるなんて思ったら大間違いだ。

・・・そうだよな?


フラッシュライトのむこうに

一瞬だけ目撃された

哀しい眼をした恋人達。

呪文のように唱えられた「愛」ってやつは

どこかの街角でまだ

行くあてもなく

誰かを待ち続けているに違いない。




ところで俺は子供の頃

夜の道路に突っ立って、

この道はどこまで続くんだろう?って

よく考えてたんだ。

俺の大好きだったあの

新宿の街まで続いてるんだろうか?って。

そんなの考えるまでもなく続いてたんだよな、

外国じゃないんだから。

はるか遠くの闇の向こうは

俺の生まれた街だったのに違いないんだ。








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