スタジオ、スタジオ、スタジオ!

2021-12-19 18:22:22 | Weblog

寒い寒い冬の夜、

我々ROCA’66は大阪某所にて、スタジオ入り。

メンバーみんなで、せーので音を出せるのが本当に楽しい。

我々のお年頃というのは一般的に、急速に衰えたり老けたりする年代である。

職場の同年代の同僚など、

申し訳ないがどう見ても「初老のおっちゃん」である。

我々だって、もちろん僕だって例外ではないのだが、少しだけマシではあろう。

そんな我々が今でもバンドを続けていられるのは

様々な偶然と必然の結果であって、

運命に感謝したい。

音楽へ向かう動機は、中学生だった頃とほとんど変わっていない。

モテたい?・・・・・いや、もう、それはないんだなマジで。

動機は純粋に音楽そのものへの興味と憧憬である。

(これがお金にならないってことも、もちろんわかっている。)

楽曲は小宇宙だ。

我々のような者たちが奏でる、「自作のポップソング」でもそれは変わらない。

ベースのフレーズひとつ、ドラムズの緩急ひとつ、

ギターの音色ひとつ 

で、その小宇宙はがらりと趣を変える。

言ってみれば、我々の思い通りにその姿を変えるのだ。

そして祝福にも呪いにもなる、「歌詞」としての言葉たち。

音楽には多少なりとも、呪術的なところがある。

 

もちろん、今の我々は、ライヴハウスでガンガンやれているバンドではない。

それどころか、ほとんど丸二年、

ライヴから遠ざかっている。

今は「アーティストのモチベーションが試されている」、と

誰かがラジオで言っていた。

確かにそうかもしれない。

いろんな事が終わってしまう前に、

ほんの少しでも奪還出来たらいいな、と僕は思う。

 

 

兎にも角にも、バンドは生き生きと生きている。

そのことが僕を、心からほっとさせる。

 

 

スタジオ後の肉体的な疲労は年々激烈になるのだけれど、それでも。

 

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