忌野清志郎が逝ってしまったのは彼が五十八歳の時だった、と気づいて
少し愕然としてしまった。
僕は来年九月が来ればその歳になる。
いつ死んでも悔いはない気もするのだが、
僕としては・・・まだまだやれることはある、とも思う。
自分自身のブレイクスルー(打破)は、まだ可能だ。
でも、もう「隠居」してもおかしくないくらい老けている部分もある。
「老成」とでも言うか。
いや、僕は子供の頃から「老成」していたフシもある。
その逆で、成長することが出来ずに、いまだに子供に見える・・・とも思う。
かえりみれば、同世代の同僚はどう見ても「おっちゃん」だ。
でも実は僕だって今からパンチパーマでも当てて、
それなりの悪趣味な服でも着れば十分、「おっちゃん」になれるだろう。
無意識にそれを拒否しているのだ多分。
そういう人は、あんまりマトモではない。自分がマトモでない、という自覚は、ある。
でも「年相応」になんて、ならなくていい・・・とは思うのだ。
このことは確信犯的に、強く思う。
昭和の頃って、そういう考え方が蔓延していた。
ヤな時代だった。
今がいい時代か?と言われればそんな風にも思わないのだが、
とりあえず、いい歳だから長髪を切れ、みたいに言われなくなったことは進歩だ。
そこは認めてやってもいい。
もう八年くらい言われてない(ってことは、八年前には言われたのだ)。
しかし
オダノブナガの時代には「人生五十年」だったのだ。
それくらいの歳で亡くなるのはフツーだったのだろう。
「喜寿」とか祝うのは、そこまで生きる人が稀だったからだ。
「還暦」だって、そうかもしれない。
俺は 子、牛、トラ・・・・・の「暦」自体に興味がない。意味がないと思うから。
だから「還暦」も一切関係ない。
だからあと三年経っても、六十歳になんか、ならない。
っていうか・・・・・・・・・・なれないだろう。
ローリングストーンズの首謀者二人は来年(か、今年)、八十歳になるそうだ。
(何と、うちの母と同い年だ。)
彼らは今現在、ニューアルバムを録音中。
ミックジャガーはごく最近、新たに「婚約」したことを明らかにされた。ひぃぃぃぃ。
独身だったのかよ。ジェリー・ホールはどうしたんだよ。お盛んだな。
それは置いといて・・・・
おこがましいかもしれないが、
彼らがヤれる歳までは、我々もヤれるかもしれない。
何を?って、アレではない、ロックを、だ。
そう考えたら俺らなんか、まだ二十年以上、
ヤれるのだ。
ひひひ。