私がこのように行動する理由は、
そのようにすることが最善である、と私自身が確信するからである。
他人の意見が全く、耳に入っていないわけではない。
しかし、人間は誰でも、結局は
「自分の思い通りに」しか生きられないのではなかろうか。
他人から見て全く無駄に見えることも、その人にとっては全然、無駄ではない。
あらゆる角度から物事を見ることは
実質、不可能である、と私は認識している。
私は「私」という限られた角度からしか「世界」を見ることができないのだ。
そして私は、
その角度から見て「美しい」と思うものを提示する。
あなたにそれが、ほんの少しでも伝わることを願う。
思うのだが、どんな人でも「自分」という宿命の病を抱えている。
自己を規定するのも自分だし、
開放するのも自分でしかないだろう。
とどのつまり、
私が求めているのは「救済」ではない。
歌詞の中でも言っているのだけれど、
自分を救済できるのは自分だけだからだ。
結局・・・・私はただ、「世界」を愛したいだけなのだ。
見返りを求めるものではない。
結論はとてもシンプルだけれど、私はそんな風に考えている。
気がついたら、また真夏だ。
蝉の声が耳鳴りのように遠くから聞こえる。