前日の土曜日は自主練含めて7、8時間オペラにどっぷりだった。団員のオペラに対する心構えから刺激したつもり。少し「バカになり出したかな」あたりで終わったのだが、真の成果は今日見られると期待して臨んだ。
先生の評価は「ちょっと動けるようになってるけど、まだまだ中途半端。もっとリアクションを」だそうだ。思ったほどの進歩は無かったらしい。やはり一晩過ぎたら熱がまた冷めちゃったかな。難しいものですね。でもへこたれない。進歩はしたんだから。
オペラを舞台で演じるって想像以上なんですよ。昨日の日記で自作の資料を紹介しましたが、じっくり読んでいただくと「えっ!」とビックリすることが多いはず。歌う事に関しては単に歌えばいいんじゃなく、歌う際には必ず指揮者を捕まえておかないといけないんです。そこを怠ると1人ずれます。致命的です。それに自信持って歌い出すことができず、切れの悪い合唱になります。オケピットに入ってるマエストロ以外に今回は2人と聞いてますがサブの指揮者がタクトを振ることになってます。どこで振るかは未定なんですが。舞台上ではオケピットの中が見えない所もありますからね。会場のどこかで赤いペンライトを振ってくれるはず。動いていても、その時が来たら赤いペンライトを捕まえるのです。
演技するのだって単に動いてるんじゃないです。客席から見た時の見え方を考えて位置取りしなさいとまず言われてます。1列の感じに立ってしまうことが多いんですが、それでは見栄えが良くない。不規則なデコボコがあって美しいんです。動きながらもその位置を探してるんです。次が「大きなリアクション」ですかね。その場面を理解した上で、ソリストさんの歌に、動きにキチンと反応することが求められます。照れてちゃいけないんです。バカになって溶け込んでないといかんのです。そしてそれが村人全員で統一されてないと変な情景になってしまうんですから。
それだけか? じゃないですよ。そうやってリアクションしながらも自分が歌い出す瞬間はしっかり押さえておいて、前1小節は準備です。息をいっぱい吸って、止めて準備です。
要するに、これだけのことで2時間の間緊張し続けるんです。歌を探す、思い出すなんて余裕は無いんです。流れの中で自然に「ここから3小節後に自分の歌だ」が解ってないと歌えないんですよ。もう無意識で歌が口から出て来るようになってないと舞台は難しいということです。
でもそこが素人さんの辛い所。そこまで勉強する時間と覚える才がないんですよ。
以上のような膨大な作業を素人がそう簡単にできるはずがない。やはり場数ですかね。どうしても半分くらいは常に不安を持ってるはず。だから自主練で熱上がっても、一端普通人をやってくると冷めた「ただの人」に戻るんでしょうね。「バカ」に戻るにはまた相当のエネルギーが必要なようです。
今度の土日も練習です。土曜日の14時からまた合唱団だけの自主練習をやることになりました。「やれるだけの努力はやった」でないと、中途半端な思い出にしかならんでしょう。そんなのいやだからね。土曜日からはまたマエストロが戻って来る。粂原さんのチェックを無事通れるかがまず問題だ。
先生の評価は「ちょっと動けるようになってるけど、まだまだ中途半端。もっとリアクションを」だそうだ。思ったほどの進歩は無かったらしい。やはり一晩過ぎたら熱がまた冷めちゃったかな。難しいものですね。でもへこたれない。進歩はしたんだから。
オペラを舞台で演じるって想像以上なんですよ。昨日の日記で自作の資料を紹介しましたが、じっくり読んでいただくと「えっ!」とビックリすることが多いはず。歌う事に関しては単に歌えばいいんじゃなく、歌う際には必ず指揮者を捕まえておかないといけないんです。そこを怠ると1人ずれます。致命的です。それに自信持って歌い出すことができず、切れの悪い合唱になります。オケピットに入ってるマエストロ以外に今回は2人と聞いてますがサブの指揮者がタクトを振ることになってます。どこで振るかは未定なんですが。舞台上ではオケピットの中が見えない所もありますからね。会場のどこかで赤いペンライトを振ってくれるはず。動いていても、その時が来たら赤いペンライトを捕まえるのです。
演技するのだって単に動いてるんじゃないです。客席から見た時の見え方を考えて位置取りしなさいとまず言われてます。1列の感じに立ってしまうことが多いんですが、それでは見栄えが良くない。不規則なデコボコがあって美しいんです。動きながらもその位置を探してるんです。次が「大きなリアクション」ですかね。その場面を理解した上で、ソリストさんの歌に、動きにキチンと反応することが求められます。照れてちゃいけないんです。バカになって溶け込んでないといかんのです。そしてそれが村人全員で統一されてないと変な情景になってしまうんですから。
それだけか? じゃないですよ。そうやってリアクションしながらも自分が歌い出す瞬間はしっかり押さえておいて、前1小節は準備です。息をいっぱい吸って、止めて準備です。
要するに、これだけのことで2時間の間緊張し続けるんです。歌を探す、思い出すなんて余裕は無いんです。流れの中で自然に「ここから3小節後に自分の歌だ」が解ってないと歌えないんですよ。もう無意識で歌が口から出て来るようになってないと舞台は難しいということです。
でもそこが素人さんの辛い所。そこまで勉強する時間と覚える才がないんですよ。
以上のような膨大な作業を素人がそう簡単にできるはずがない。やはり場数ですかね。どうしても半分くらいは常に不安を持ってるはず。だから自主練で熱上がっても、一端普通人をやってくると冷めた「ただの人」に戻るんでしょうね。「バカ」に戻るにはまた相当のエネルギーが必要なようです。
今度の土日も練習です。土曜日の14時からまた合唱団だけの自主練習をやることになりました。「やれるだけの努力はやった」でないと、中途半端な思い出にしかならんでしょう。そんなのいやだからね。土曜日からはまたマエストロが戻って来る。粂原さんのチェックを無事通れるかがまず問題だ。