反省も込めて

2011年03月31日 18時26分05秒 | 2011.03.11震災
「最悪を覚悟」と書いたが、どうも感情的になって書いたなと反省がある。最悪ってどういうことか自分でも明確でないことに気付いた。
事実認識は間違ってないと思うし、ここ数日も悪化してると見るべきだろう。東電が怪しい組織だというのもはずれた見方とは思わない。国民の中に不安が増してるのも事実だ。
不安の増大を止める、あるいは解消する努力はなされてるのだろうか。言いたかったことの核心はここだ。
国民はもちろん、避難命令を受けてる住民にとって今一番聞きたいことは「この先どうなるか」のはず。現場はあらたに出てくる「怪物の牙」への対応に追われてるのは解るし、必死で努力してくれてるのは理解できる。でもそれはそれとして、別に見通しを示す情報もいるのではないか。今どういう終結を目指してるのか、そのためにどういう手段を考えてるのか、それで終結できれば付近はどうなるのか、避難してる住民は戻れるのか こういうことを知らせ、さらに状況に変化があればそれに応じて変更内容を知らせることも必要ではないだろうか。
過去のデータ(現実味のない単位、恐怖心を増す倍率)をどれだけ公開されてもどうしていいか解らず、不安が増します。
「今の現場の状況から察しなさい」というのでは無責任過ぎます。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 最悪を覚悟 | トップ | こんな義捐金はどう? »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
幅広い情報の公開を (サワケン)
2011-04-04 22:27:26
岳さん今晩は。
ガクさんの心配はごもっとも。
原発事故で1号機から4号機まで中央制御室に電気が通たんですがコントロールパネルに情報が表示されたのか発表されていません。
壊滅的な状況かもしれませんがダメならダメでダメだという情報を出して欲しいですね。
返信する
だいぶ冷静になりました。 ()
2011-04-05 18:25:43
サワケンさん こんばんは。
悪化速度が減速したこと(でも確実に進んでることは要注意)、対応組織も相変わらずだということ、安全委員会斑目委員長が出てきてますます複雑になってきたこと、などなどで最近だいぶ冷静に見れるようになってきました。
風評被害も大きくなってきて、情報公開と民衆の意識のコントロールは難しいことを考えてます。
事故についてはもう理解できない領域です。現場の担当者、専門家の方に全てを解りやすくその都度説明していただきたいと思います。
炉に注入してる水の行方はまた疑問になってます。水蒸気になって空気中に放出はしてません。ならば閉鎖循環内ではあふれるはずですよ。だから今になって漏れてるのは納得いくのです。だったら「漏れてるんじゃないか?」の疑問は現場でもっと以前にあったはずだと思うのです。もうひとつ 2号炉の燃料プールの水補給はどうやってるんだろう。
風評被害 解決策は一つだと思います。国民が知りたいと思ってるデータを全てタイムリーに公開し、国としての見解を1つにして説明していく。これには信頼が必要でしょう。今回この信頼をなくしてしまってます。でも体制を立て直してやっていくしかないんじゃないでしょうか。
東電が国民に対して失礼をしたのと同じように日本が地球に失礼をしないようにしていただきたいです。
返信する

コメントを投稿

2011.03.11震災」カテゴリの最新記事