3つの案件

2011年03月24日 18時38分23秒 | 2011.03.11震災
震災後2週間が経過した。地震、津波の被災についてはぼちぼち復興に向けた動きも出てきたようだ。神戸と比較してもその立ち上がりは遅いように思う。それだけ今回の被災が大きかったということだろう。今回の震災では原発問題が発生し、単なる震災では止まらず日本人が過去に経験したことのない危険な状態が未だ進行形で存在してる。ただただ悪化しないことを祈るだけだ。
これまでの経緯を見続けてきて、これから国民が考え、それぞれが意見をまとめ、それらの集約として国の方針を出していかなければならない点が3つあるように思う。自分自身これからこの3つを分けて考えて行こうと思ってます。

① 被災時の救援システム
 この2週間進められてきた救援活動にもどかしさがあったし、もっとこうしたらと考えた方も多いはず。行政の体制にもどこかスムーズでないものを感じました。想像だにしなかった規模の津波であり、被災状況だったことは確かです。次の震災時にはもっとうまく救済救援活動が展開されるようシステムの構築が必要でしょう。
 僕自身は今のところ「まず人を被災地から出す」ことにこだわって考えてみようと思ってます。

② 新技術の活用と危険の想定
 今回の原発事故でいまさらのように考えさせられた点です。これまで原発を推進してきたTOPが「こんな震災は想定外です。全ての危険を想定したら設計できません。しかし危険の想定をやり直さないといけませんね」と国会で答弁してます。せめて今回の地震程度は想定しておくべきと言ったって、じゃこれは。9.11を思い起こしてください。テロリストが飛行機で原発に突っ込む それをも想定したら確かに作れません。
 技術を活用していく際、その危険性をどこまで想定するか、どこまで想定しなければいけないか この点の基準はないのです。

③ 原発との付き合い方
 一方的に安全だと言われ続けてここまで作ってきた原発。それが今回こんなに危険なものを内在してるということがはっきりしました。しかし国内電力の30~40%をまかなっていることも事実です。廃棄していくのか、危険の想定を厳しくして運用していくのか、新設を許すのか 早急に国民的合意を作らなければならないでしょう。

読んでいただいた方も以上の点を考え、意見をまとめてください。それが今回の震災経験を次に活かすことだと思います。
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