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国民に負担せよはいい、じゃ~どう守ってくれるのか

2022年12月15日 09時48分13秒 | 国の防衛
13日の自民党の役員会で岸田さんがこんなことを言ってる。
   『防衛力の抜本強化は安全保障政策の大転換で、時代を画するものだ。
    責任ある財源を考えるべきで、今を生きる国民が自らの責任として
    その重みを背負って対応すべきものだ』

さて、皆さんはこれをどう理解し、どうお考えなんですか。僕は「一方的」と解釈してます。
個人個人では守れない、国に「総力」として守って頂きたいのですから、負担はしましょう。しますよ。その覚悟はあるし、今までも(文句を言いながらではありますが)税金という形で納め、義務は果たしてきた所存です。当然今後についても、守って頂く内容に合点がいけば負担しましょう。「抜本強化」らしいですがその費用対効果に合点がいけば負担しますよ。
さて、「合点がいくか」という点ですが、正直言って「どう守ってくれるのか、どう安全なのか」解らないのです。今ウクライナのような事態になったと仮定して、どこまではどう守っていただけるのでしょうか? 「こうなったら守れません」の限界点はあるのでしょうか? その想定はあるのでしょうか? 無人ドローンでの攻撃には対処できるのですか?
「国民が自らの責任として」それは自覚してるつもりです。それを声高に強調されるのでしたら、その前に「そちらが想定してるサービス内容」を教えて頂かないと「ハイ解りました」とは言えませんよ。そうじゃないでしょうか。
防衛力、想定してる防衛内容は国民と言えども「明し難い事」かもしれません。他国にバレバレになりますからね。そこを理解はしますが、それをいいことに「説明抜きで信じてもらおう」としてませんか? なんとか理解してもらおうの努力は見えませんし、全てが秘密でなきゃいけない訳じゃないでしょう。明かしてもいい内容だってあるはずです。
現状をできるだけ知らしめ、考えてもらって初めて国民の「防衛意識」が生まれるのとちがいますか? 現状では「国民一体となって国を守る」体制を作れそうにないと思いますが。

ここまで書いたので僕の思いをちょっと加えます。 上の書き方だと「まず国からの説明が先だ」と言ってるように読めるかもしれません。本心は違います。我々1人1人が「国にどう、どこまで守って欲しいか」を決めることが先だと考えてます。国の説明が出てきたとしましょう。それでいいのか、不満なのか そこは自分の中に「基準」がないと判断できませんよね。
かく言う僕も結論持ってるわけじゃないです。考えれば考えるほど論点が多くなり、複雑に絡みあってきます。でも思考することに意味があるんだと思って、続けてます。

追) 14日官房長官が岸田さんの文言を一部修正したらしい。「国民自らの責任」と言った所を「我らの責任」と換えたそうです。確かにこれは「上から目線」で「何様だ」と言いたくなる表現だね。訂正したって、それが本心ということは解ってて、もう気にもならないんですよ。
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