響いた(てる)言葉(7)

2023年10月31日 11時59分36秒 | 響いた(てる)言葉
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2023/10/31 朝日10/31朝刊 「折々のことば」欄
   文化人類学者 梅棹忠夫(ウメサオタダオ)が1979年の講演会でこう言ったそうです。

  「民族間の紛争といった、部分システム間の摩擦を解決する大原理というものを
   人類はまだ発見していない」
                       (本文記事で自分の考察を書いてみるか)

2023/08/18 朝日8/11朝刊 Re:Ron欄
   哲学者 永井玲衣が「対話できていますか」と題して
   対話の必要性が叫ばれる中、「対話」の本質は何かを考えつつ、「論破」ではなく、
   自分に、周りに「問う」ことだと言う。そして結論で

  「『問う』って地味に思えて、凄い力を持つものだと信じています。
   これについて考えたい、分からないから立ち止まりたい、という態度でもあり、
   『あなたはどう思う?』『あなたが必要だ』という呼びかけでもある。
   だから、私たちは問いのもとに集うことができる。
                   問いは、人と人をつなぐものだと思うのです。」

2023/07/04 朝日新聞 天声人語  カフカの言葉

  「将来に向かって歩くことは、ぼくにはできません。
   将来に向かってつまずくこと、これはできます。
   一番うまくできるのは、倒れたままでいることです。」 

2023/05/03 朝日新聞 オピニョン欄 憲法記念日ということで
   東京大学名誉教授 憲法研究者 樋口陽一さんが「今日本の立憲主義は」と題して

  政治の世界では「公」の領分に「私」が送り込まれてる。
  みんなの領分である公共社会は「私」によって浸食されてる 玲と危惧しつつ、
  「理念と現実の間の緊張に疲れて理念を捨てるのか、
   理念と現実の開きを前にしてなお理念を現実に近づけようとするのか。
   公共社会を作ってる主体である私達一人一人の意思がずっと問われ続けてる」

2023/04/08 朝日新聞4/4朝刊 耕論「沈む日本の大学順位」で
       前国連大学学長 デイビット・マローン氏が

  「就職やビジネスに役立つかどうかだけでなく、芸術や社会、人生や幸福にどう向き合
   うべきなのか。 日本には大学の在り方、国の在り方についての根本的で国民的な議
   論が必要になっていると痛感しています。」
  「日本は大学が多すぎる」とも指摘してる。

2023/04/04 朝日新聞4/2朝刊 作家 中村文則さんが 「大江健三郎 ことばが照らす先」で

  「恥は初期の大江文学に顕著なテーマですが、僕は日本から、どんどん恥という感覚が
   失われつつあると思ってます。政治家を見ても、恥の感覚が欠落してないとできない
   ようなことをしている。恥は人間が暴走する時のブレーキとしてあったのです。
   恥がなくなった時、つまり大江さんが提示した恥という感覚が日本社会で失われてい
   く時、恐ろしいことが起こるのだろうと、読み返しながら思います。」
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