響いた(てる)言葉

2020年09月08日 20時26分57秒 | 響いた(てる)言葉
2020.09.28  ここが長くなったので No2を作りました。

2020.09.08  朝日新聞  コラム「日曜に想う」から 〈数に見失う「人間」を呼び戻す〉
   戦後8年間シベリアに抑留された故石原吉郎の詞
   「死においてただ数であるとき、それは絶望そのものである。
    人は死において、一人ひとりその名を呼ばれなければならないものだ」

   シベリア抑留者60万人、うち6万人が異土に果てた。
   今年そのひとりひとりの名前(46,300人分)を47時間通して読みあげる慰霊祭が
   催されたそうです。
   この名簿は村山さんという方が教職を定年退職してから11年間かけて調べあげた物で、
   厚労省のデータよりも頼りにされる資料らしいです。   

2020.08.25  朝日新聞 耕論「最長政権のわけ」に載った、哲学者西谷修氏の論
   氏は16世紀の仏の法務官僚だったラ・ボエシの唱えた「自発的隷従論」を紹介して

  「圧政は支配者自身が持つ力によるものではなく、
   支配に自ら服従する者たちが加担することで支えられている。」
  「追従者たちは圧政者の言葉、声、合図、視線にたえず注意を払い、望みを忖度し、
   考えを知るために自分の目、手、足をいつでも動かせるように
   整えておかねばならない。」
  「もう隷従しないと決意せよ。するとあなたがたは自由だ。敵を突飛ばせとか、
   振り落とせと言いたいのではない。 ただ、これ以上支えずにおけばよい。」

    ここまで書いてしまってですが、2020.03.28にも「自発的隷従論」書いてました。

2020.08.03  北野武が「婦人公論」にインタビュー記事を載せたのかな。その抜粋が
        NETにあがってて。
        今の日本 全てが変な回り方してるんじゃないの?
        それを察する本来の感性すらもう無くしてる。

  「 ヤワな優しさを捨て、野性を取り戻せ。
                  国の理不尽に本気で怒るのも〈新しい生活様式〉 」 

2020.07.25  朝刊の川柳欄  世の中、敏感で鋭くてウィットに富んでる人多いなと思えて

  「 本来は 小池森安倍 笑顔の日 」      広島県 山本 豊
  「 マリオでは なくてよかった 池江さん 」  静岡県 増田謙一郎

2020.07.22  今日のは「響いてる」じゃなく、自作です。 自画自賛ですが。

  「アベノ自粛」
       大小、公私 問題山積だというのに、全く顔を見せない親分に。

2020.07.11  なんとなくNET上に  ブラックユーモアでいい。

  「 アベノカクス 」 上手いと思う。 マスクならぬ隠す。 

       都合悪いことは全て隠す、隠させる、知らぬ存ぜぬ 素晴らしい首相だ。

2020.05.23  朝日新聞朝刊 「折々のことば」欄
       イタリアの作家パオロ・ジョルダーノが著書『コロナの時代の僕等』の中で

  「コロナは今 僕らの文明をレントゲンにかけている」
  「今からもうよく考えておくべきだ。いったい何に元通りになってほしくないのかを。」

2020.05.08  京都大学人文科学研究所准教授 藤原辰史が4/26の朝日新聞に載せたコラム
       「人文知を軽んじた失敗」と題した寄稿文の一部

  「長い時間でものを考えないから重要なエビデンスを見落とし、
   現場を知らないから緊張感に欠け、
   言葉が軽いから人を統率出来ない。
   アドリブの利かない痩せ細った知性と感性では濁流に立てない。」

2020.05.04  社会学者 大澤真幸 朝日新聞4/8のインタビュー記事
       「国家を超えた連帯の好機」と題して、今のコロナ禍を以下と表現した。

  「民主的で平等な危機」 

2020.04.29  吉田拓郎作 「イメージの詩」 の一節

  「古い船には新しい水夫が乗り込んでいくだろう
   古い船を今動かせるのは古い水夫じゃないだろう
   なぜなら古い船も新しい船のように新しい海へ出る
   古い水夫は知っているのさ新しい海の怖さを」

2020.04.26  朝日(4/26)紙面 日曜に想う 欄で曽我編集委員が
       「大事を任せ、動かす信念と言葉」 と題して
       安倍さんの言葉が軽く、信念を感じさぜず、国民を動かせない 
       を説きつつ、先達たちの言葉を4つ紹介してる。
       その中から 後藤新平が死の床で言った言葉にグッときた。

  「金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は上だ。」

2020.03.28  朝日(3/11)紙面 多事奏論で国分編集員が引用
       16世紀フランスの法務官「ラ・ポエシ」が権力醸造の本質を
       あばいて著した「自発的隷従論」にて

  「もう隷従しないと決意せよ。するとあなたがたは自由の身だ。
   敵を付き飛ばせ、振り落とせと言いたいのではない。
   ただこれ以上支えずにおけばよい。
   そうすればそいつがいまに、土台を奪われた巨像のごとく、
   みずからの重みによって崩落し、破滅するのが見られるだろう。」

2020.02.28  「100分で名著」 ヴァーツラフ・ハヴェル著『力なき者たちの力」 より
         著者が1990年にチェコスロバキアの新大統領に就任した際の挨拶

  「親愛なる市民の皆様、
   みなさんは 40年というもの、
   私の前任者の口からいろいろ違った形で同じ事を聞かされてきました。
   いかに我が国が発展しているか、われわれが何百万トンの鉄鋼を増産したか、
   われわれがいかに幸福であり、いかに自分の政府を信じ、
   どのような素晴らしい前途がわれわれの前に拓けているかを
   聞かされてきました。
   皆さんが私にこの職務につくように提案されたのは、
        私もまた噓をつくようにというためではないと信じます。
   わが国土は繁栄していません。」

2020.02.22  下記 福永文夫著 「大平正芳 戦後保守とは何か」の中
          朝日朝刊 「折々のことば」で
  「政治はあくまで『お手伝い』の役割を超えてはならない」
       国民の主体的活動が先だとの信条をお持ちだったようだ。

2020.02.01  福永文夫著 「大平正芳 戦後保守とは何か」
          朝日新聞朝刊 本の紹介記事より
  「暫定的解決を無限に続けていくのが歴史」
  「単純な過去への回帰も、一足飛びの未来への憧憬も無い」

2020.01.23  米国公文書館に掲げられてる標語 
          和田春樹東大名誉教授が書いた朝日新聞(1/23)の論文から
  「Eternal vigilance is the price of liberty.」
          「永遠の監視は自由を得ることの代価である」

2020.01.21  ポルトガルの作家 フェルナンド・ペソナ 「不穏の書、断章」より
                      ( 1/19朝日新聞朝刊 )
  「人類を愛する人間嫌い」
    人類に対しては強い愛を抱きながら、一方でエゴイズムにとらわれる自分を醒めた目で
    見てる。

2020.01.06  加藤諦三 「[NEW] 年頭所感(2020)」 から
  「今社会の要点は『幼児性』の進行である。 (僕なりの要約)」

2020.01.04  朝日新聞社説 「2020年代の世界」 から
  「我々は貧困を終わらせることに成功する最初の世代になりうる。
     同様に、地球を救う機会を持つ最後の世代にもなるかも知れない」 国連SDGs宣言

2020.01.02  NHK 「欲望の資本主義」 から
  「偽りの善からは時が経つにつれ、いつか必ず本物の悪が現れてくる」  アリストテレス
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6 コメント

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アベノ自粛!!! (でん)
2020-07-22 08:57:17
上出来!でも、腹立たしい!アベノ自滅に何故ならないのか!!!
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言い当ててますよね ()
2020-07-22 10:07:41
でんさん おはようございます。
朝かみさんと「最近親分さんの顔見てないね」の話しになり、ふと思いついたんです。 傑作です。
改めて「自粛」の意味を引いてみた。
「自分で自分のおこないを慎むこと」だそうで、われわれがやってる「自粛」は強制されてやってるところも大きい。そこへくると、安倍さんはまさに「自分で」なんですね。正真正銘の「自粛」だとわかりました。
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アベノ院政 (ある高齢者)
2020-09-08 21:02:39
9月14日から開始するようだ。
評判が悪い上に持病の悪化した社長が、大番頭に引き継がせることにした。あ組、ほ組、た組の爺連中は旨い汁を吸おうと勢力争いを始めた。
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言葉にトゲがあるな ()
2020-09-09 06:25:19
ある高齢者さん おはよう。
言いたいことは解るし、同感ですが、そこまでトゲをいれなくてもいいでしょう。
自分が寂しくなりません?
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そうですかね。 (ある高齢者)
2020-09-09 11:43:52
あまりトゲは感じませんが。自分が寂しくもありません。批判者の目線です。
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想いとその表現 ()
2020-09-10 13:21:06
ある高齢者さん 僕は自分の思いが相手に伝わる、響くことを考えて「言葉」を選んでます。
読んでもらって、何となく「そうかな」「そんなこともあるのかな」と思ってくれるように願ってます。
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