昨日4月から高校生になる男孫の父兄説明会に臨時付き添いで参加してきた。
2歳上のお兄ちゃんが在学してる高校だから親としては「まっ分かってるし」だったのか、共稼ぎでどうしても外せなじゃったのか、いずれにせよおはちがまわってきた。今の高校ってどうなってるのか 興味もあって付き添いやってきた。 あらゆる面で想像以上に変わってたな。
一番びっくりしたのは 高校3年間1000日が1日刻みにスケジュールされてて、どう指導していけば学校としての責任(=生徒を大学受験できるレベルに仕立てる)が果たせるかが科学されると見えた事。長年試行されてきて、先生側もある程度自信を持ってると感じた。「信じて着いておいで。大丈夫だから。でもやるのは君たちだ。コツコツ怠るな、投げるな。」としきりに伝えてた。つい自分の時代(60年前)と比較しちゃう。あの頃は先生側のこんなサポートは全く無かったよな。逆だった。授業で教えられもしなかった内容を試験に出され、文句言ったら、「お前ら間違ってるぞ。勉強は自分でやるものだ」と言われたな。 果たしてどっちがいいのやら。この歳になって責任を無くしてみると、昔の方がいいんじゃないか、人間力が付きそうに思う。
入学前だというのに、現国(読書感想文)、英語(不規則動詞100個の変化)、数学(基礎の基礎=計算力)で宿題が出てた。9日入学式、そして12日に成果テストらしい。 これも1000日スケジュールの一環なんでしょう。 すごいな。 でも本来の自主性はどう身につけさせるんかな? そうか、そこに文化祭、体育祭の自主運営があるのかもな。
つぎはICTの活用。合格発表時にiPad購入を指示されてる。授業で活用するのは当然、学校と生徒、父兄と学校の連絡も全てこれでやる。 専用のアプリも準備されてる。iPadの初期設定、専用アプリの導入は全部各家庭でやってください らしい。 親もちゃんと処理できないとまずい時代だね。 必然と思うと同時に いろいろ効率的に進むんだろうと良い方に解釈してる。
校内の先生の組織も会社組織みたいに縦割り、階層的に構成されてるんですよ。説明会もその部門(生活指導、進路指導、PTA、留学支援etc)の長が説明してた。ここも科学して効率化を図った結果、こうなって来たんだね。
1年から2年に上がる春休み(まさに今)に10日間ほどのアメリカ語学留学があって、希望者、55万円、米国西海岸でホームステイがあるんだそうです。専門の担当がいていろいろ手配をやってくれる。 ぼくの時代じゃ考えられない。
これは学校と関係ないが。説明会後お兄ちゃんも入れて3人で食事し、話した。お兄ちゃんは塾にいたらしい。塾で先生の講義に出席してたんじゃなく、個別ブースでパソコン使って講義動画を1人で見て勉強してたと言うんです。PC動画だったら理解できるまで何度でも視聴できる。なるほどそれは効率的勉強法だなと感心した。家でやるより、集中できると彼は言ってた。そうだろうな。 僕は高等、専門講義はどんどんこういう形式にすればいいと思ってる。だれでも活用できるようにすればいいじゃないですかね。 食事後長男はそのまま塾に戻って、9時半頃まで勉強すると言って、別れた。
「義務教育」 昨日の説明会で 「中学までは義務教育だったね。今日からはそうじゃなくなる。 ところで義務教育ってどういう意味?」と聞かれ、みんなが一時考える時間があった。
「義務」だから「だれかがだれかに何かをする」ってことなんだが、僕は「子供が等しく受けなきゃいけない教育」と思ってた。 質問者は「親が子供に与えなければいけない教育」なんだと定義し、「君たちはもうして貰うんじゃなく、自らする教育だぞ」と教えてた。 僕は「そういう事なの」と小さい「目から鱗」。
でもです、これをさらに噛み締めて考えた。違う、「親が」じゃないよ、「国が」でしょう。そう考えるのが正しい。人は国の宝。この国を発展させて貰うために育てる それは国の義務、だから無料が当然。さらに国のために努力してくれた国民に安らかな老後を提供する これも義務。 そう考えるのが美しいな。
2歳上のお兄ちゃんが在学してる高校だから親としては「まっ分かってるし」だったのか、共稼ぎでどうしても外せなじゃったのか、いずれにせよおはちがまわってきた。今の高校ってどうなってるのか 興味もあって付き添いやってきた。 あらゆる面で想像以上に変わってたな。
一番びっくりしたのは 高校3年間1000日が1日刻みにスケジュールされてて、どう指導していけば学校としての責任(=生徒を大学受験できるレベルに仕立てる)が果たせるかが科学されると見えた事。長年試行されてきて、先生側もある程度自信を持ってると感じた。「信じて着いておいで。大丈夫だから。でもやるのは君たちだ。コツコツ怠るな、投げるな。」としきりに伝えてた。つい自分の時代(60年前)と比較しちゃう。あの頃は先生側のこんなサポートは全く無かったよな。逆だった。授業で教えられもしなかった内容を試験に出され、文句言ったら、「お前ら間違ってるぞ。勉強は自分でやるものだ」と言われたな。 果たしてどっちがいいのやら。この歳になって責任を無くしてみると、昔の方がいいんじゃないか、人間力が付きそうに思う。
入学前だというのに、現国(読書感想文)、英語(不規則動詞100個の変化)、数学(基礎の基礎=計算力)で宿題が出てた。9日入学式、そして12日に成果テストらしい。 これも1000日スケジュールの一環なんでしょう。 すごいな。 でも本来の自主性はどう身につけさせるんかな? そうか、そこに文化祭、体育祭の自主運営があるのかもな。
つぎはICTの活用。合格発表時にiPad購入を指示されてる。授業で活用するのは当然、学校と生徒、父兄と学校の連絡も全てこれでやる。 専用のアプリも準備されてる。iPadの初期設定、専用アプリの導入は全部各家庭でやってください らしい。 親もちゃんと処理できないとまずい時代だね。 必然と思うと同時に いろいろ効率的に進むんだろうと良い方に解釈してる。
校内の先生の組織も会社組織みたいに縦割り、階層的に構成されてるんですよ。説明会もその部門(生活指導、進路指導、PTA、留学支援etc)の長が説明してた。ここも科学して効率化を図った結果、こうなって来たんだね。
1年から2年に上がる春休み(まさに今)に10日間ほどのアメリカ語学留学があって、希望者、55万円、米国西海岸でホームステイがあるんだそうです。専門の担当がいていろいろ手配をやってくれる。 ぼくの時代じゃ考えられない。
これは学校と関係ないが。説明会後お兄ちゃんも入れて3人で食事し、話した。お兄ちゃんは塾にいたらしい。塾で先生の講義に出席してたんじゃなく、個別ブースでパソコン使って講義動画を1人で見て勉強してたと言うんです。PC動画だったら理解できるまで何度でも視聴できる。なるほどそれは効率的勉強法だなと感心した。家でやるより、集中できると彼は言ってた。そうだろうな。 僕は高等、専門講義はどんどんこういう形式にすればいいと思ってる。だれでも活用できるようにすればいいじゃないですかね。 食事後長男はそのまま塾に戻って、9時半頃まで勉強すると言って、別れた。
「義務教育」 昨日の説明会で 「中学までは義務教育だったね。今日からはそうじゃなくなる。 ところで義務教育ってどういう意味?」と聞かれ、みんなが一時考える時間があった。
「義務」だから「だれかがだれかに何かをする」ってことなんだが、僕は「子供が等しく受けなきゃいけない教育」と思ってた。 質問者は「親が子供に与えなければいけない教育」なんだと定義し、「君たちはもうして貰うんじゃなく、自らする教育だぞ」と教えてた。 僕は「そういう事なの」と小さい「目から鱗」。
でもです、これをさらに噛み締めて考えた。違う、「親が」じゃないよ、「国が」でしょう。そう考えるのが正しい。人は国の宝。この国を発展させて貰うために育てる それは国の義務、だから無料が当然。さらに国のために努力してくれた国民に安らかな老後を提供する これも義務。 そう考えるのが美しいな。