goo blog サービス終了のお知らせ 

司法は一歩進んだ

2024年03月15日 09時43分26秒 | 国を憂う
昨日の札幌高裁の同性婚に対する判断 とうとう一歩前に出た、世の中動き出す扉が開いたという感想で報道を読んだ。画期的と思うからか、憲法24条を改めて読み、勉強不足も痛感。
「両性の合意」「両性の本質的平等」という文言があるんですね。 字面だけ見たら、いわゆる「男」と「女」の両性と読めますね。そうか「良かった昔」を維持しようと暗躍する一派にしてみれば、「憲法に男と女って書いてあるだろう」が言い分なのか。そこを札幌高裁は性にこだわらず、「人と人との間の自由な結びつきも含む」と解釈を広げた。画期的だね。
ジワジワと進んでいる国民の中の考え方、同性婚容認への変化も加味されてるんだろう。その点では「国民の関心、ムードは司法をも動かす」と言えるね。
まっこれで同性婚が広く認められるということにはならんが、その方向に今までより強く動けるようになったのは事実。行政も立法も真剣な討議を早急に始めないとまずいだろうな。

僕はこんな風に考えるんだが。 これは個人、夫婦、配偶者、その社会的保障 今までの定義を全く変えるものだと思うが、いまの社会システム、その根本概念はもうちょっとした調整では修正できないほどに歪んでると考えてるからです。
社会保障の対象は個人単位でいい。夫婦だからという別途規定は廃止していいと考えるんですが。夫婦だから得だの損だのは無しでいいんじゃないですか。
「夫婦は小さな社会保障システム」という見方もあるようですが、そうなんでしょう。それを選ぶ、選ばない、だれとセットになって保障を手にするか そんなところは個人の自由でいいんじゃないですか。だから逆に社会はその形式(それは十人十色になるよ)に合わせるような保障システムを持つべきじゃない 複雑になるだけ が結論になるんです。「個人と社会」だけでいい。

それと 憲法24条の「両性」の文言 改訂必要でしょうかね?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする