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「やれる・やれない」格差

2019年12月24日 16時15分39秒 | 国を憂う
前の記事で「安倍政権」の体質、「やり得、やった者勝ち、臭い物には蓋」を書いたが、書きながら今の世相との関係を思ったし、間違ってもいなさそうなのでちょっとまとめておく。

・その昔はまだ努力が報われた世の中だったのだろう。自分の好きな分野で、自分なりの努力をすれば、平均以上の生活はできたんじゃないか。
・「生産性とか効率」という価値感が入ってきて、「好きな分野、自分なりの努力」なんて言ってたのでは食っていけなくなる。 満足できる環境ではないがでも努力すればまだ人並の生活はできた。
・次は物が溢れ、金があれば何でも手にでき、新しい生活を楽しめる世の中になった。逆に金が無ければ何も手にできず、隣との比較でみじめさを思うようになった。
・企業はさらに生産性を追求し、最後の禁断の域=人件費=賃金に手を着けだした。ここで金を貰える人と貰えない人に別れだした。この段階は一つの格差社会なんだろうな。 「貰える貰えない格差」で「非正規社員、就職氷河期」なんていうのが当たるんじゃないか。
・ところがここで終わってない。 もっと「えげつない」方向に社会は進んだ。 金を持った人はそれを増やそうと考えたんだね。当然の方向だろうな。いわゆるマネーゲームだ。こうなると社会規範に抵触するような方法まで考え、庶民には見えない、理解できない、文句言えない世界で増殖を計ったんじゃないか。
・ここに来て「やれる人」と「やれない人」に別れたんだね。 「やれる」側が「権力者」とくっつくのは水が低い方にながれるのと同じで当然の方向。
こうして見ると、権力者が作り出す施策はみな「増殖の道具」じゃないかと思えて来る。

「やってる人=やれる人」を見て「やれない」側がひがまなければいいのだが、人間そうはいかない。 やる側の手口が漏れ見えて、そのえげつなさを知った時、「奴らにできて何で俺はできないんだよ」となるのが必然? こう考えてしまった人はどうするんだろう?

努力をあきらめる。 引き籠る。 盗む。 刑務所に入ることを希望する。 殺す。 騙す。 
パワハラで憂さ晴らし。 下請けいじめ。 ギャンブル。 忘年会スルーもそうかな? 等々

これが今の日本じゃないのかな。
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年末に考えたくもないが

2019年12月24日 15時06分45秒 | 国を憂う
今度は総務省かよ。 年末にきて考えたくもないが、国民としてほっとくのはまずい。だから今朝の新聞はじっくり読んだ。
日本郵政、かんぽ生命の詐欺まがいの商売は2年前から表沙汰になってて、どういう処分が下るかだった。ところが「監督官庁」である総務省がその処分案を検討してる段階で内容が日本郵政側に漏れてた となって総務省内のガバナンス問題に発展してしまった。
「桜」しかり、「文科省」しかり、今回の「総務省、日本郵政」しかり 全部今の「安倍政権」の体質が原因だと見ます。 「やり得、やった者勝ち、臭い物には蓋」。
こんな川柳が新聞に載ってた。
   「何事も たどれば行き着く 安倍の影」  言い当ててるな。 絶妙、座布団3枚だ。

前回文科省の件で「だれかに責任をきちんと取らせるべし」」と書いたが、今回も同じだ。ここまで官僚が腐ってるんですよ。その上の閣僚が責任とって当然だと思うのですが。文科省、総務省、日本郵政の問題につき 「誰が誰にどういう責任の取らせ方をするか」がこれからの日本の体質を決めていくことだと思います。
さらに突っ込んで。 総務省は今回機密漏洩した鈴木前事務次官に「停職3か月」を言い渡したようです。これを受けて鈴木さんは「依願退職」して省を去ったようですね。僕はここに「こんなんでいいの?」と文句を言いたい。
「機密漏洩」ですよ。即刻「懲戒免職」が当然じゃないですか。退職金なんて無しに決まってるじゃないですか。「依願退職」にさせれば「停職3か月」分の金額を引かれた退職金が支払われるんでしょう? こんな「変な恩情構造」が不正の温床じゃないですか? そうそう思いだした。 森友問題の時には国会答弁で「知らぬ。資料は無い。廃棄に問題は無い」だけを言い尽くし、現職を追われたものの、しっかり官僚生命を繋いだ役人がいましたね。
官僚の罰則規定ってどうなってるんでしょうね? 少なくとも「現状」はまずいです。 民間並みに厳しくして頂きたいです。 いえいえ、官僚への規定を厳しくするからには「閣僚」へのそれも厳しくしないと。  「無責任社会」が増々幅を効かせることになります。
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