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発声法の改造

2019年04月07日 16時58分20秒 | オペラに挑戦
久しぶりのこの話題。 毎回やりがいを感じて練習に参加してます。「トスカ」は覚える量が少ない。もう詞は全て暗記しました。単純に記憶する能力は優れてる僕ですから。 でも発音、音の長短などなどいくつも注意を受けてます。変な癖がついてて、なかなか直らん。丁寧な練習で癖の修正にかからんといかんです。流れの中でいい加減に歌っちゃう傾向も強いようです。
厄介な問題が一つ。1か所どうしても正しい高さの音で歌い出せない箇所があって悩んでます。ここまで出来ないのは初めてです。僕の声通るから隣りの人を巻き添えにしてます。「歌い出しの音」ってその前の伴奏だったり、他のパートの歌声だったり、そこにある和音イメージから脳みそが「この(高さの)音」というのを直感して声帯をコントロールしてるんでしょうね。その感覚はあるんだけど、今問題になってる箇所では僕の脳みそが2つ、3つの音を選んでくれるんですよ。迷いながら発声してみると、本来より低い方の音で歌う結果になっちゃう。音取り練習音源に合わせるとちゃんと歌えるんです。この音源はシンプルに出来てるからだろうと推測してます。他のパートと合唱すると変なポジションに持って行かれる傾向のようです。これこそ「染込む」まで聞き、歌うしかないでしょうね。時間が解決してくれるとふんではいますが。
さて、もっと大変な状況になってるんです。それは先生が今度のトスカでは合唱全体の音色をひとつにしたい、するぞと決めたからなんです。今度の合唱は「荘厳さ」が要求されます。それには「全員が正しく発声すること」となったようです。練習の前半1.5時間はひたすら「発声法の改造」です。僕(たち男性軍)が言われてることはただ一つ。「高音域は『頭声』で歌え。両目と鼻でできる三角形の中に声を集めて響かせろ。声は頭のてっぺんから出て、上じゃなく、前方に飛ばす感じで歌え」(こういうことなんだろうな)です。専門的な言い方をすれば「ベルカント唱法」ということのようです。発散していく声じゃなく、集約していく声って感じでしょうか。できた時はこの感じが解るんです。「うんこれか」と納得するんですが、すぐ普段の発声に戻っちゃいます。「楽」を求めるようです。昨日の練習後「この方が楽」と思うようになるから練習してとアドバイスされました。できるという経験をしてるから、当たり前にできないのがまどろっこしいです。
簡単なイメージ方法。 口を閉じ、口腔を広く作ってハミングする。いろいろ変化させて両目の間あたりが振動する形を見つける。この時顔面のどこにも力が入って無いことが重要。見つかったら、ハミングのままで音を高音にしていく。ある程度高音が出るようになったら、そのまま口をゆっくり開ける。どこにも力をいれてはいけない。「Mmm~ ma~」こんな音になるでしょう。これは「ア」母音です。解ってきたら「me、mi、mo、mu」と変化つけてください。
「70の手習い」にしてはハードル高いですが、乗りかかった船です。やれるとこまでやるぞと決めました。
コメント (2)
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