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終わってしまった

2015年08月31日 07時27分55秒 | オペラに挑戦
本格的オペラ公演は今度で3回目だ。毎回そうなんだが、終わると「やったっ」という満足感より「あっ、終ちゃった。もぅあの歌歌うことないんだ」という淋しい想いが強い。今回は特にそうだ。難しかった。そうだ、練習を始めたころ先生に「これだけの量、質は無理じゃないか、道化師は辞めたら」なんてなまいきな進言もしたっけ。「やる」と言われた時からスイッチを「強」にして戦ってきたようにも思う。それだけに・・・・。

昨日の最後はあのDonDinも60点ほどのできで歌えた。あのへんが今の力では限界だったかも。他の部分はほぼ完璧、自己満足採点で90点はつけてやってもいい。演技面ではGP、本番での「だめ出し」、2回名指しで演出家から注意された。僕らしい。やるからには自分で考えて動きたいし、それが楽しみの原点だと思うから。でも行き過ぎることも多々。頃あいが難しい。終わってみれば名指しで注意されたことが返って「強い印象」になって今回の公演を記憶させていきそうだ。これもまたよし。

いろいろでしゃばって迷惑もかけたな。今回は練習を始めた頃先生が病気で倒れた。運営にあたっては団員がもっと協力して行こうとなって、暇人としてはできるだけ参画もしてきた。そんな努力も新しい合唱団の姿を作るのに役だったようにも思う。これも大きい思い出。もっともっと進化してもらいたいものだ。

倒れた先生も観にきてくれた。カーテンコールにも参加できた。幕が下りた後舞台上で解団式をやった。「みんな凄い。いちゃもんつけてやろうと思ってたけど、素晴らしくて、誉めるだけだ」と言ってくれた。さぞかし自分も舞台に立って歌いたいだろうに。ちょっと湿っぽい解団式にはなったけど、それも今公演の形でいい。

関係してるみんなにとって特別な公演だったにちがいない。

          
舞台の撤収を手伝った後隣のレストランで打上げ会。マエストロ、演出の先生、病気の先生、ソリストさん達、ジュニアとその父兄 6か月間の苦労話、公演中の事故の話、その時のマエストロのとっさの判断話、それぞれの業界話、ソリストさんのスピーチ おもしろい。ぼくとしては車で飲めなかったのがひとつ残念。

10時に家に帰り着いた。あ~ ほんとに終わったんだ。

知人が30人ほど観に来てくれたが公演後の挨拶では一様に「良かった。感動した。」と言ってくれた。まんざら「お世辞」でもなさそう。やった側の感動が伝わってるのだろう。来てくれたみなさん ありがとうございました。

次の目標を作ってまた努力したいものだ。とりあえずは12月の第九に向かって邁進。
コメント (2)
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