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70年談話

2015年08月15日 09時32分35秒 | つれづれなるままに
いろんな意味で期待と不安を持って待ってた談話、当然今朝のTOPです。
社説、批評はあえて読まずに、原文をじっくり読んだ。朝日新聞は50年の村山談話、60年の小泉談話も合わせ掲載してるのでこの3つを読み比べた。(途中清宮君が打つもので注意散漫にもなったが。)
今はまだ社説、批評系は読んでない。原文を読んだ感想をまとめておきたいから。

第一印象は 「ほんとによく練り上げられた文章」だということ。どの方面からも批難されることがない文章だ。
第二は 「過去2度の談話から進んだ思いは特にない」ということ。
が故に「それなら出す必要があったのか」が読後感想。安倍さんは自分を曲げてでも出して名を残したかったのだろうな。

そして「村山談話」に関心が行く。「村山談話」が言いきっていて、これが国際平和を希求する日本の原典なんだと思う。憲法と同等な位に。凄い談話を出したものだと感心する。村山さんは当時命がけだったのだろうとも想像した。

違和感を感じるのは「力の行使ではなく、外交的に解決すべき」と言うくだり。今の必死になってる安保法制 順番が違うのではないか。中谷防衛大臣より岸田外務大臣がもっとめだたないと言行不一致だ。いかに安全保障環境が悪化してると言っても。
それと「将来世代に謝罪を続ける宿命を背負わせない」と言うなら、安倍さん自身の世代で「村山談話が言いきってます。戦後日本と私の原点です」と言って談話を辞めるべきだったのではないか。

さて別の角度で。談話の前半にある「日露戦争以降の歴史認識」は大変勉強になった。各戦争がどんな社会変化をもたらし、その変化がどう次の戦争につながっていったかを改めて勉強した。僕は授業での歴史は嫌いだった。「イイクニ作る鎌倉幕府」が歴史の勉強だと思ってたほどだから。大きくなってから歴史小説なんかを好きで読むようになって「これが歴史を学ぶこと」と解ってきたのだが、近代日本はそのチャンスがなかった。そこを学んだね。この部分は中学生必読ですよ。

ではこれから社説、批評文を読みます。
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