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ラ・ボエームを観る

2014年05月10日 16時30分58秒 | 映画・演劇鑑賞
NYメトロポリタン歌劇場で4月5日に上演されたオペラ「ラ・ボエーム」の映画版を観てきた。
ただただ良かった。オペラを好きになってるかもしれない。人間の声も鍛えるとあそこまで高質なものになるんだ。今教えてもらってる先生の声に最初「凄い」と思って魅了された記憶があるが、本物はもう別次元。

映画は今日封切で1週間だけの上映。このシリーズを以前に見た人から「そんなに混みませんよ」と教えられてて、「マイナーだもんな、そうなんだろう」と出かけて行ったら、ほぼ満席。びっくり。前から3列目で観ることになった。映像も興味あるけど、どっちかといえば歌を聞きたいから場所は重要じゃない。来てるお客さんは年輩の人が多い。歌やってる感じの人も多い。声の質がどこか上品。

ムゼッタ役のスザンナ・フィリップスに圧倒された。この人を追っかけてみたくなった。僕ごのみの美人、ボリュームもあって、いい声。演技の表情が光ってた。
ミミ役のクリスティーヌ・オポライスは公演当日朝の代役出演依頼を受けての出演だったとか。しかも前日同じ歌劇場で蝶々夫人を歌った後だったらしい。その体力も凄いけど、言われてすぐ歌えて、演技できちゃう そこが凄い。これぞプロだ。
男4人も若いけどうまかった。ロドルフォ役のヴィットーリオ・グリゴーロは顔が今の先生似で親しみを感じたな。

さすがMET、その舞台装置のおおがかりさも凄かった。このオペラは1,2,3幕の舞台がそれぞれで、4幕は1幕と同じ。幕間の舞台設営作業も見せてくれる。おおがかりな装置が6つ、7つ舞台裏にあって、それを移動し、こまかい設営をやる人の動きが凄い。自分達の座間の舞台 こんなにまではしないな。金ないからな。どんなふうにやるんだろう。そこにも興味がわいてきた。

これから自分達の練習がある。刺激されてきたからな。ばっちり歌わないといかん。
コメント (2)
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