goo blog サービス終了のお知らせ 

映画「リトルダンサー」

2013年04月12日 10時39分28秒 | 映画・演劇鑑賞
昨日録画してあった「リトルダンサー」を観た。これは3月にかみさんが「良さそうだから」と録画しておいたもの。
じつは一昨日NHK「旅のチカラ」で女優・小西真奈美さんがイギリスで伝説のダンサーからレッスンを受けるというものでした。ここに登場した「伝説のダンサー」(御名前は覚えられませんでした)が映画のモデルだと知って、早速観ようとなったのです。
彼は今60歳を超えすでに現役は退いてます。でも動きには往年の美しさを感じさせるものがありました。教え方もうまい。相手をその気にさせる話術はたいしたものです。TVでこの人の幼少のころの苦労話をちょっと紹介した。これを聞いたかみさんが「あれっ、リトルダンサーじゃないの?」というのです。
映画をみて、なるほどこういう生い立ち、経験をしてきた人なんだと解りました。「それをするために生まれてきた人」と思わされる人がいます。このダンサーもそういう人だったのでしょう。教えることのうまさもこういう経験からきてるのでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遺産・財産・死産

2013年04月12日 09時28分58秒 | つれづれなるままに
死産 出産の不幸を意味しません。忘れ去られた(去られる)財産の意味です。

昨日高校のOB会役員から要請があって、母校内にあるOB会資料室の整理を手伝いに行った。6月に記念祭(他校では文化祭と言って秋に実施するのが多いのかな)があり、それに向けて資料、財産を整理して解りやすくしておこうとの作業。
どんな部屋が倉庫にあてられてるんだろうが最初の不安。窓もない真っ暗な部屋を想像して行ったが、昔の教室の1つがあてられてた。教壇も黒板もあった。生徒数が減少して教室も空いてるんだろうと思った。
母校はすでに開校百年を超えていて、それだけにOB会が保有する遺産財産の類は質、量ともに多い。例えば明治時代の写真とか、大正時代の先輩が描いた絵とか。こういう遺産の常だけど、単に所蔵されてるだけになっちゃってるのが実態。整理に行っても捨てることはできず、せいぜい年代別に分類する程度しかできなかった。それでも扱いやすくなったし、見栄えもよくなったと自己満足して帰ってきたのだが・・・。
この部屋は学校としての所蔵品、PTA会の所蔵品も同居してた。それらを眺め、手にするにつけ「死産」を考えてしまう。責任者がいないんですよ。学校だって校長は3,4年で代わる、PTAは3年したら必ず知ってる人がいなくなる。そうなりゃただ倉庫においてあり、ほこりをかぶるだけの「物」になっちゃう。その点ではOB会はまだ所有してることを意識している団体だからましかもしれない。
難しいことなんでしょうね。歴史があることは文化があり、伝統があることでいいことだと思います。でも「物」が貯まることでもあるのでしょう。

昼は45年ぶりに学食でカレーを食べました。食べさせてくれるか心配しながら「OBですが」と聞いたら「どうぞ」と快く受けてくれた。昔の味がどんなだったかは忘れた。たしかカレーは50円だったと記憶してる。今は330円だった。在校生は我々を見て「先輩だ」と感じるんですかね、「こんにちは」と挨拶をしてくれる。うれしいね。
在校生を見、校内の雰囲気に包まれてると「若いって言いな」と思った。かれらにはまだまだ前途洋洋たる未来がある。なんか委縮しながら落ちていった3年間を思いだした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする