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ステージから

2013年07月27日 07時02分40秒 | 第九に挑戦
           オペラを演じ、第九を歌うことになってる座間ハーモニーホールのステージから観客席を見た風景です。ここに聴衆が座ってると思うと、いや~緊張しますね。なかなかのホールでしょう。こんな場所に立てるだけでも光栄というもの。

昨日の第九の練習 初めてこのステージで歌いました。いつもはステージに先生とピアノがあって、我々は観客席に座って練習するのです。ステージで歌うと自分達の歌声が聞こえないものだなと思いました。こういうホールって観客席側は音響効果を考えて作られてるけど、ステージは物置同然。天井なんかライト、機械、幕、そんなのがブラブラしてる。歌声がどこかに散ってしまうのはあたりまえ。
自分達の声がどう聞こえてるのか聞いてみたい衝動があります。観客席の一番奥から指摘する古川先生の声はしっかり聞こえます。そりゃ声楽家の声ですからね。自分達100人の声はあれほどにも響いてないだろうなと不安がいっぱい。そう思うとついつい歌声に力が入る。力が入ると先生から「力めば力むほどだめ。口の中を大きく開いて、そこで響かせて」だって。
こういうホールは 上手な人はより上手に聞こえ、下手な人はどうしても下手にしか聞こえないようにできてる所だと理解しました。
もっともっとうまくならんととんでもない合唱になりそう。
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語尾の「R」を

2013年07月06日 13時52分34秒 | 第九に挑戦
昨日は7回目の練習日。男性パートは前回で一通り終了してる。女性パートは最終フレーズがまだのようだ。6回で全部教えちゃうんだから驚きますね。それが可能なのも7,8割は経験者だということがあるんでしょう。未経験の僕なんかは練習用CDを聴きまくって追いかけてるんです。その甲斐あってかどうにか「もう歌えるフレーズ」と「要練習のフレーズ」がはっきりはしてきた。概して前半部がOKで後半に難しいところが多い。時間はある。ちょっと余裕がでてきてる。

昨日の練習で大きな変更が告げられた。第九を歌う時に必ず問題になることらしいが、「語尾のRを巻き舌で発音するか、巻かないか」だ。これまでは「巻かないで」で練習してきたが、マエストロ(指揮者 ヴァイオリニスト宮本笑里の父 文昭氏)からの要望で「巻いて」と変更になったようだ。最近では日常会話でも巻かない発音が主流になってるようだが、第九(古典)を歌うとなると人それぞれいろんな考えがあるようです。先生は両方の発音を経験してるようで、簡単に切り替えができてました。我々は簡単じゃないですよ。
僕はというと「巻く」ほうがあってる。40年前に巻く発音で勉強したのが体内にあるようだ。これまでの練習でも「巻かない」発音をそんなに気にしてこなかった。どっちかというと巻いてたんじゃないか。今回の変更はさほど問題にせず通過できそう。

発音より問題は難しいが美しいメロディー。ピアノで音を取ってそのメロディーを体に沁み込ませようとするのだができません。ベートーベンの細かい旋律作りに驚いてます。「聞いて知ってる」というのが邪魔なんです。
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合唱は器楽的

2013年06月15日 09時44分40秒 | 第九に挑戦
昨日は第九の練習日。これで3週連続の金曜練習。月3回が原則だが、5月の3回目と6月の1,2回目がつながっただけ。
これだけつめてやると、進みも早いし、やった感もある。でも予習復習が多くなるのも当然。

昨日は662小節目から、「二重フーガ」といわれてるところの練習をやった。合唱隊にとってもっとも難しいところのようだ。練習用CDでも「しっかり練習しましょう」と注釈してる。
例によってテノール部のメロディーは驚異的に難しい。かわいそうなくらい。少人数だけど経験者が多いせいだろうそれなりに聞こえてくるから感激。僕にはちょっと歌えない。教える方も適当なところで「ここは難しいよね」と言いながらさらなる要求はしない。「やってけばうまく歌えるようになるから」だって。
ついでに先生がベートーベンの合唱の作られ方(なぜこんなに難しいか)を解説してくれた。
ベートーベンの合唱は「器楽の演奏」が技術的ベースになってる。合唱のメロディーを構想する際に、例えばソプラノにはピッコロを歌わせてイメージするみたいな。だから器楽器で演奏できるメロディーを人に歌わせるものになったというのです。
僕が今感じてる合唱の特徴は
 ・オクターブの音の変化が多い。
 ・細かい、早い変化が多い。
 ・♯、♭が随所にでてきて、微妙な変化がついている。(これがまた美しいんだけど)
 ・息継ぎのしどこがわからない。(楽譜にブレス記号はない。先生も適当なところで各自かってにという)
などだけど、こんな所はまさに楽器で構想した結果ではないかと納得した。
生な人間がだせる歌声の限界の曲なんですよ。

「二重フーガ」のマスターは当分かかるだろう。完成しないかもしれない。高みをめざして歌い込むだけ。
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昨日の第九

2013年06月01日 14時04分48秒 | 第九に挑戦
昨日は白州から帰ってきて、夕方から第九の練習に行った。3回目かな。
自習の方はばっちりやってます。練習用CDからバスの練習部分だけを編集コピーして聞きまくってます。知ってる、耳についてるメロディーではないバスメロディーを歌うわけだから、記憶を全て捨て、「これが第九のメロディー」となるまで聞きまくるのが僕流の練習。覚えられない詞も一体で頭に沁み込ませちゃう強引さもある。おかげで他のパートに引きずられないで歌えるのを昨日ちょっと経験した。いいね、これだね。
昨日は合唱の中の合唱部、「歓喜の歌」の練習がありました。第九やる人はここを歌いたくてやるといわれるほど有名な部分。543小節目から48小節、8分の6拍子のメロディー。例によってバスのメロディーは易しいです。テノールのメロディーはまたしても難しいものでした。でもきれいなメロディー。ベートーベンの才能でしょうか。僕は歌えそうにない。高い声が出ないし。
テノール担当の男性は少なくて1人1人の声が目立ちます。その中でお1人、初老の方で白髪を後でまとめてる方がいらっしゃる。この方は相当の経験者。難しいメロディーを完全に歌える、初老なのに高い声が出る。この方の楽譜を盗み見した。びっしり書き込みがしてあった。こういう人がいるのですね。
男女別々に練習した後、合同で合わせる。さすがにメインメロディー。皆さん歌えるのと、きれいな合唱。半年でまだまだよくなるよと先生はおだててる。ただ、しつこく単語の先頭の子音の出し方を注意する。「フライングして出せ」と言う。音符の下にその単語があっても、先頭の子音の音はその音符の前で出せということ。しかも詞の面で大事な単語(「kusse」「freude」「werden」「breuder」「feuertrunken」「sanfter」)がこの部分に多く、「聞かせる」ためには「発音のフライング」が大事だと力説する。独語はこういう発音なんでしょう。でもそれに気をとられてると、詞もメロディーもおかしくなる。まだまだ練習せにゃならんということ。
少しづつだけど進歩してるのが解る。だんだんおもしろくなっていくのもわかります。
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2回目の第九

2013年05月18日 06時45分00秒 | 第九に挑戦
昨日は午前中に白州を出て、午後神奈川に帰り着き、夕方の練習に参加。あわただしかった。第九の練習は金曜日、こんなあわただしい金曜日が増えそうだ。

初回の練習に参加できなかった方もいらっしゃったようで数も増えたように感じた。男性も増えた。でもテノールは6~7人。
練習はリラックス体操、発声練習、独語の発音・詞の読み練習。[休憩] 男女に分かれてパート練習。[休憩] 最後の30分は今日やった所を全員で合唱。こんな進め方です。これが普通なんでしょう。

・発音にこだわる

 きちんと独語で歌うことを重視するようで、発音にこだわります。これも第九の定番のよう。ところがやればやるほどできないことに気付きます。単語の先頭と最後の子音の音を強調するよう注意されます。例えば「steht」(立つ stand)という単語。先頭の「S」は「ス」でもなく「シュ」でもない日本語にはない音を要求され、最後の「t」はつばが飛ぶほどに「トゥッ」と強く出せといわれる。さらに音楽的には小節の先頭に「steht」(シュティートゥ」がある場合子音の「シュトゥ」は前の小節の最後で発音する感覚、その小節の最初の音は母音「e」の音が出る感覚、ようするに早め早めの準備、発声が独語の特徴。なんと難しい。 はいはい がんばります。

・大勢の中だとごまかせる

 僕はまだまだ詞もメロディーも身についてません。あたりまえです。でも全員で合唱する時自信のないところは自然と小声になるもの。この味を知ってしまいました。つまり大勢の中の1人ですから僕1人が歌わなくても問題なし。なるほどこれなら気楽に行けるぞ。
 早速姑息な手段を覚えた僕です。 が、やるよ。まじに練習すっからな。

・テノールとソプラノは難しい

 バスパートのメロディーはもう数十回聞いてだいぶ耳についてきてます。いままで聞こえてこなかったメロディーでめんくらってるところなんですが、全体的にはやさしいメロディーだなが印象になりつつです。でも2箇所ほど難しいところがあって、教材のCDでも「ここは技術的に難しいところ。しっかり練習してください」と説明がはいってる。これくらいは当然でしょうと納得してます。
 昨日初めてテノールのメロディーを聞いてびっくり。難しいのなんのって。同じ曲の中のメロディーかと思うほど。ベートーベンは狂人です。
 そしてそのメロディーを参加者(経験者)が歌えるのにびっくり。さすが経験者、第九愛好家ですね。もうひとつ、練習にテノールの独唱予定者(オペラの先生)が参加されてますが、この先生が参加して歌うとこのメロディーがしっかり歌になって聞こえる。さすがですね。やはりプロ。

・詞の暗記

 詞の暗記につとめてます。やってて解ってきたことがあります。同じ詞の繰り返しが多くて、詞そのものは少ないのです。どの詞をどの単語から繰り返すかを覚える必要はあります。でもこの点は練習してると覚えるというより体にしみつくみたいな感覚で歌えるようになるもんです。聞き込む、合わせて声を出す これの繰り返しでしょう。
 難渋してる詞が1フレーズだけあって、どうしても暗記できません。(Ja から始まる9小節)記憶力が落ちたとも思うし、お経と同じで意味のわからん音の羅列に過ぎんのですから無理もない。今歌える部分も聞いて聞いてしてきた中で頭にしみついたもの。聞きまくれば覚えるものと思って気楽にやってくつもりです。

少しづつだけど歌えるようになる おもしろくなってくるよ。「第九はどつぼ」というのがなんとなくわかる。
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やばいぞ !!

2013年05月10日 22時06分51秒 | 第九に挑戦
今日第九の練習初日。当初300人集める予定だった合唱隊だったが100人程度の応募だったらしい。バスが15,6人、テノールは4人しかいなかった。女性が圧倒的に多い。こんな集まりぐあいはなんとなく納得できる。「やばい」のは参加者数ではない。そこは主催者側でなんとかするだろう。

受付が終わって、全員が大ホールに集まった時点で講師陣の簡単な挨拶があり、最初の質問が「歌ったことのある方は?」だった。当然この質問から来るわね。半々だろうと思って見渡したら、手を挙げてる人が7,8割だ。
「えっ、経験者ばかりじゃないか」。  じぇ じぇ!

さて4つのパートがあるが、こんな大勢でどういう練習方法をとるんだろうと興味を持って待ってたら、「間違ってもいい、歌えない人は『あ~』でもいいから、とりあえず通して歌ってみましょう」ときた。参加者がどれくらい歌えるかを知るための調査だったんだろう。
それにしてもこんな入り方ありかよ。ぼくは最初のフレーズはどうにか歌える。それ以降は全くだめです。黙ってみんなの歌を聞くしかない。皆さん歌えるんですよ。「えっ、こんな歌える人達なの!」「コーラスもきれいじゃないか!」。  さらに「じぇ じぇ じぇ!」です。+落胆。

やばい。これは人の3倍は練習しないと追いつけないぞ。

冷静になって考えてみると、アマチュアの第九はこれが一般的な形なんだろう。経験者が8割のところへ2割の初心者が入って歌う。こうして初心者が経験を積み、経験者になっていく。さらにその経験者が次の初心者を引っ張っていく。だから練習の最初は「通して歌ってみましょう」となる。なるほどね。これが「日本の第九文化」なのだ。「目から鱗」でした。

発破掛けられて初日は終わった。練習に本腰入れにゃ。 
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詞の暗記準備

2013年04月22日 07時53分48秒 | 第九に挑戦
   詞を書きだした。楽譜から詞の暗記はしづらい。

写真はバスパートが歌う全詞。同じ詞が繰り返し出てくるので実際は半分ほどの詞を暗記すればよい。
さらに半分くらいは長年聞いてきた中で、発音は正しくなくてもそれらしく口づさめる詞だから覚えること自体はクリアできそうな感じ。
次に来る問題は独語の発音。伊語に比べてその雰囲気をだすのは難しそう。あのヒットラーが国民を鼓舞したときの演説調、あれが独語の雰囲気。独特の発音も伊語に比べて多い。
最大の問題はメロディー。2,3か所「えっ、こんなメロディーで歌ってるの」とびっくりする音符が展開されてる。合唱を聞いてる中では聞こえてこなかったメロディー。写真の詞の中に何か所か「~」があります。これは数小節分音を延ばす所、当然一本調子じゃなく、メロディーになってる。難しそう。
練習用CDの中に詞を音符の長さで、でもメロディーラインには乗せずに朗読してるものが入ってます。なるほど、まずこれを習得してからメロディーをつけるわけだ。歌を覚える過程を2つに分解して進める、理にかなってるね。CDでここを聞いてるとお経を聞いてるような調子です。
とりあえず、これを1フレーズづつ聞き込んで、覚えていくのが作業のようだ。
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楽譜とCD

2013年04月16日 09時44分50秒 | 第九に挑戦
高校同期の友人から第九の楽譜、バスパート練習用CD、それに彼が2010年に歌った時のDVDを受け取った。彼と12月の本番をめざしてこれから練習を始めるのだが、経験者の彼が「揃えてあげる」で揃えてもらった一式だ。

         

早速楽譜にマーキングし、CDを聞いてみた。第一感 「あれっこんな難しいメロディーなの」。冷静になってみりゃ当然のこと。聞きなれて、耳についているあのメロディーを歌わせてくれるはずないよな。「ちょっと甘かったぞ」緊張感が走る。歌う時間は7,8分じゃないか。なんとかなるだろう。時間もあるし、練習練習。
ドイツ語の歌詞にも問題。合唱を聞いてきたから詞(発音)をなんとなく覚えている。ところがこれがいいかげんなドイツ語の発音。しかも癖になってるから全くクリアして再入力する作業が必要なようだ。
第九の本番は楽譜持ち込み可のようだけど、僕流にはそんな物読みながら歌えるとは思えない。詞とメロディーは丸暗記が信条。どういう手順で覚えていくかをしっかり計画することがまず仕事みたい。合同練習は20回しかないんだ。独学が重要だぞ。
8月までの4ヶ月は独語と伊語のバイリンガルで練習になる。伊語の方をすでに暗記してるのでちょっと気が楽。
まっ 難しく考えないで、楽しみの域でがんばろう。

今オペラ教わってる御夫婦の先生(古川さんというのだが) ご主人が第九でテノールの独唱を歌われるのは知ってた。奥さまがソプラノを歌われることを改めて知った。というのもこのご夫婦声楽の世界では旧姓で通してるのです。だからソプラノ「鈴木」とかいてあると奥さまとは思わなかったのです。また楽しみが増えた。
合唱団の募集は思ったようには集まってないようで、募集期間を延長したみたい。まっそんなことはどうでもいいんだ。自習に励もう。
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第九合唱団に参加

2013年03月31日 11時29分24秒 | 第九に挑戦
第九の合唱団に参加することにした。オペラを主催してるグループも関係してるのだが、座間市が12月に第九の演奏会を企画し、その合唱団への参加を募集した。どうしようか悩んでいた。
高校同期に座間男性合唱団に所属してる友人がいる。彼とも相談し、2人で参加することにした。

本番は12月8日 練習は5/10から毎月3回の22回 楽譜は自分で準備らしい。
ソプラノ100名、アルト100名、テノール50名、バス50名の募集。ぼくはバスで6番目のエントリーでした。

指揮 宮本文昭  東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団  ソリストはアルトを除いては決まってる。テノールの独唱者は今オペラでお世話になってる「古川寛泰」先生。
指揮の宮本さんはオーボエ奏者で有名。娘さんはバイオリニストの宮本笑里。そんなことにも興味があって参加してみたい気持ちではいたのだ。

今度はドイツ語。また目標がひとつできた。努力しよう。
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