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2回目の第九

2013年05月18日 06時45分00秒 | 第九に挑戦
昨日は午前中に白州を出て、午後神奈川に帰り着き、夕方の練習に参加。あわただしかった。第九の練習は金曜日、こんなあわただしい金曜日が増えそうだ。

初回の練習に参加できなかった方もいらっしゃったようで数も増えたように感じた。男性も増えた。でもテノールは6~7人。
練習はリラックス体操、発声練習、独語の発音・詞の読み練習。[休憩] 男女に分かれてパート練習。[休憩] 最後の30分は今日やった所を全員で合唱。こんな進め方です。これが普通なんでしょう。

・発音にこだわる

 きちんと独語で歌うことを重視するようで、発音にこだわります。これも第九の定番のよう。ところがやればやるほどできないことに気付きます。単語の先頭と最後の子音の音を強調するよう注意されます。例えば「steht」(立つ stand)という単語。先頭の「S」は「ス」でもなく「シュ」でもない日本語にはない音を要求され、最後の「t」はつばが飛ぶほどに「トゥッ」と強く出せといわれる。さらに音楽的には小節の先頭に「steht」(シュティートゥ」がある場合子音の「シュトゥ」は前の小節の最後で発音する感覚、その小節の最初の音は母音「e」の音が出る感覚、ようするに早め早めの準備、発声が独語の特徴。なんと難しい。 はいはい がんばります。

・大勢の中だとごまかせる

 僕はまだまだ詞もメロディーも身についてません。あたりまえです。でも全員で合唱する時自信のないところは自然と小声になるもの。この味を知ってしまいました。つまり大勢の中の1人ですから僕1人が歌わなくても問題なし。なるほどこれなら気楽に行けるぞ。
 早速姑息な手段を覚えた僕です。 が、やるよ。まじに練習すっからな。

・テノールとソプラノは難しい

 バスパートのメロディーはもう数十回聞いてだいぶ耳についてきてます。いままで聞こえてこなかったメロディーでめんくらってるところなんですが、全体的にはやさしいメロディーだなが印象になりつつです。でも2箇所ほど難しいところがあって、教材のCDでも「ここは技術的に難しいところ。しっかり練習してください」と説明がはいってる。これくらいは当然でしょうと納得してます。
 昨日初めてテノールのメロディーを聞いてびっくり。難しいのなんのって。同じ曲の中のメロディーかと思うほど。ベートーベンは狂人です。
 そしてそのメロディーを参加者(経験者)が歌えるのにびっくり。さすが経験者、第九愛好家ですね。もうひとつ、練習にテノールの独唱予定者(オペラの先生)が参加されてますが、この先生が参加して歌うとこのメロディーがしっかり歌になって聞こえる。さすがですね。やはりプロ。

・詞の暗記

 詞の暗記につとめてます。やってて解ってきたことがあります。同じ詞の繰り返しが多くて、詞そのものは少ないのです。どの詞をどの単語から繰り返すかを覚える必要はあります。でもこの点は練習してると覚えるというより体にしみつくみたいな感覚で歌えるようになるもんです。聞き込む、合わせて声を出す これの繰り返しでしょう。
 難渋してる詞が1フレーズだけあって、どうしても暗記できません。(Ja から始まる9小節)記憶力が落ちたとも思うし、お経と同じで意味のわからん音の羅列に過ぎんのですから無理もない。今歌える部分も聞いて聞いてしてきた中で頭にしみついたもの。聞きまくれば覚えるものと思って気楽にやってくつもりです。

少しづつだけど歌えるようになる おもしろくなってくるよ。「第九はどつぼ」というのがなんとなくわかる。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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体に染み付くような感覚で… (hiromi)
2018-06-13 09:55:51
これが「歌」ですよね。単独の詩、メロディーではなく「歌」。言葉にメロディーが乗っかって発声される面白さ。(詩だけだと覚えにくいけど、体に染み込む様に馴染ませた歌は、体の奥から湧き出てくる)
達成までの道のりは長いけど、2回目の第九には新鮮な期待感があります。
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まじめだね ()
2018-06-13 18:30:57
hiromiさん この本文読み返して、「なんとまじめな歌い手さんなんだろう」 です。やるからにはちゃんと歌い隊という願望が強かったんだろうと昔の自分を推測してる。
今は「あえて第九を歌おう」とは思ってないんです。ところが何かの縁で誘われて歌いだすと、がぜん力が入ってきて、「まじめな合唱者」に変身するんですね。ここはぼくの性格っていうのもあるだろうけど、「ベートーベンの力」「第九の精神力」だと思ってます。やはり「凄い合唱曲」だと思いますね。元気でるし、歌い終わるとドッと疲れる。 「芸術の持つ精神性」でしょうね。
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