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ソリスト聞いてきた 小野寺光君

2024年05月11日 09時30分27秒 | オペラに挑戦
昨日5時〜7時 ソリスト練習を聞きに行った。合唱団員も10人ほどが聞きにきてて、ソリストさん、先生方が驚いてた。聞きにきた人は「素敵な歌声」を聞きたいというのと、僕みたいに下がってしまった熱を上げるためという人もいたんだろう。ソリストさんからすれば、一見邪魔と思うかもしれないが、「この合唱団熱いね」と思うんじゃないかな。それならば決っして悪い行いじゃないだろう。練習に熱が伴うというもの。
昨日はメインの4人が全員参加してて、この時期に全員というのも珍しい。そんな中ソプラノ中井さんの歌声を聞けなかったのが残念。実は中井さん以外の岡野さん、小野寺さん、井出さんは顔馴染みでこれまでの公演で何度かご一緒してる。
そんな中 僕が一番聞きたいのは マラテスタ役 バリトンの小野寺光君。 僕がこの団体に参加し出した頃に2度3度一緒したが、その後偉く(上手く)なったんだろうね、座間にはずっと来てくれなかった。そうそう、会津若松に先生の凱旋公演(2015/04)でボエームをやりに行った時、コッリーネ役を歌ってくれた。まだ学生か、卒業したての若さだったな。彼が歌った「古い外套よ」に感激して、彼を覚えたんです。
その彼 また一段と聞かせる歌い手になったと聞いた。ただの歌稽古なんだが、歌い進んでいくうちに熱が入ってきたんだろうね、体が動き、歌の情感を体でも表現しちゃう。先生がよく言うんだが、「もっと体使って歌うのよ」こういうことなんでしょうね。ここがアマ、プロの差、やはり「恥ずかしさ」。  やっていいんだけどね。 やれるようにしないとな。

ついでに 今回ノリーナを歌う中井奈穂さんは小野寺君の奥さんらしい。7、8年会わなかったうちに結婚してたよ。歌い手同士か。 パターンだね。 いいね。

ソリスト練習

2024年05月10日 13時06分55秒 | オペラに挑戦
久しぶりのオペラ話題。 もう2ヶ月で公演。 というのに今は例年ほどに熱が上がってない。小規模公演というのが大きいかも。 それと個人的に 歌は9割がた口癖のように、歌えるようになっちゃったというのがある。だから立ち稽古までの期間がマンネリになってる。
それと今、4/14から5/18までのひと月以上練習無しで過ごしてる。この歌レスも熱が上がってこない理由だな。 早くみんなで歌いたい。やらんと熱が上がらん。 いい歌にならん。
5/18に再開されるが、これからは立ち稽古で密な練習になっていくだろう。 動いて歌えば楽しくなっていく。いやでも熱上がるよ。 男性の合唱助っ人さんも参加してくれるようになるだろう。 聞こえる合唱もどんどん良くなっていくからね。
昨日先生から連絡があった。 今日からソリストさんの歌練が始まるらしいのです。聞きに来てもいいですというので行くことにしました。17時〜19時まで聞いてくる予定。 ソリストさんの声聞くのも刺激。 熱上げてくれるよ。 今日は3人いらっしゃるらしい。

予想以上に売れてた

2024年05月09日 15時30分42秒 | オペラに挑戦
白州からの帰路、ホールによってオペラ公演のチケット10枚を買ってきた。
今回は小ホールでオケ無しのピアノ伴奏だけ、演目も「ドン・パスクワーレ」という馴染みのないもの だからそんなに売れ行きは良くないだろうと読んだ。実際、いつも来てくれる友人たちも3/4は「今回はパス」と言ってきてる。そうだよな、形だけかもしれないけどオケピットにオケ入れて本格オペラを見せてくれるのが座間だもんな。
で、今日9時発売開始も、午後でも大丈夫と計算して白州からの帰途に行ったわけ。 窓口で担当から「朝一番で来ないからどうしたのかと心配してたんですよ」と言われ、全席の空き具合を見せてもらってびっくり。 今回は350人ほどの定員なのかな、その7割ほどがもう埋まってた。 当然一等席の中央200席には全く空きがない。
しかたなく、前なんだけどより後の席を6席、一番後ろの中央部を4席買った。小ホールだからどこもそんなに差はないでしょう。小ホールでピアノだけという公演、むしろ舞台に近い所で役者の演技を楽しむのも一つじゃないかね。自分がまじまじと見られるのはちょっと恐怖ですが。
まっともかく来てくれる友人への義理は果たせたでしょう。後は「いい歌」を聞かせられるよう2ヶ月の練習に精進ですわ。

昨日で歌伝授終了

2024年01月29日 16時41分03秒 | オペラに挑戦
昨日の歌練で今回の演目「ドン•パスクワーレ」の合唱歌の講義が一通り終わった。10月から月2回のペースで教え込まれてきたのだから、4ヶ月8回で終わったわけだ。これからは各自が暗譜することと、公演でお客様に聞いていただける合唱に洗練していくのです。
覚える歌の量はこれまでやった9演目中で2番目に少ないかな。僕個人的にはほぼ暗譜は終了してる。2月からは譜面無しで立って歌う予定。椅子に座って歌うのでは声が出ない感じなんです。腹に力が入らんというか。自分が「これだ」と考えてる歌を先生に聞いてもらって指導もらわないと練習の意味がなからね。
それに男はバスパートを歌う僕一人。合唱の最中 男性パートの歌が「こう歌ってる」を女性も聞こえた方がいいじゃないですかね。「聞かせてあげる」気分で堂々と歌いたいものです。
ただ一人だから何かと目立つわね。指導が飛んできた時は「個人攻撃」です。(先生も僕をイジって場作りしてるよう)  もう慣れたし、個人レッスンでお得 と考えればいいんですから。
今回も苦手な箇所がちゃんとあります。昨年暮れに書いた記事の後半にそれを書いてます。
写真の我流譜面の左端、実際の調で「ラ」から初めてますが、読み直してみれば、一番下から「ド、レ、ミ・・・」なんですよ。3段とも下の「ド」の連続から突然飛び上がるところがありますが、1段目と3段目はドからラへ、2段目はドからファへあがってます。今このラへのジャンプがどうにか捕まえられつつある状態。ファへのジャンプができない。必死してるところ。
みなさんもやってみてください、簡単じゃないのを理解してもらえると思います。ドを10回歌ってラに飛ぶ、そこができたとして、またドを10回歌ってちょっと低いファに飛ぶ。 できます?「ドファラ」の和音が体に染み付いてると問題ないんだろうけど。
まっ これまでも毎回難題を克服してきたんだから、できるようになる と思ってます。
4月から公演の7/21までの練習予定も発表された。19ないし20回で本番です。3月中には8割の品質にしないとな。

「ドン・カルロ」を観る

2024年01月22日 08時41分52秒 | オペラに挑戦
昨日地元の「やまと国際オペラ協会」が主催したドン•カルロを観てきた。 これまで観たことないし、当然歌ったことないし、勉強したこともない。ただテノールとバスが友情を誓いあって歌うアリアは有名で、このアリアがドン•カルロだと思ってる程度。
観終わっての感想 「なんと長い」です。 1時半に始まって、終わったのが6時過ぎてた。原作が長かったようで、長いが故の改訂もされてるようなんですが、昨日の公演は原作により忠実にと「五幕版」で、かつ初演の時にあった幕間のバレーもあったんです。こんなのあるとは知らずに、ストーリーとして何か意味があるのだろうと想像しながら見てた。意味が分からんのに20分以上クラシックを踊ってる。知ってみれば、オペラストーリーと全く関係ないんです。パリで初演した時、オペラ座からの要望でバレーを入れた、それを再現した、それだけのよう。 まっこういうのも意味有ると言えば有るのかも。
まっバレーを抜いても長いんです。ストーリーは単純なんだけど、枝葉を付けすぎてるかも。(今の)日本人がイタリア語劇を考えながら、理解しながら観れる時間は3時間ほどじゃないですかね。途中から話が混乱してきて、劇中の人間関係すら怪しくなっていく。最後はちょっと辛かったな。 ストーリーのおさらいが必要です。

出演者ではロドリーゴを歌った森口さん(バリトン)とフィリッポ二世を歌ったデニス•ヴィシュニャ(バス、ウクライナ人)がよかったね。バスはろうろうと聞かせてくれた。王の悩みがそれだげで伝わってくる。森口さんは声もいい、発音もきれい、演技も上手い 聞き入ったね。
オペラそのものは僕の概念とちょっと違ってて、ソリストさんにしっかり歌わせる、ソロで、いろんな声質の組み合わせで ヴェルディが敢えてそこを狙って作ったんじゃないかと思える構成ですね。椿姫ではソロと合唱が掛け合うところもあるのに、カルロでは無いといってもいいくらい少なかったな。僕の好きな構成のオペラじゃないなの印象。
エリザベッタの西本さんは蝶々さんでいっしょした。森口さんはカバレリアで、大審問官の志村さんとは二度三度ご一緒してる。うれしいよね、昔ご一緒した人をみれるのは。

自分が合唱で「その他平民」を演じてるから合唱の歌、演技が気になる。僕がこれまでやってきた演目ではソリストさんと自分たちが絡むことがあった、できた演目だった。それが有るから面白いと感じてるんだが、このカルロはソリストさんと合唱団の役割に距離が有るんだね。絡みが少ないんですよ。そういう演出なのか、そういう作品でしょうがないのか 分からんですが、こういうのは面白くないなと印象したな。
だからかな、合唱団が動かないで、いわゆる合唱団して歌ってる場面が多いんですね。これはつまらん。座間の先生が絶対に横に並ばないで、見た目に動きが、変化が、凹凸を作るように立って とシツコク注意するんだが、「こう見えちゃうんだ」が分かった。
こういう演出になった理由に会場「シリウス」の大きさがあったかもな。ステージが狭いので人を動かせなかったかもしれない。オケもピットが無く、客席の前部を5列を潰して、平場にオケを配置してた。前列で観てた人はオケの音がまともに聞こえて、舞台の歌声は聞こえなかったのでは。 ぼくは最後列に座ったのでむしろ最高席じゃなかったかな。

庶民レベルが演じる舞台をみせてもらうというの仲間なので何かと勉強になりました。

よく歌ったな

2023年12月25日 09時18分10秒 | オペラに挑戦
今年の歌練は17日に終わってて、新年はなんと27日から。先生夫婦もゆっくりしたいだろう。お二人はフクスマ県のスッシンナンダ。田舎に帰ったら、ゆっくりするわな。
今年もよく歌ったな。9月まではボエームのテノール合唱、10月以降はドン・パスクワーレのバリトン。ほぼ毎日歌ってた。まず歌わないとその日が始まらないみたいな歌生活になってる。
そこで今練習してるドン・パス、目標通り、特殊な一部を除いてもう暗譜した。今朝の散歩時に通しの確認を3回やって、自己評価90点。これ以上は先生に直してもらう領域だと思う。
12/4に紹介した、僕には難しい音のジャンプ部もある見つけ方を発見してから、上の「レ」が見つかるようになってます。また先日突然出てきた詞、メロディ、リズムの変更も消化し終わりました。
そこで敢えて残した、残ってる「特殊な箇所」なんですが。    
右はこの箇所用の我流楽譜です。テノールソロ ‘エルネスト’が愛のバラードを歌う後ろで伴奏風に「ラッララッララッララッラ」と延々35小節「ラ」を続けるところです。音が上下するのは楽譜みていただければ。netピアノで音とるのですが、とっさにその鍵盤がおせるようドレミを書いてます。1小節が八分音符 6個で構成されてることも表してます。これを見ながら、エルネストの歌を聴きながら、音の上げ下げを気にして「ラ」の連呼 です。いつ高さを変化させ、どこに上がるか、下がるか これも呪文のように脳みそに染み込ませるしかないでしょう。ここはこの高さで25回なんて覚えたって、歌いながら勘定なんてできないからね。
できたら年内に覚えたい。 出来れば全部完成。 そうなりゃ切りががいいじゃん。

えっ、こんな修正ってあり?

2023年12月18日 20時43分35秒 | オペラに挑戦
昨日、今年最後の歌練があった。まず、昨日でほぼ今回の参加者が確定した。男はバリトンの僕1人ということになりました。初参加だった会社の先輩は正式に辞めたようです。
男一人という状況での想い。 僕は中2の時福井から神奈川に転校しました。部活 運動系を考えてましたが、あまりのレベル差を見て、参加を断念してた時、音楽の先生から合唱部に来いと言われ、のぞいてみました。男性は2人だけだったんです。「いやだ」で参加拒否しました。 実は今までこの辞め方が 簡単に言えば「男らしく無い」で、「あれは違う」と引っかかってたのです。だから今度は「やりたいんだ」を重視、恥ずかしい場面だってあるだろう、「何が恥ずかしいの? 所詮素人じゃないか、歌えなくて当然じゃん」で行こうと決められたんです。 もう堂々たるものですよ。 男の歌が先に出る箇所の練習 「四拍目から出る」ところがどうしてもフライングするらしく、出だしだけで何度止まったことか。 いやさすがに「平然と」耐えられる状況じゃなじゃったですがね。 でもだ、堂々と渡って行けばいいじゃん です。
イヤイヤ、本当をしゃべれば、「暗譜レベル、歌える程度、練習量」どれ取ったって彼女たちに負けてない自信あるからね。だって、女性用の譜読み練習5回やるよ。ぼくは1回だもの。それで「じゃ合わせて歌ってみましょう」だったからね。譜面読みながら歌う女性20人に、もう覚えてる男が負けるはずないじゃん。むしろ 皆さんが歌う時男性がこう歌ってますよの指導役みたいなものです。 ついでにテノールの合唱部も歌ってあげちゃうんだから。
男一人ですが 指導役もやるぞに気構えで 常に先を行ってやるつもりでいます。

本題はこれじゃなかったんです。 昨日の練習でA4 2枚にわたる楽譜修正が渡されたんです。初めての体験。 「えっ、こんなことってあるんかい?」ですよ。 詞も変われば音もかわる、リズム、音の長さまで変わるのです。 説明では「近年の研究でこれが正しいのではと一般化してきてるようで、これで・・・・」とだけでした。 元々の作者 ドニゼッティがそう書いたんだからそこが「正」でしょうと言いたいところだが、分からん、難しい世界が漂ってるようです。
ちなみに一つの例。 「Zitti」 という単語が数回連呼されます。「静かにして」という意味ですが、最後が「i」の場合は「貴方、貴女」という「you」を意味するんです。 そこを「o」に変えてというのが変更内容。「Zitto」になるのですが、こうすると目の前にいる全員、「みなさん 静かにして」になるのです。 合唱の歌 最初の数回は「Zitti」で歌い、後半は「Zitto」で歌うようにの変更。
こんなことにしたって、原本を壊していいの? いくら研究したって、著作権みたいなのがあるんじゃないの?  まっどう変わったって、その意味までは理解できずに合唱するのが労働者としての役割かな。  あのですね、前に前に練習して覚えてしまった僕が1番の被害者。また脳みそ内を消さないといかん。 えらいこっちゃ。

未体験音感世界

2023年12月04日 08時54分27秒 | オペラに挑戦
今日は音楽話。 要するに「難しい、歌えない」に始まって、こんな音感 初体験という話です。
今来年7月に向けて ドニゼッティ作「ドン・パスクワーレ」を練習してる。この中で「こんな音の展開させるか」「ありかい」と悩まされる音(メロディ)があって、どうしても音が取れずに悩んでる。これまでも色々悩まされてきたが、これが最悪。歌えるようになる自信無し。

歌えないのを分かって欲しく、先生にこんな泣き言を送った。     
 「162頁の上段三小節目 2つ目の音がとれない。
  ハ長調で読みますが、ミから上のレに飛びます。
  これがやってもやっても捕まらない。 変調したように感じる。
  こういう音の飛び方を経験してない。 だから能力の中に無い。
  アマチュアにはそんな世界があるんですよ という話 わかりますか?」
先生からの返事はこうです。
 「たぶんそこは、前のメロディと切り離して新しく音を取る感じで音をとった方が
  いいと思います! レの音はピアノ(伴奏)の下の音で弾いてくれてるのでそこの
  和音を覚えておく…といった感じで。みんなで歌った時に和音を感じてください♪ 」

先生達は絶対音感を持ってて、譜面の音符見て、即その音が出せる。ぼくにはそんな能力無い。メロディを覚えて、そのまま歌うか、せいぜいそのあたりの和音を感じて音を見つけて歌う(ハモれるってそういう能力)。だから突然別世界の和音でと言われたらお手上げなんです。
さらにこの部分 下のミから上のレに飛べという音形。こんな飛び方、歌人生70年の中で歌ったことがない。脳みその中にそんな「音感世界」がないんですよ。
僕はこういう分析をして、「しょうがないよな」と自分を慰めてます。
みなさんも周りにピアノのような楽器があったらやってみてください。「ミミミミ」と4つ聞いてから、上のレの音が想像できますか? 上のドとかミなら想像できるし、歌えるんですがね。

自主練習が進む

2023年11月30日 09時48分12秒 | オペラに挑戦
25日の練習時にパート別の音取りCDをもらって、iTunes に編成入力し白州にもってきた。ここは練習にいいんです。大声出しても怒られることがないからね。
毎年のWSでこのCDを貰うのだが、これが僕には最高の武器。楽譜を読みながら歌う能力が無い僕には楽譜代わり。先生の歌う詞とメロディをそのまま丸暗記すればいいんだから。
「単純丸暗記」この手の能力は人様以上と自負してるほど。おそらく合唱仲間は驚いてると思うんです、覚えが早いので。 まっ練習時間、回数が半端ないから当然だけど。皆さんも同じだけやったら、同じように覚えちゃうんだけどね。
CD繰り返し聞いてると 間違って覚えちゃってるところ、どうも苦手で音が取れないところがハッキリしてきて、修正も効率良く進む。 ちょっと面倒苦さそうな部分はほとんど手をつけてない。そこ以外は70点位まできてる。これもここ数日のCDによる練習のたまもの。
当初の目標=年内に一通り暗記する は達成できそう。 あと一ヶ月 70点部はより精度をあげる。 手付けず部は気持ち入れ直して挑戦です。

これから表仕事を2時間ほどやります。 音取りCDじゃなく、舞台公演から取り出した本物の音源に合わせて復唱しながらです。これで合わせられれば、大進歩。

さすがに プロ

2023年10月31日 17時02分34秒 | オペラに挑戦
29日の日曜日 歌練 新ワークショップの2回目練習だったんです。自分としては予習をバッチリやって、歌えない部分を教わるつもりででかけたんですが。
その日座間市の音楽会があり、市民合唱団体の発表会があったそうなんです。夕方からはそれぞれの打ち上げ会があったようで、こっちの練習参加者が少なくなっちゃった。結果5人しか集まらなかったんですよ。
こうなると演目の講義をやっても、次回同じところをやり直さないといけなくなる。先生はそう判断したんでしょう、急遽イタリア歌曲を題材に声楽一般の講座に変更したんです。
個人的にはこういうのも好き。いい物をまた知れる。
今は便利ですね、ピアノ伴奏の先生がもってるタブレット(先生が使う諸々の楽譜がデータで入ってる。もう紙の楽譜は持ち歩かないんです)の中から1曲を選び、それをホールの担当者にメールし、印刷してもらって、教材をその場で作っちゃった。
選ばれた曲はドナウディが作った「O del mio amato ben」という曲でした。この会とつき合って10年近くの間、公演オペラ以外の歌曲、オペラアリアをいくつか教わってきた。声楽の勉強教材としてね。中にはソロで歌わされたものもある。当然覚えちゃってる歌、好きな歌もありますよ。でも今回の歌は初めて。当然ですが、「いい歌」っていくらでもあるものですね。
素人5人に2時間、興味を持たせながら勉強してもらう工夫が必要で、まず「どんな歌か聞いてみて」で始まった。先生から奥様に「和音さん 一度聞かせてあげて」の要求に、「えっ私歌ったことない」の返答。 でもそこはピアノの先生も、声楽の和音先生もプロ。伴奏聞いてるだけで曲想が解かって、「いい曲だな」と引き付けられる。和音先生も歌ったことないと言うのにサラッと歌ってしまう。 さすがにプロだなを思いました。初見(?)の楽譜見て、音の高さ、長さがサラッと表現出来る。途中にややこしい三連符があるというのに。しかも初読みのイタリア語でです。感動と圧巻の印象でしたね。
僕は「譜面読んで歌えないんです」を日頃自慢してますが、そんな僕からすると、こうして歌える人は「宇宙人」ですね。この1/100でも能力あったら、もっと楽に歌えるんだろうけどな。
さてそれで僕の終了時はどうだったかなんですが、歌えるようにはなりませんでした。高度なテクニックが必要なのと、失恋の男心の歌 こういうの難しいじゃないですか。朗々と歌うって照れる。照れたら歌にならない。解っててもできないんですよ。
でもこっそり「自分の持ち歌」にしようとYoutube引いて見つけてます。音源があれば真似して覚えることはできますから。また持ち歌が1曲できる。照れないで歌いたい。