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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

不寛容な社会

2016-06-21 | いろいろ
今日は夏至、不安定な気候ですが日の長さを感じる昨今です。
我が家の庭の夏椿(シャラの木)も、毎日綺麗な花を咲かせては一日で花を落としています。

近頃耳にする言葉ですが、日本全体が「不寛容な社会」になっているのではないかと感じます。
他人だけではなく、自分もそうならないように気を付けなければなりません…。
秩序と礼節を大切にする日本は、世界でも稀な整然とした国とも言われていますが、
ともすればそれが行きすぎてはいないかと思わざるを得ない時もあります。
統制が取れ過ぎていて、それを強要する力が強く、怖い感じがする時もあります。

例えば、保育園の建設反対、電車にベビーカーを持ち込むことへの議論、
政治家の公金使用に対する細かすぎるバッシング、芸能人の不倫問題への徹底的な追及、
CMで使った言葉への批判に対してCMオンエア中止、座って本を読む二宮金次郎、
レジで怒鳴り散らす大人、クレームをつける客、隣人の生活を異常に気にする人・・・
本当にいけないことを許してはいけませんが、その場合でもちょっと逃げ道を残してあげないと。
子どもを叱る時と同じです。

自分個人への不利益がそんなにも許せないのでしょうか?
誰もが完ぺきではないのだから、許しあって譲り合って暮らしましょうよ。
いつから日本は、こんなにもギスギスしたとげとげしい社会になってしまったのでしょう。
日本全体を考えたら、もっと他に、真剣に反対しなくちゃならないこと、ありますよね?!

こんな豊かな日本なのに、一人ひとりの心に余裕がないのかもしれませんね。
それとも、日本人特有の「型から外れたら許さない」「横並び」思考が、増幅しているのでしょうか?
あるいは、辛い思いをため込んでいる人が、他のだれかを攻撃することでその憂さを晴らすのか。
今までは、身内で語り合って何とかしのいでいた愚痴や悪口が、
ネットに書き込みすることで広く世間の知るところとなり、
同じ思いでいた人を助長して「フルボッコ」となり、さらに大きな問題にしてしまう。
誰でもネット上での匿名発言が可能となり、多くの人がコメンテーター化しています。

梅雨空の憂鬱な感じもあって、ちょっと息苦しさを感じてしまう人も多いでしょう。
「自分に甘く他人に厳しい」そうならないように、私も気を付けたいと思います。

昨夜は、満月の色が赤みがかる年に1度の「ストロベリームーン」、
薄雲のかかったおぼろ月でしたが、月を見て心が癒されました。


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2 コメント

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桜子さま (holy)
2016-06-22 01:06:31
沙羅の花は、縁にギザギザがあり花びらが繊細で花芯も華やかでとても美しいのですが、
たった一日で思い切りよくその姿を消してしまいます。
儚さゆえの美しさに魅了されます。

桜子さん、辛い日々をお過ごしだったのですね。
一人では生きられぬゆえの楽しさと辛さと、人生は禍福が交互に押し寄せますね。
その後はいかがですか?
私も実はいろいろあり…
ブログには楽しいことだけを載せたいの書きませんが、生きているっていろいろありますよね。
近いうちにお会いしたいですね!

自分も大事ですが、他人を思いやる強さと優しさも持ちたいです。
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思いやり (桜子)
2016-06-21 21:50:23
沙羅双樹の花ですか。椿科の花なのですね。夏に近い時期にこのような清楚な花をたった一日だけ咲かせるのですね。
ストロベリームーン、見逃し残念です。

人の心に思いをはせることが、少なくなってきているのでしょうか。年齢を重ねるにつれ、気が短くなったり、かたくなになってきます。自分はどうなのかと反省しつつ、日ごろ他者に及ぼす迷惑などを考え、不安になっているところでした。といいますのは、このところ年上の方々とのやり取りで、落ち込んでしまっていたからです。気持ちの整理に、日時を要しそうです。でもいつまでも悩んで暮らすより、気持ちの持ち方を変えねばと思っています。言ったもの勝ちの状況、何とか優しさやソフトさに変ってほしいものですね。
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