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映画 『三度目の殺人』

2017-09-18 | 映画
台風、そして30℃以上の猛暑と不安定な天気の連休でした。
久し振りに地元の映画館で映画を観ました。

是枝裕和監督がオリジナル脚本で描く法廷心理ドラマで福山雅治と役所広司が初共演です。
第74回ヴェネチア国際映画祭にてコンペティション部門に正式出品されましたが、
最優秀賞である金獅子賞はアメリカの『The Shape of Water』が受賞しました。
(以下ネタバレありです)
裁判をビジネスと割り切り、勝ちにこだわってきたクールな弁護士役を福山(素敵♪)が、
2度目の殺人を自供し死刑がほぼ確実な容疑者役を役所さんが演じます。
容疑者の供述が二転三転して明確な動機を見抜くことが出来ず、
広瀬すず演じる被害者の娘の供述から新たな衝撃の事実も判明します。
最後まで、本当の犯人は誰なのかはっきりしないまま司法側の都合で(!)容疑者の死刑が確定し、
真実はどうなのか観客にゆだねる終わり方だったので
観ている方としては「エッ?!これで終わっちゃうの?!」とモヤモヤしたまま映画館を後に。

その後、書店で監督の書いた本をしばらく読みましたが、本も映画と全く同じ終わり方、
そうですよね、監督が書いたのだから。
タイトルの「三度目」から、私はある考えを持ちましたが…果たしてそうなのか?

作品の弁護士、容疑者、殺害された男性3人には皆、女の子がいて、
それぞれ親子関係が上手くいっていない、というのも気になりました。
人生で一番大切なものを見失っていて、
その間違いに気付いてもすでに手遅れ、もう取り返しがつかなくなっている…。

映画は大きな事件もアクションもなく会話で映画が進んでいくので、
眠くなってしまう方も多いようで、静かな映画館に大きなイビキが途切れずに鳴り響き、
「寝てもいいから頼むからイビキは勘弁して!!(家で寝て!)」と思ってしまいました。



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