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映画 「日本のいちばん長い日」

2015-08-24 | 図書館
映画「日本のいちばん長い日」を見てきました。
戦後70年の今年8月に公開されたことに、意味があります。

原作は半藤一利著の『日本のいちばん長い日』、残念ながらまだ読んでいません。
半藤氏の義理の祖父は夏目漱石!(奥様が漱石のお孫さん)

第二次世界大戦終末期、昭和20年8月6日広島に、8月9日長崎に原爆投下、そしてソ連軍の満州侵略。
もはやなすすべもなく、日本の命運は尽きていました。
しかし日本政府は、徹底抗戦を叫ぶ陸軍に引きずられ、先に出されたポツダム宣言に対し判断を決められない。
玉音放送で戦争降伏が国民に知らされる8月15日をめぐる24時間を再現する、
史上最も長い一日を活写したノンフィクションです。

1967年に、岡本喜八監督、出演は三船敏郎、加山雄三、黒沢年男、佐藤允さんらによって映画化されています。
それから48年後の今年、原田眞人監督によって再度映画化されました。
出演は、役所広司、本木雅弘、松坂桃李、堤真一、山崎努さんたち、現代を代表する役者さんたちばかり。
昭和天皇役にもっくん?って初めは思いましたが、映画を見たら話し方も佇まいも似ていてビックリしました。
畑中健二少佐役の松坂桃李くんも、鬼気迫る演技で見ていてドキドキするほどでした。

「聖断」を下す昭和天皇、敗戦の責任をとって自決する陸軍大臣、終戦させまいと反乱を起こす青年将校たち。
映画に登場する誰もが、終戦後の日本の行く先を思っての行動です。
それぞれの信条と立場において、それぞれが最善と信じる努力を尽くし、真摯に国を思います。
国の名誉のために戦争を続けるのか、あるいは戦争を終わらせるのか。

原作を読んでみる必要があると思いました。

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