朝ドラ「なつぞら」最終回

今朝、朝ドラ「なつぞら」が最終回を迎えました。
今まで見てきた朝ドラの中で、私の中ではベスト3に入る良いドラマでした。
自分の子どもの頃をたどる時代だったことも、楽しく見られた一因でしょう。

戦争で両親を失って浮浪児になってしまった主人公のたどる人生、
それがまさかスタジオジブリにつながるとは思っていませんでした！

私は小さい頃、アニメの「日曜世界名作劇場」が大好きで「ムーミン」「アンデルセン物語」
「アルプスの少女ハイジ」「フランダースの犬」「母を訪ねて三千里」など毎週見ていました。
特に「ハイジ」は背景の絵がとても綺麗で、スイスは一度行きたい憧れの国でした。
その他にも「タイガーマスク」「デビルマン」「ルパン」それから「大草原の小さな家」
次から次へと出てくるアニメをリアルタイムで見ていた世代なのです♪
また、我が子たちはディズニーとスタジオジブリの映画が大好きでセリフを覚えるくらい繰り返し見ていました。
それら日本のアニメの黎明期がこのようであったとは、驚きでしたし、
製作者たちのこだわりや強い思いがあって、世界に誇れる日本のアニメになったのですね。
そしてそこに、天才と奇才である高畑勲と宮崎駿の奇蹟の出会いがあったのです。

また、女性の新たな生き方・働き方も描かれていました。
男性が主夫となったり、事実婚があったり、がむしゃらに働く女性があったり、
実際はこのような形で認められるのはまだまだ先のことでしょうが（今でも難しい地方も…）、
このドラマを見る女性の視点は、家庭の犠牲を当然として働いてきた男性とは全く異なると思います。

何よりも、役者さんたち皆さんが本当に素敵でした。
主役の広瀬すずさんはいろいろ言われていますが、それも注目の証、
じいちゃん役の草刈正雄さんの言葉には何度も泣かされました。
北海道の牧場も、お菓子屋さんも、北海道を描く画家も、モデルがあり、
「このお菓子はあれのことだ！」「この牧場はあそこだ」「日勝さんの絵を見てみたい」等々、
楽しみや発見がたくさんつまった素敵なドラマ、半年間とても楽しめました♪