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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

ペトレンコ×辻井伸行

2018-05-12 | 音楽
楽しみにしていたクラシック音楽の演奏会に大宮ソニックシティへ♪
このホールが出来たばかりの頃はミュージカルを見たりやジャパンポップスを聴きに行っていましたが、
クラシック音楽を聴くのは初めてかもしれない!
 
(ホール内画像はソニック公式HPより) 
辻井伸行さんの演奏は10年前が初めて、今まで数回演奏会へ行ったことがあるのですが、
冬にTVで彼のドキュメンタリー番組を見ていたら聴きたくなり、
即コンサート情報をチェックして運よく近場のチケットが取れたのでした♪
指揮者とオーケストラは良く知らずに、いざ演奏会へ。
2,500人収容の大ホールは2階まで満席でした!

指揮:ヴァシリー・ペトレンコ
ピアノ:辻井伸行
管弦楽:ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

【プログラム】
・ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
・チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36

ロシアを代表する二人の大作曲家の演奏会でした。
指揮者ペトレンコ氏と腕を組んで登下壇する辻井さん、この時だけ目が不自由ということにハッとしますが、
演奏が始まるとエネルギッシュに、繊細に、全身から生み出されるピアノの音色に圧倒されます。
ラフマニノフが終わった時には、聴衆はもちろん楽団員全員が楽器を置いて拍手していました!

次のチャイコフスキーのピアノ協奏曲はピアノ協奏曲としては超有名!
第1楽章が20分と長くて大迫力のうちに終わるので、章の間ですが拍手がわきました。
一般的には章と章の間は拍手をしないことになっていますが、
それをご存じない方が多いとか、あるいはつい拍手してしまうほど素晴らしい演奏ってありますよね。
これって、演奏する側としては集中力が切れてしまうものなのかな?

今回演奏の曲はどれも以前聴いたことがあり、
交響曲の方は娘が学生時代にオケで演奏したのでカラヤン×べルリンフィルのCDをかなり聴き込んでいました。
大迫力の演奏はもちろん素晴らしかったのですが、
私はこの指揮者とオケの繊細な部分の演奏に心を揺さぶられ、何故か人の最期の時を思ってしまいました。
それぞれ第2楽章の細やかさ、溶けるように消えていくピアニッシモの音、全員でこの音を出すって難しいのでは!
さすが歴史あるオーケストラは素晴らしいと思ったのでした。

辻井さんのアンコール曲はショパンのノクターン第20番「遺作」
以前、アシュケナージとの演奏会の時にも聞きましたが、まあるいピアノの音の粒が天から降って来るようです。
辻井さんの演奏が終わると帰ってしまう人がいることがありますが、今回はそういう人が少なくて良かった♪
オケのアンコール曲はラフマニノフの「ここは美しい場所」、何だか嬉しい選曲♪
CDを買った人にペトレンコ氏によるサイン会もあり、サインしてもらえば良かった!と後悔しました。

TVで毎週楽しんでいる「ピアノの森」、コミック全26巻を大人買いしてしまいました!
でも、一部中古・・・書店さん、出版社さん、作家さん、ごめんなさい。
 
おチビはピアノを習っているので、連休中に来た時に弾くかもしれないと、綺麗にしておきました。
私が小学生から弾いていたピアノをこちらへ持って来て、娘も小学生からこれを弾いていました。
ちょっと弾こうとしたら、以前はすらすら弾けた「エリーゼのために」でさえ全く弾けなくなっていることと、
鍵盤の上にある指が、子どもの頃とはすっかり変わって太くなっていることに愕然としました!!
私はすっかり聴くだけの人♪