2月22日は「ニャンニャンニャン」で猫の日なのだそうです。
最近、猫が人気だそうです
ここから先は、多分にネコ贔屓になるので、犬好きの方はご勘弁を。
動画サイトにアップされた映像が話題になった「ネコ鍋」は、
DVDまで発売されています。
ネコと一緒に遊べる「ネコカフェ」
も大人気だそうです。
TVCMにもネコがたくさん登場します。
犬からネコにCMを変えたら売り上げがアップしたりとか。。。
我が家でもネコを2匹飼っています。
1匹は足先だけが白い黒猫
、もう一匹は真っ白い猫。
(このブログの自己紹介欄で使っている写真が白猫です)
2匹とも拾ってきた猫なのですが、
今ではすっかり家族の一員、まさに
猫かわいがり
しています。
最近読んだ猫の本を2冊紹介します。
内田百けん作 『ノラや』
内田百けんは明治時代に生まれ、
大正昭和に活躍した夏目漱石門下の小説家、随筆家です。
ふとした縁で家で育てながら、ある日庭の繁みから消えてしまった野良猫のノラ。
猫がいなくなってから毎日泣き暮らし、1週間顔を洗わず、
3週間も風呂に入ることなく悲しみ続けた60歳過ぎの大作家。
愛猫さがしにチラシ、新聞広告、英文広告まで作り、
「ノラやお前はどこへ行ってしまったのか」
と涙を流し続ける6ヶ月間が日記形式で綴られ、小説新潮に連載し続けます。
それを読んだ読者からの書簡
もこの中に一緒に収められています。
作家の悲嘆にも、読者からのいたわりの言葉にも目頭が熱くなりました。
村松友視 『アブサン物語』
我が人生の伴侶、愛猫アブサンに捧ぐ。
著者の愛猫アブサンが、'95年2月10日、21歳(!)の大往生をとげました。
直木賞受賞作『時代屋の女房』にも登場するアブサンとの「ペット」を越えた交わりを、
出逢いから最期まで、ユーモアと哀感をこめて描く感動の書き下ろしエッセイです。
アブサンを綴る文章に「あぁ、そうそうそうだよね~!」と思う箇所が随所にあり、
猫好きならネコの素晴らしさを共感できる作品だと思います。
アブサンの最期を語る数ページは、ネコを抱いてジ~ン
としながら読みました。
なぜ今、世間でネコがもてはやされるか、昨日TV
でこう語っていました。
犬
は、飼い主に従順で言われたことをちゃんとやりとげます。
それは、社会における自分の姿のような気がして落ち着かないのだそうです。
それにひきかえ、ネコの自由気ままさ。
その姿にあこがれ、のびのびとした姿に癒されるのだそうです。
我が家のネコも、何も出来ません。
でも、存在しているだけでいいのです。
息子は辛いことがあると必ず 「お前はいいよなぁ~代わりたいよぉ
」
と寝ているネコに顔をくっつけて愚痴を言っています。。。