カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

どのみち分からないものを判断する儀式

2012-02-02 | 境界線

 就職するときに面接をするのは普通だが、面接によって相手のことがどの程度分かるのかというと2%なのだという。どういう根拠で2%なのかは知らないが、そうなのか。ひょっとすると相手の一生を左右しかねない判断をするのだから、面接は適当であるとはとても言えない。もちろん会社にとってもだが…。しかしながらだからと言って他にいい方法があるのかというとなかなか適当なものは少ない。試用期間を設けて実際に働いてもらうことが一番なのだが、その期間にもよるのだろうけど、実習などで相手が分かるのは25%程度なのらしい。四分の一で判断しても間違うことがありそうである。実際のことを鏡みても、まあそうなのかもしれないな、とは思うが。
 面接をする場合、面接官が相手の善し悪しを判断する平均時間は60秒±30秒と言ったところらしい。本当にそういう短時間の印象で決めてしまうのが普通なのだ。まあ、これもそうかもしれないな、とは思うものの、考えてみると恐ろしい。
 じゃあ、お前はどうやって決めているのかと言われると、実はよく分からない。僕は面談にはそれなりに時間を掛ける方だと思うし、適当に相手の緊張がほぐれる程度には雑談をするようにしている。誰だって緊張するのが当たり前だから、緊張をどうやってほぐすかということばかり気遣っている感じだ。だからと言ってそれで本音が聞けてどうなのかというのは答えるのが難しいのだが、基本的にチームで働くことが多い職場なので、そのような協調性があるのかどうか、ということなんだろうと思う。この場を切り抜けようとしているな、というのは何となく感じ取れるので、そういう感じをつかめるといいかな、とは思っている。それでよかったかどうかははっきり分からないが、それなりに変わった人材の揃った職場のような気はする。うちに合っているという意味では、おおむね成功ということにしておこう。
 実際面接なんかで分かるとは、僕も信用してなくて、その後気持ちよく働けるようにということを気がける程度である。結局本人にやる気になってもらわないことには、力なんて出すことはできない。変な言い方だけど、うちを選んでくれた縁を信じるより無いのかな、ということなのである。まあ、採用するのは限られた人なので、それなりに恨まれてるかもしれなくて、僕は天国には行けないだろうな、とは思うんだけど…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする