カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

冬の稲妻

2007-02-09 | 雑記
 研修会を終えて外に出るとけっこう雨が降っている。来た時は雲ってはいたけれど、世界が変わってしまったようにも感じられる。今回は講師としてかなりプレッシャーを感じていたので(準備が思ったより大変だったんですよ。下調べもけっこうしなくてはならなかったし、ここ二日ばかりこれが気になってろくに何もできなかったぐらいなのである)、一仕事終わったということで、気分は晴れ晴れしている。天気と気分の落差が大きく、変な気分だ。
 しかしながらやっぱり気分はいいので自分にご褒美ということで(本当はそういう考え方は嫌いなんだけど)本屋を覗く。
 ちゃんぽん本(雑誌も含めて)というのがけっこう目に付く。まあ、あって当たり前だったとは思うが、意外と少なかったかも。世の中ラーメンばっかりだもんね。中には面白いものもあるが、名物ラーメンには興味がなくなってしまった。美味しいものを食べたいというのは分からないではないけれど、これが一番というランキングは面白くない。食い物を旨いというのはなんとなくいいんだけど、不味いというのは品がない。不味ければ黙って食べれば(もしくは食べなければ)よい。僕は西郷隆盛を尊敬しているのである。
 雑誌をいくつか買う。文庫本はあとがき(本文は読んだことがある)目的に買う。新刊本は立ち読みでなんとなく内容を掴んだ。まあ、買うことは無いと判断。チェックしている本も確認したので、後でアマゾンのカートから削除しなくてはならない。
 こういう時間は至福のひと時だ。家に帰って改めて本を開くときも気分がいい。父はそのためだけに本を買ってもいい、とつぶやいていた。僕も同感である。仕合せは、買った本を開くときなり。もちろんそのあとに失望することのほうが多いのだけれど…。
 帰りの高速道路では、激しい雷に襲われる。雨で視界が悪いのだが、稲光で目の前の世界がバッと開ける。車の中なので音は聞こえない。なんだか近いなあという感じもするが、愉快といえば愉快だ。気分の開放って、何でも楽しくするようである。
コメント
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