先輩に、「ほん代」なるものを貰った。
それで、いささか高価でためらっていた本を買った。
「西洋古典叢書 ギリシア詞華集3」である。
訳は、沓掛良彦。
発行は、京都大学学術出版会。
酒をめでる詩などを読みたかった。
ひとつひとつが短く、自分がおかれた状況にかなっていた。
以下は、パルラダスの詩のひとつ。
世に在る人は誰とても、ついには死ぬるがその運命。
死すべき身として生まれ、明日という日に己が生きてあるかを知る者なし。
さればおい、人間よ、これおばとくと心得て、大いに陽気にやるがいい、
存分に酒喰らい、死なんぞは忘れてな。
こんなはかない生を生きるのだから、アプロディテの愉しみを尽くすがよい、
そのほかのことは何もかも、運命女神の手にゆだねてしまうのさ。
それで、いささか高価でためらっていた本を買った。
「西洋古典叢書 ギリシア詞華集3」である。
訳は、沓掛良彦。
発行は、京都大学学術出版会。
酒をめでる詩などを読みたかった。
ひとつひとつが短く、自分がおかれた状況にかなっていた。
以下は、パルラダスの詩のひとつ。
世に在る人は誰とても、ついには死ぬるがその運命。
死すべき身として生まれ、明日という日に己が生きてあるかを知る者なし。
さればおい、人間よ、これおばとくと心得て、大いに陽気にやるがいい、
存分に酒喰らい、死なんぞは忘れてな。
こんなはかない生を生きるのだから、アプロディテの愉しみを尽くすがよい、
そのほかのことは何もかも、運命女神の手にゆだねてしまうのさ。