ジーニアス・オブ・モダン・ミュージックVOL.1 (BLUE NOTE)
1940年代後半の録音である。
にもかかわらず、セロニアス・モンクのピアノは、モダンである。
ジャズのスタンダードとなった曲がズラリ。
まさしく、不朽の名盤。
・ラウンド・ミッドナイト
・ルビー・マイ・ディア
・エピストロフィー
好きなナンバーだ。
演奏者の中には、ミルト・ジャクソンやアート・ブレイキーもいる。
アストル・ピアソラの曲を本人のバンドネオンで聞こうと思った。
クロノス・カルテットとの演奏で、「ファイブ・タンゴ・センセーションズ」。
〈ファイブ〉
1.眠り
2.愛
3.不安
4.目覚め
5.恐怖
時代や僕たちの住む社会のことを考えさせられる音楽だ。
オーボエ・コンチェルト/ケニー・ドリュー・ポートレイト(M&I)
「ベニスの愛~ケニー・ドリュー・ポートレイト」のこと。
木全信氏のプロデュースによってできたアルバムである。
1982年から1991年にかけてレコーディングされた曲が収録されている。
ベースは、ニールス・ペデルセン。
ドラムは曲によるが、エド・シグペンとアルヴィン・クイーン。
今夜は、これを聞いて、床につこう。
「ベニスの愛」とされているのは、アレッサンドロ・マルチェッロの「オーボエ協奏曲ニ短調」である。
マルチェッロは、マルチェルロとも表記される。
「オーボエ協奏曲ハ短調(またはニ短調)」は、三楽章からなる後期バロックの曲。
哀愁ただよう二楽章が、映画「ヴェニスの愛」で使われ、人気を博した。
「枯葉」は、多くのミュージシャンが演奏している名曲。
ケニー・ドリューの演奏は、6分を超えるもので、まさしく名演である。
全体としては、ハードバップ調のドリューをも存分に楽しめる曲集と感じた。
〈収録曲〉
1.モア
2.星に願いを
3.ベニスの愛
4.追憶
5.枯葉
6.月光
7.夢
8.マイ・ファニー・バレンタイン
9.スプリング・イズ・ヒア
10.エンジェル・アイズ