ジョー・ヘンダーソンの「ポギー&ベス」。
1997年の録音、Verve。
ジョージ・ガーシュウィンのオペラからだ。
幾つもの曲が、ジャズ風にアレンジされて演奏される。
一番有名なのは、「サマータイム」。
ひきつけらるものがなくて、なんとなく聞き流した。
眠かっただけか。
つまらないことに時間をとられ、うんざりしていたからか。
レイ・ブラウンの「黒いオルフェ:ブラック・オルフェウス」(1989,1991 Evidence)。
ジャズ・アルバムのガイド本に載っていて、聞こうと思っていた。
このアルバムに収録されている9曲に、「ベース・フェイス」と言う1曲を足して、「ベース・フェイス」(キング・レコード)と言う名前で発売されているアルバムがあることを後で知った。
それに、同じ「ベース・フェイス」(Telarc)との名前のアルバムがあって、曲としての「ベース・フェイス」が収録はされているが、他はかなり異なっているものがある。
ここらのこと、いささか注意しておいた方がいい。
〈「ブラック・オルフェウス」の演奏者〉
ジーン・ハリス(p)
レイ・ブラウン(b)
ジェフ・ハミルトン(ds)
〈収録曲〉
1.酒とバラの日々
2.アイ・ソウト・アバウト・ユー
3.黒いオルフェ:ブラック・オルフェウス
4.ハウ・インセンシティブ
5.マイ・フーリッシュ・ハート
6.プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ
7.浮気はやめた
8.星に願いを
9.昔のようでなく
広く知られた曲がならんでいる。
表情豊かで、美形なベースの音、ソロでは、それがはっきりでている。
「黒いオルフェ」、・・・・訳ありの二人の幸せを願う。今日、無事に過ごせますように。・・・・そんな感じ。
「マイ・フーリッシュ・ハート」、しみじみして、いいな。
「星に願いを」も「昔のようでなく」も、グルーヴィーでイカしてるな。
レイ・ブラウンの豊かな音、さすがだなと思う。
このアルバムは、ジャズを充分に愉しませてくれる。
ゆたかな気持ちにさせてくれる。
だけど、こんなことを言うのは、まことに失礼だとは思うのだが、このアルバムを聞いた直後に、ケニー・ドリューとニールス・ペデルセンの演奏を聴くと、技量、情趣、精神性、なんだかレベルが違うな、後者がはっきり高いなと感じた。
《黒いオルフェ:カーニヴァルの朝》は、多くのミュージシャンが演っている。
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vo カサンドラ・ウィルソン「ラヴァリー」
vo ヘレン・メリル「ヘレン・メリル」
vo アストラッド・ジルベルト「いそしぎ」
vo シルヴィア・テリス「ザ・ボッサ・スタイル」
tp アート・ファーマー「おもいでの夏」
tp フレディ・ハバード「ボディ&ソウル」
bs ジェリー・マリガン「ナイト・ライツ」
ts バルネ・ウィラン「フレンチ・ストーリー」
ts ポール・デスモント「テイク・テン」
ts スタン・ゲッツ「・ビックバンド・ボサ・ノヴァ」
b ロン・カーター「オルフェ」
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