“ポギー&ベス”

2023-09-09 | 【断想】音楽

 ジョー・ヘンダーソンの「ポギー&ベス」。
 1997年の録音、Verve。
 ジョージ・ガーシュウィンのオペラからだ。
 幾つもの曲が、ジャズ風にアレンジされて演奏される。
 一番有名なのは、「サマータイム」。
 ひきつけらるものがなくて、なんとなく聞き流した。
 眠かっただけか。
 つまらないことに時間をとられ、うんざりしていたからか。


“黒いオルフェ”

2023-09-09 | 【断想】音楽

 レイ・ブラウンの「黒いオルフェ:ブラック・オルフェウス」(1989,1991 Evidence)。
 ジャズ・アルバムのガイド本に載っていて、聞こうと思っていた。
 このアルバムに収録されている9曲に、「ベース・フェイス」と言う1曲を足して、「ベース・フェイス」(キング・レコード)と言う名前で発売されているアルバムがあることを後で知った。
 それに、同じ「ベース・フェイス」(Telarc)との名前のアルバムがあって、曲としての「ベース・フェイス」が収録はされているが、他はかなり異なっているものがある。
 ここらのこと、いささか注意しておいた方がいい。
 〈「ブラック・オルフェウス」の演奏者〉
  ジーン・ハリス(p)
 レイ・ブラウン(b)
 ジェフ・ハミルトン(ds)
 〈収録曲〉
 1.酒とバラの日々
 2.アイ・ソウト・アバウト・ユー
 3.黒いオルフェ:ブラック・オルフェウス
 4.ハウ・インセンシティブ
 5.マイ・フーリッシュ・ハート
 6.プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラブ
 7.浮気はやめた
 8.星に願いを
 9.昔のようでなく
 広く知られた曲がならんでいる。
 表情豊かで、美形なベースの音、ソロでは、それがはっきりでている。
 「黒いオルフェ」、・・・・訳ありの二人の幸せを願う。今日、無事に過ごせますように。・・・・そんな感じ。
 「マイ・フーリッシュ・ハート」、しみじみして、いいな。
 「星に願いを」も「昔のようでなく」も、グルーヴィーでイカしてるな。
 レイ・ブラウンの豊かな音、さすがだなと思う。
 このアルバムは、ジャズを充分に愉しませてくれる。
 ゆたかな気持ちにさせてくれる。
 だけど、こんなことを言うのは、まことに失礼だとは思うのだが、このアルバムを聞いた直後に、ケニー・ドリューとニールス・ペデルセンの演奏を聴くと、技量、情趣、精神性、なんだかレベルが違うな、後者がはっきり高いなと感じた。
 《黒いオルフェ:カーニヴァルの朝》は、多くのミュージシャンが演っている。
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 vo カサンドラ・ウィルソン「ラヴァリー」
 vo ヘレン・メリル「ヘレン・メリル」
 vo アストラッド・ジルベルト「いそしぎ」
 vo シルヴィア・テリス「ザ・ボッサ・スタイル」
 tp アート・ファーマー「おもいでの夏」
 tp フレディ・ハバード「ボディ&ソウル」
 bs ジェリー・マリガン「ナイト・ライツ」
 ts バルネ・ウィラン「フレンチ・ストーリー」
 ts ポール・デスモント「テイク・テン」
  ts スタン・ゲッツ「・ビックバンド・ボサ・ノヴァ」
 b ロン・カーター「オルフェ」
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