ジャズ・サンバ/スタン・ゲッツ&チャーリー・バード(1962 verve)
演奏は、以下の二人を中心に。
スタン・ゲッツ:テナー・サックス
チャーリー・バード:ギター
曲は、「ディザフィナード」、「鵞鳥のサンバ」他。
メシアンを聞いた後に、こう言うのを聞くと、音楽もさまざまと感じる。
オリヴィエ・メシアン(1908-1992)の「トゥーランガリラ交響曲(1946-48)」。
この曲のこと、次のように言われる。
以下、あちこちからの寄せ集めで、いささか脚色。
・20世紀現代音楽の金字塔
・交響曲の常識を遙かに凌駕
・交響曲史の終焉を思わせる
・型破りの10楽章構成
・メシアンの作曲話法の集大成
・極彩色のオーケストレーション
・宇宙的な普遍の愛をテーマにした超大作
・生と愛の謳歌
・愛の歌、喜び・時・運動・リズム・生と死への賛歌
・雄渾な音壁画
・音響の虹
久しぶりに聞き、これらの評に接し、確かに凄いと感じる。
その音空間は、天上にひろがっている。
形而上の世界だ。
地上のいとなみからは遙か遠くにある。
確かに色彩にあふれ、見たことのない虹がかかっている。
もし、絶海の孤島で、一人きりで、夜空から、あの音が響いてきたら、どうだろうか。
きっと、もっと、目が眩むだろう。
身動きがとれなくなるだろう。
何枚かのCDがあったので、どれで聞こうかと迷った。
「官能派の小沢征爾」のものにしようかと思ったが、新しいものにした。
ミュンフン:指揮
パリ・バスチーユ・オーケストラ
イヴォンヌ・ロリオ:ピアノ
ジャンヌ・ロリオ:オンドノ・マルトノ
グラモフォン盤
伊福部昭の「日本狂詩曲;JAPANESE RAPSODY」((1935)。
山田一雄:指揮
新星日本交響楽団
fontec
曲は、「夜想曲」と「祭り」の2楽章。
何というか、日本なんだ。
伊福部昭という人のこと、信用できるなと感じさせられる。
IFUKUBE, Akira:伊福部昭
Ballata Sinfonica:交響譚詩(1943)
Malmö Symphony Orchestra:マルモ・シンフォニー・オーケストラ
Jun'ichi Hirokami;conductor:広上淳一;指揮
BIS
シベリウスの「交響詩タピオラ」を聞いて、森を感じさせる曲を聞きたくなった。
伊福部昭の「交響譚詩」は、森でなく、杜かな。
シベリウスと言うと、「フィンランディア」を聞くことが多い。
今日は、「交響詩タピオラ op.112」.
バーヴォ・ベルグルンド指揮
フィルハーモニア管弦楽団
EMI
森の神タピオとその領地タピオラのことが描かれている。
北欧の森は、日本の森とは違うかも知れない。
でも、日本とフィンランドは、ともに国土における森林面積率が高い国。
似た感覚もあるものと思う。
森を感じさせる音楽。
J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」(BWV1007-1012)。
この組曲は、第一番から六番まで、6曲で構成。
すべて、舞曲となっている。
この曲の演奏では、カザルスのものが有名。
今日は、マイスキー盤(ポリドール)。
久しぶりに、CDケースを開いてみたら、3枚組の3枚目、第5番と第6番CDが駄目になっていた。
もったいないことをした。
「第3番ハ長調 BWV1009」だけにしようか。
J.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲第五番ニ長調 BWV1050」。
皆川達夫氏が、フランス的な明晰さが特徴と評していたパイヤール盤で聞く。
指揮:ジャン=フランソワ・パイヤール
パイヤール室内管弦楽団
DENON
リヒター盤にくらべ、第一印象は、ソフトできれいな親しみやすさ。
音にふくらみがある感じなのだ。
J.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲」。
その名は、北ドイツのブランデンブルク伯に献呈されたことに由来している。
第一番から六番まで、各10~20分くらいの曲。
各曲の楽器編成は、協奏曲と言うことで、独奏楽器群と合奏楽器群に分けられる。
とりあえず、「第五番ニ長調 BWV1050」を聞こうかと思う。
第五番の独奏楽器は、フルート、ヴァイオリン、チェンバロである。
合奏楽器は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネ(通奏低音)。
アレグロ(速く)、アンダンテ(ほどよくゆっくり)、アレグロ・アッサイ(非常に速く)の3つの楽章でできている。
先ず、皆川達夫氏が一番に薦めていたリヒター盤で聞く。
指揮:カール・リヒター
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
フルートは、オーレル・にこれ
ヴァイオリンは、ハンスハインツ・シュネーベルガー
チェンバロが、カール・リヒター
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