【本の紹介】
●宮大工と歩く奈良の古寺/小川三夫著/文春新書/2010年7月20日発行/950円(税込み)
平城京遷都千三百年ということで賑わいをみせた奈良。その地の法隆寺から長弓寺まで古刹十二ヶ所の建造物を宮大工棟梁である著者が案内してくれる。確かな視線と技のもと、その美しさの秘密、構造や工法のもつ特徴から匠たちの心意気まで坦々と語られる。五重塔の心柱は宙に浮いていることなど、興味深い知識も。感動は、対象物への知識があって、より高まるもの。この一書に目を通したあとに奈良の古寺を訪ねれば、何倍もの楽しみを得ることになろう。(聞き書き・塩野米松)
●宮大工と歩く奈良の古寺/小川三夫著/文春新書/2010年7月20日発行/950円(税込み)
平城京遷都千三百年ということで賑わいをみせた奈良。その地の法隆寺から長弓寺まで古刹十二ヶ所の建造物を宮大工棟梁である著者が案内してくれる。確かな視線と技のもと、その美しさの秘密、構造や工法のもつ特徴から匠たちの心意気まで坦々と語られる。五重塔の心柱は宙に浮いていることなど、興味深い知識も。感動は、対象物への知識があって、より高まるもの。この一書に目を通したあとに奈良の古寺を訪ねれば、何倍もの楽しみを得ることになろう。(聞き書き・塩野米松)