「蜻蛉日記」二○

2010-06-22 | 読書
●「蜻蛉日記」二○
 ・蜻蛉日記/上村悦子全訳注/講談社学術文庫
 ・二○/時雨の夜
 十月、時雨と言うには強い雨の夜更け。
 夫の兼家が、用事があるので帰ると言う。
 「強ひたる人あらむやは」
 こんな時に無理矢理、外に出る人はあるものかしら、と。
 ここには、植物は出てこない。
 186項にわたる蜻蛉日記のうち、20項まで読んだ。
 ここのところ、いささかつまらない。
 女の繰り言を聞くのに飽きたかな。
 ここらで、ひと休みにしようかと思う。
 休みっぱなしになるかどうかは、今後の気分次第。

花序は捩れて

2010-06-22 | 【草花】ETC
 淡い紅色のかわいい花。
 花茎が捩れて、螺旋状に小花が咲き連なる。
 ラン科の野の花。
 それはネジバナ(捩花)。
 ネジバナの捩れ方。
 右巻き、左巻き、途中で逆転と気まぐれ。
 ときに、捩れることがないという。
 さて、あなたの心の捩れ具合は。
 昨年の総選挙まで、わが国立法府は、「ネジレ国会」と呼ばれた。
 国会の売店では、「ネジレ饅頭」なるものが売られ、案外うまかった。