牡蠣はバターで

2007-02-09 | 【断想】牡蠣
 一昨夜、海鮮の店に入った。刺身も焼き魚、漬け魚、煮魚、揚げ物も結構旨かった。郷里の酒、菊姫を飲みながら食べた。氷見うどんもあったので、石川県にゆかりのある人の介在が思われた。しかし、牡蠣がおいてなかった。この季節なのに、残念なことだった。
 昨年秋以降、酒に食事に入った店に牡蠣があったら、必ず食べる。今年は、ノロウィルスの影響でおいてない店も多く、あれば、むきになって必ず注文する。買い物に出て、牡蠣を見つけたら必ず買う。家で食べるときは、鍋に入れるか、バター焼きにする。
 バター焼きのときは、水をきって、フライパンで、バター、醤油、胡椒、塩などで味をつけて焼く。しみだして残った汁が、濃厚な味がして、またおいしい。鍋に入れるより、牡蠣の味がしっかり残る。ワインや日本酒と一緒に食べる。
 本当は、生牡蠣を食べたい。
 私が、せっせと牡蠣を食べても、今年の牡蠣業者の打撃は、どうしょうもなかろうが。マスメディアは、もっと科学的知見に裏打ちされ、トータルで視聴者にどういう印象を与えるかに配慮した報道をして欲しいものだ。つまらない風評で、関係業者は困り、多くの人が、牡蠣のうまさに接することから締め出された。大いなる損失である。この類のことは多い。生まれて、生きて、それなりの知恵があれば、自然に得られる喜びを、自分たちの愚かさで、喪してしまうということがゴロゴロだ。