銚子・角巳之・三代目

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待望の(サバ)水揚げ③

2019年12月01日 | 日記・エッセイ・コラム
写真は、大型巻き網船(の運搬船)...。非常に大きな船です。船首下の部分、バルバスバウ
と呼ばれる波除装置部分が、ぐっと沈んでいる...。ということは大漁...。この風景、15年前
に見た時は、非常に壮観で感動したのを覚えております。最近は見慣れた日常生活の一部...。
その他含めて、慣れ過ぎの弊害も一部感じておりまして...。ブログも15年になるんだな~と。
その15年前の今頃、銚子港は1日5,000㌧、7,000㌧...というとんでもない数量の
サバが連日水揚げされており、右も左も分からない私でありましたが、先輩方から声を掛けて頂き、
水揚げから選別~箱詰め~...、一連の流れを経験させて頂いておりました。この経験、今となって
は大変貴重で、今に至る漁業(水産業)を見る際の自らの中心線であるように感じております。
当時35歳、体力にはいささか自信がありましたが、わずか1日でその自信は砕かれました...。
銚子のサバの(殆どの)購入単位は10㌧車一台...。例えば5,000㌧の水揚げあれば、
10㌧車は延べ500台も必要で...。購入された水産会社さんは箱詰作業等を行いながら、
水揚や配車の順番を待ち、作業が滞らないように様々な手配をする。さながら職人芸のような
世界でした。サバは鮮度劣化が早く、とにかく早く処理しなければならず...。1箱10kg~
15kgの話、大したことない...と思いましたが...。作業は延々と続き...気が付けば翌朝、
朝日が出ていた...ということもしばしば。たった1日で、恥ずかしい話ですが全身筋肉痛で
動けなくなり...。内心、とんでもない世界に入ってしまったなと思ったものです...。
とにもかくにも(ここ十数年の)銚子の冬の風物詩、サバの水揚げが始まりました。気が付けば
本日12月1日...。師走。早いもので今年もあと1ケ月です。