銚子・角巳之・三代目

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シクラメン

2006年12月16日 | 

100_0860 写真は冬の代表的な花・シクラメンです。有名な歌の歌詞にもなっているので名前くらいは知っておりましたが、今まで、そのシクラメンなる花がどの季節に咲いているのか?など皆目見当が付きませんでした。色はすべて真綿色、薄紅色か?....とも思っておりましたが、青や鮮やかな赤など、実に多くの種類が有ります。最近は野草から鉢植え、切花など師匠がおりますので、いろいろ教えて頂いております。この花、原産は中近東(トルコ~イスラエル)周辺、和名は篝火(かがりび)花と呼ばれているそうですが、地中海周辺ではブタノマンジュウ(豚の饅頭)と呼ばれているらしい。本当なら何とも無粋な話、どこが豚の饅頭で、どんな由来なのか調べてみようと思っております。千葉県内では温暖な気候を生かして花の栽培が盛んです。写真は旭市のシクラメン。東京の有名な花屋さんに出荷されているそうです。


たちまち砕く厚氷

2006年12月15日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0900 昨日の1周年にあたり皆様方から沢山の連絡を頂きました。誠に有難うございます。今後さらに精進して参ります。さて....、目指すは本所松坂町。狙うは怨敵・吉良上野介ただ一人でござる.....。赤穂浪士は本懐を遂げ(討ち入りに成功し)ますが、全員切腹を命じられます。戦が無くなって久しい泰平の世。忠だ、孝だと言っても、まさか主君の仇討ちを果たすなど、幕府(体制側)は狼狽しただろうと思います。反対に庶民は拍手喝采、各地の城主はもし自分が同じ立場だったら家臣たちは仇討ちに及ぶだろうか?と。立場上、赤穂浪士を庇えないけれど心中大きな拍手。そして疑心暗鬼になった事でしょう。昨今のニュース等を見ると、これらの話、現代に通じるところがかなりあります....。泰平の世が続き、行動が伴わない口先だけの世界が広がって、精神世界の未成熟さが危うさを露呈していますので...。さて、一昨日ご紹介しました俳諧の達人・大高源五はその生涯の終りに、以下のような辞世を残しました。“日の恩や・たちまち砕く・厚氷”......。この句は今でも両国橋近くに残っております。さて、この意や如何に....。


連載1周年!

2006年12月14日 | ブログ

100_0899 本日、連載1周年を迎えました。いつもお付き合い下さっている皆様方、誠に有難うございます。正直に申しますと、ブログの先行予約機能などを使っており、正確には毎日更新していた訳ではありませんが、それも数えるほど。ほぼ毎日、見たり、聞いたり、感じたりしたことを文章にして参りました。沢山の方々に盛り上げて頂き、それが継続の大きな原動力でありました。本日は連載1周年にあたり、皆様方の平素のご厚情に深く御礼申し上げます。ブログは今後も継続致します。2年目はどんな形で進めていくのが良いか、思案しておりますが、皆様方のご意見を参考にさせて頂きながら、また1歩ずつ進めて参りたいと思っております。本日の写真は昨日の犬吠埼。久しぶりに穏やかな姿でした。それでは今後とも宜しくお願い申し上げます。


あした待たるる....

2006年12月13日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0897_1 明日、連載1周年を迎えます。何故12月14日から始めたのかと言うと、思い立った日から一番早い大安日(昨年)だったから。ただそれだけ。ああそろそろ1年かと今までを振り返っておりましたら、14日は赤穂浪士の討ち入りの日だと思い出しました。赤穂浪士の討ち入り、忠臣蔵は私などが語るまでも無い有名な物語。日本人はこういう物語が本当に好きです。これも世代間のズレがあるのでしょうが....。さて、忠臣蔵の有名な一幕に、松尾芭蕉の高弟で、芭蕉十哲の一人と言われた宝井其角(きかく)と赤穂浪士・大高源五が討ち入りの前日に両国橋の上で出会う場面があります。俳諧の達人でもあった大高源五の身の上を案じた其角が、“年の瀬や・川の流れと・人の世は”と問うと、“あしたまたるる・その宝船”と返します。其角はこの句によって赤穂浪士の討ち入りを察したそうです。今から300年以上も前の話。幾分脚色も加えられているのでしょうが、この“間合い”や、直接的な表現ではなく、句に著して相互の心中を察するなど、まさに“粋”であります(この言葉もはや死語かもしれませんが....)現代は便利で、携帯等によって直接的な会話が瞬時に出来るが故に、心中を察するとか、気遣いとか、そういう部分が欠落し、もって物質的には豊かだけれども精神世界の充足が得られない。そんな刺々しさを孕んだ世相なのでしょうか。振り子は右に振れれば左にも同じだけ振れてバランスを取ろうとする。最近はその“振れ戻り”が大きくなっているように思います。あした待たるる....、明日で1年、早いものです。


たくあん作り

2006年12月12日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0892一昨日、印旛の直売所さんに立ち寄りましたらダイコンが干してありました。今はたくあん作りの旬なのだそうです。ダイコンは必ず葉付きで干し、ある程度乾燥したら塩を塗り、ぬか床へ。ぬか床はそれぞれで、柿やりんごの葉を入れる人もいるし、コンブなどを入れる人もいる。塩だけで何も入れないところも。それぞれが家庭の味だと言ってましたが、最近、家庭にぬか床が有るところの方が珍しい...。ただ食育の浸透など、食べ物を作る苦労や楽しみを知ろうということで、興味を持たれている方も多いと聞きます。たくあん用のダイコンは青首ではなく、白ダイコン(練馬ダイコン、三浦ダイコンなどがこの範疇のようです)でないと上手く出来ないとの事。私にはその理由が良く分かりませんが....。たくあんというと、弁当のご飯の隣に2切れくらい付いていて、名脇役ではあるけれど、どんな風に作られているか?など気にも留められないかもしれません。ダイコンを洗って、干して(数週間)、漬け込んで(数週間)....、これまた非常に手間と時間が掛かり、天候にも左右される。市販のものの多くは、時間短縮され調味料等で均一な味になっておりますが、農家の方が手間ひま掛けて作る“たくあん”は、綺麗な色はしていないけれど噛めば噛むほど味が出る。そんな逸品です。


ヤナギダコ

2006年12月11日 | 銚子のうまいもの

100_0863 写真はヤナギダコを茹でてブツ切りにしたもの。ツマミには最高です。タコも色々な種類がありますが、ヤナギダコは小型で、柔らかいのが特徴。北海道では銀ダコと呼ぶそうです。有名なたこ焼きチェーンの名前を思い出しました。あのタコもこのヤナギダコなのだろうか?...、そんな事を考える余地も無く、美味いので酒が進みました...。写真のものは知人に頂いた物ですが、最近の国産タコは本当に貴重品。世界的にも品薄のようで...、これらも高級品になってしまうんでしょうか。


エチオピア

2006年12月10日 | 銚子で揚った珍しい魚

100_0888 写真の魚に遭遇し、名前が分からないので周囲に確認したら、ああこれエチオピアね。....との回答。早速図鑑で調べてましたが、エチオピアなる名称の魚は見当たらない。いろいろ調べてみると、シマガツオという魚のようです。その事を周囲に確認したら、どうもシマガツオやその類似種を総称してエチオピアと呼んでいるらしい....。でもどうしてエチオピアなのか?今のところ不明です。


ゴマサバ味噌煮

2006年12月09日 | 銚子のうまいもの

100_0862 銚子でゴマサバというと、何だゴマサバじゃねえか~。何て言われ、あまり価値を認めて頂けなかったりします。マサバに比べ水分含有量が多く、塩サバ等に加工した時、身が割れ易かったりするからだそうです。でも関西や九州に行くとゴマサバのほうが評価が高かったりする。またウルメイワシも関東では人気がなかったりしますが、四国では人気があるようです。どちらが良いか?という問題ではなく、揚がった後の調理方法の違いであったり、風土、伝統、郷土料理との関係だけの話のように思います。最近は伝統の継承もままならないような風潮もありますが....。さてゴマサバ、味噌煮にして頂きました。全く問題ない、どころか、これサバの味噌煮として最高の味です。マサバか?ゴマサバか?と言っているのは専門家の話で、最終的にどんな料理になって、どう食べるか?なんだろうと思います。ただゴマサバに水分が多いのは事実のようで、魚を購入する際にその魚の特徴や、その特徴にあった調理方法を教えてくれる魚屋さん等で購入するのがベストのようです。味噌煮のような濃厚な味付けではマサバ、ゴマサバの違いは際立ちませんが、〆サバ等に加工した場合、魚好きな方は独特の違いを感じるかも。そのぐらいの違いのようです。サバの味噌煮にネギ。は以前、サバの健康効果と題して掲載しました。健康云々より、サバの煮汁が染みたネギ...。これだけで美味いです。寒くなってきて、何回も掲載しております印旛のあのネギが最高に美味い時期になりました。寒サバと印旛の極上ネギ。最高の相性だろうと思います。


真珠湾

2006年12月08日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0618 本日12月8日、新高山登れ1208(ニイタカヤマ・ノボレ・ヒトフタマルハチ)の暗号と共に開始された真珠湾攻撃から65年後にあたります。TV等でも特集番組などが組まれ、アメリカは事前に知っていて、戦争の妥当性を演出するためにあえて攻撃を受けたとか、様々な切り口で紹介されております。アメリカと日本の国力・資源量の絶対的違いを十分に認識していながら時代の雰囲気に抗えず開戦。戦争反対の立場を取る指揮官が、自分の信念とは異なる組織の決定にどう対峙してきたか。昨日のNHKでやってました。当時の世相で戦争反対を声高に主張した人々は弾圧され、軍国主義一辺倒であったものが戦後は一転、民主化。時代の“雰囲気”というのは恐ろしいものです。我々30代は戦争の話も本の中の話か先人からの聞き語り。その先人も戦争の記憶のある世代がどんどんいなくなっております....。本日は12月8日の意味を改めて考える日にしたいと思っております。ちなみに新高山とは台湾(当時日本領)の阿里山(3900m超の山々を頂く連峰・当時日本で一番高い山)を指しているのだそうです。


12月・定例会

2006年12月07日 | 花筏倶楽部

100_0871 先日、12月の花筏倶楽部が開催されました。会の名前は発起人であるT教授から、エコ・ビビッドなる名称を賜っておりますが、由来の詳細は長くなるので...、便宜的に花筏倶楽部で通します。この日もピアノ演奏付き。先般亡くなられたポール・モーリア特集あり、ビートルズあり、サイモン&ガーファンクルの“明日に架ける橋”の生演奏は染みました。また合唱部OG・T教授の美声まで...。最後は“冬ソナ”メドレーで閉会。時間が経つのを忘れ、気が付いたら深夜になっておりました。実に様々な方々が参集し、芸術作品、旬の肴、各地の銘酒に囲まれ、地域で起っている問題など、いろいろな話題をみんなで語り合う会。地域問題を語るに、行政~市民という間に、このようなサロン的な居場所があることの大きな意義を感じております。それから写真左側に華子さんが映っております。この時は“冬ソナ”が演奏されておりました。華子さんうっとりしておりました。彼女は犬ではなくて人間のお嬢様。やはり冬ソナに惹かれているようです。写真手前(後ろ向き)に見えるのは銚子のヨン様...と呼ばれているK先生。彼は私と中学・高校の同級生でありますが、確かに.....似ています。百聞は一見にしかず。彼の診療所でお確かめ下さい。


カモメ集結中!

2006年12月06日 | 銚子のカモメ

100_0848 各地からカモメが帰ってきました。セグロ(カタクチイワシ)の水揚げ時など、また空一面にカモメの大軍団。銚子では日本近海で見ることの出来るほぼすべての種類に遭う事が出来ます。写真の一団も同一種類ではなくて、良く見ると足が赤かったり、黄色だったり....。最近はこれらに加えて以前掲載しましたトビや青サギまで。ドック内の浅瀬ではオオバンの幼鳥が泳いでますし、中堤防付近にはウミウの一段が整列しております。寒くなって参りましたが、それによって風景は輝きを増し、各地からタレントが多数集って、日常生活に彩が加えられております。


清々しい朝

2006年12月05日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0841 TVの影響とは凄いもので、銚子丼の記事へのアクセス数が1300件/日を越えました。そろそろ開設1年になりますが、こんな数字は見たことがありません。TVに出る出ないに関わらず、銚子丼は美味しいですし、また、きみ野さんでは銚子丼以外にも美味しいものは沢山あります。TVで放映されていたお店は銚子でも有名なところばかり。間違いなく美味しいですが、銚子にはまだまだ隠れた名店が沢山有ります。このブログが、こういう隠れた名店を探す一助にでもなれば幸いです。銚子大橋近くのA店とか、渡船場近くのK店とか...これからの季節は海鹿島(あしかじま:犬吠埼近く)にある割烹旅館NYさんのアンコウ鍋。これは鳥肌もの。鍋まで舐めたくなるような味です...その他、沢山・沢山....。さて12月を迎え、銚子港の朝の風景も一段と輝きを増しております。写真は昨日早朝の銚子港、仕事を忘れてしばしこの風景に見入っておりました。清々しい気持ちになります。それにしても、急激に寒くなって参りました。何卒ご自愛下さい。


ハダカイワシ

2006年12月04日 | 銚子で揚った珍しい魚

100_0853 偶然、ハダカイワシを見付けました。これ俗称でも何でもなく正式名称です。見た目は気味が悪いですが、味は最高なのだそうです。以前、イワシの骨せんべいでご紹介した渡船場近くのK店のマスターに聞きました。K店のマスターは漁師さんのご子息で魚のスペシャリスト、この方が言うのだからまず間違いはありません。ウロコはあるようですが、網に掛かった時に擦れ、取れてしまうそうです。腹側に見える斑点は発光器のような役目をして、そこから光を発する。深いところにいる魚なのだと思います。銚子以南、尾鷲とか高知とかでは一般的な美味なる魚として通っているとも聞きました。脂が強く、味は濃厚だそうです。


漁港の青サギ

2006年12月03日 | 銚子のカモメ

100_0844 このところ毎朝、漁港に1羽の青サギがいます。本来は田んぼなどに生息している鳥らしいのですが、漁港にはエサがあると学習したのでしょうか。カモメやトビなどと喧嘩する訳でもなく、早朝のあるひと時だけ、ご覧のような姿で海を眺めております。背中で何かを語っているようで、最近は市場に行くたび、この青サギは来ているだろうか?と気になり始めました。カモメ等に比べかなり警戒心が強いようで、少しでも近づこうとすると飛び去ってしまいます。漁港の青サギ、何か絵になっているように思います。


水滸伝!

2006年12月02日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0606 最近、ある本にハマッてます。北方謙三さんの水滸伝です(水滸伝に付いてはご存知の方も多いかと思いますが) 世の中の乱れが生じた中国のある時代、世を憂う好漢達が“梁山泊(りょうざんぱく:梁山湖という湖のほとり)”に集い、世直しのために決起する...。簡単に言ってしまえばそれだけなのですが、何せ108人の魅力あるキャラクターが次々と登場し、複雑にそれらが交じり合う....。ちょっとこれは簡単には言い表せません。水滸伝は沢山の作家が書物にしており、この本は何気なく眺めていただけなのですが、気がついたら1冊読み終わっておりました。文庫は全部で19巻だそうです。楽しみでもあるのですが、年の瀬の繁忙期に困ったな~。とも思っております。読み始めると何もかも忘れて集中モードに入ってしまいますので...。それだけ面白い。気が付いたら1冊読み終わっていたというのは久しぶりの感覚です。北方謙三さんの本は始めて読みました。今までハードボイルドなるカテゴリーが良く分からないでおりましたが、歴史に思いを馳せ、登場人物の生き様に触れるに、なるほどこれは年を重ねたり、困難試練に遭遇しなければ理解し難い境地なのかもしれないと思うようになっております。右の書籍案内に掲載しましたので、詳細はそちらを。また天保水滸伝も掲載しました。これは銚子の両隣、飯岡と東庄の物語。利根の川風袂に入れて~で始まる浪曲の定番です。