銚子・角巳之・三代目

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たくあん作り

2006年12月12日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0892一昨日、印旛の直売所さんに立ち寄りましたらダイコンが干してありました。今はたくあん作りの旬なのだそうです。ダイコンは必ず葉付きで干し、ある程度乾燥したら塩を塗り、ぬか床へ。ぬか床はそれぞれで、柿やりんごの葉を入れる人もいるし、コンブなどを入れる人もいる。塩だけで何も入れないところも。それぞれが家庭の味だと言ってましたが、最近、家庭にぬか床が有るところの方が珍しい...。ただ食育の浸透など、食べ物を作る苦労や楽しみを知ろうということで、興味を持たれている方も多いと聞きます。たくあん用のダイコンは青首ではなく、白ダイコン(練馬ダイコン、三浦ダイコンなどがこの範疇のようです)でないと上手く出来ないとの事。私にはその理由が良く分かりませんが....。たくあんというと、弁当のご飯の隣に2切れくらい付いていて、名脇役ではあるけれど、どんな風に作られているか?など気にも留められないかもしれません。ダイコンを洗って、干して(数週間)、漬け込んで(数週間)....、これまた非常に手間と時間が掛かり、天候にも左右される。市販のものの多くは、時間短縮され調味料等で均一な味になっておりますが、農家の方が手間ひま掛けて作る“たくあん”は、綺麗な色はしていないけれど噛めば噛むほど味が出る。そんな逸品です。