銚子・角巳之・三代目

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たちまち砕く厚氷

2006年12月15日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0900 昨日の1周年にあたり皆様方から沢山の連絡を頂きました。誠に有難うございます。今後さらに精進して参ります。さて....、目指すは本所松坂町。狙うは怨敵・吉良上野介ただ一人でござる.....。赤穂浪士は本懐を遂げ(討ち入りに成功し)ますが、全員切腹を命じられます。戦が無くなって久しい泰平の世。忠だ、孝だと言っても、まさか主君の仇討ちを果たすなど、幕府(体制側)は狼狽しただろうと思います。反対に庶民は拍手喝采、各地の城主はもし自分が同じ立場だったら家臣たちは仇討ちに及ぶだろうか?と。立場上、赤穂浪士を庇えないけれど心中大きな拍手。そして疑心暗鬼になった事でしょう。昨今のニュース等を見ると、これらの話、現代に通じるところがかなりあります....。泰平の世が続き、行動が伴わない口先だけの世界が広がって、精神世界の未成熟さが危うさを露呈していますので...。さて、一昨日ご紹介しました俳諧の達人・大高源五はその生涯の終りに、以下のような辞世を残しました。“日の恩や・たちまち砕く・厚氷”......。この句は今でも両国橋近くに残っております。さて、この意や如何に....。


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