最近、ある本にハマッてます。北方謙三さんの水滸伝です(水滸伝に付いてはご存知の方も多いかと思いますが) 世の中の乱れが生じた中国のある時代、世を憂う好漢達が“梁山泊(りょうざんぱく:梁山湖という湖のほとり)”に集い、世直しのために決起する...。簡単に言ってしまえばそれだけなのですが、何せ108人の魅力あるキャラクターが次々と登場し、複雑にそれらが交じり合う....。ちょっとこれは簡単には言い表せません。水滸伝は沢山の作家が書物にしており、この本は何気なく眺めていただけなのですが、気がついたら1冊読み終わっておりました。文庫は全部で19巻だそうです。楽しみでもあるのですが、年の瀬の繁忙期に困ったな~。とも思っております。読み始めると何もかも忘れて集中モードに入ってしまいますので...。それだけ面白い。気が付いたら1冊読み終わっていたというのは久しぶりの感覚です。北方謙三さんの本は始めて読みました。今までハードボイルドなるカテゴリーが良く分からないでおりましたが、歴史に思いを馳せ、登場人物の生き様に触れるに、なるほどこれは年を重ねたり、困難試練に遭遇しなければ理解し難い境地なのかもしれないと思うようになっております。右の書籍案内に掲載しましたので、詳細はそちらを。また天保水滸伝も掲載しました。これは銚子の両隣、飯岡と東庄の物語。利根の川風袂に入れて~で始まる浪曲の定番です。