銚子・角巳之・三代目

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風評被害!

2006年12月28日 | 銚子のうまいもの

100_0941 昨日がマンリョウ(万両)、縁起物と書きましたが、本日は紅白の刺身。これまた縁起物だと思います。ダルマ(バチマグロの幼魚)とイカで紅白。沢山の種類の魚に囲まれている銚子港で、ダルマやイカなんか掲載するなという声が聞こえてきそうですが、こういうシンプルな刺盛もいいな。と思っております。ダルマは延縄船団が朝水揚げしたもの。シンプルというと、少々誤解があるかも。一番の贅沢と言うべきかもしれません。水産物と言うだけでなく、日本の食糧事情の象徴となりつつあるマグロ。世界的な資源保護の動き、輸入依存、無理を重ねた流通、部位のアンバランス.....。本年は何度か掲載しましたが、マグロを通して世界や将来が見える。来年はそれが一層際立ってくるものと思います。それから昨今の状況でどうしても解せないもの、それは“風評被害”です。ノロウイルス報道が端的にそれを現しています。正しい知識、食べ物に対する関心が深ければ、ああノロウイルスね。これは自然界にあるものだし、体調が悪ければ生食しない、十分に加熱する。手洗い・うがいはこの問題への対処だけでなく、自らの健康管理....。で終わる話が、どんどん横道に逸れて行き、最終的には報道の有った食材を食べないようにしよう。になってしまいます。消費者としては一見、賢明な行動のように思いますが、これは木を見て森を見ない行為ではないだろうか?と思っております。皆さんはどう思いますか?